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2019.03.04 (Mon)

一見何気ないことから分析できること

台湾の日本との安全保障対話の提起、米朝首脳会談の行方、二つとも、政権中枢担当者、分析者にとって、近年稀に見る外交分析上の「難題」となった感がある。

私は、政治ブロガーとして自分のことを、専門家だとは思っていない。外交分析に関しては、自分の経験と勘を頼りに公開された情報から自然に導かれるシナリオ、それが外交分析の王道であろうとみている。

実は30歳の頃、ある上司から分析の作法として、公開情報から自然に導く手法を徹底的に仕込まれた。その上司は早稲田雄弁会のOB。その上司が語ったこと、ノウハウ、ウンチクは、岡崎久彦の本に書いてあることを知った。最近になって、岡崎久彦を読んでいくうちに、上司が語ったことと、岡崎久彦の本に書いてあることが酷似していることに気がついたのである。

渡部昇一の諜報分野に関する本にも、似たような趣旨のことが書いてある。難題にぶち当たった際に、新たな発想による取り組みが、当事者、分析者双方に必要となる。「発想法」(渡部昇一)は、この分野の名著である。渡部昇一の「発想法」の小見出しの言葉を借りれば、「新局面に対応できる能力」が必要になるのである。

さて、分析したい素材があるとして、その全貌を知る手がかりは、実は身近なところにあると私はみている。

「ドイツの秘密情報機関」 (関根伸一郎)という本に書いてあったことだが、旧ソ連時代の情報分析に際し、交通の要所を通過するトラックの台数について統計をとり、とある人がしかるべき見解を導いたそうである。
また、この本は、西側スパイの地道な情報収集、分析作業を、諜報活動の成功例として紹介している。


そこで、身近な事例とは具体的にどのようなものであるのか、以下に三つの事例で示す。


■事例1 スバル車の故障からわかること

スバルは、今度はブレーキランプをつけるためのスイッチの不具合に関するリコールを発表した。

―― 参考情報 ――――――――――

スバルが過去最大規模のリコール、年間販売2倍以上の226万台[新聞ウォッチ]
https://response.jp/article/2019/03/01/319627.html

―――――――――――――――――

実は、3年くらい前に、スバルのフォーレスターのほぼ新車状態の車を国立公園の駐車場で見かけ、ブレーキランプの片方が点滅していないことに気がついた。運転していた人が、メカに詳しそうもない、まともそうな人だったこともあり親切心から指摘させていただいた。
当時、私は、ほぼ新車状態の車のブレーキランプ故障を単純な球切れとみていたが、車の電気回路に詳しい人なら、ブレーキランプの単純な球切れではない可能性に気づくはずである。
あの時は、後年のリコールに発展するとは思いもしなかったが、こうしてニュースになるということは、スバルはユーザーからの多くの指摘・苦情等を無視し、放置してきたような気がする。無視できないレベルの政治的凄腕ユーザー(あるいは、中央省庁官僚、あるいは政治家)が故障に遭遇、スバルは仕方なくリコールしただけではないのか。

以前、スバルネタで出稿した際、スバルの営業担当と思われる方から嫌味たっぷりのコメントをいただいたこともある。
また、ある自動車系企業の設計部門の人から、リコールと解釈されるものを敢えてリコールにしない社内操作(解釈操作、情報隠蔽)するという話を本音ベースで伺ったこともある。

これら三つの事象を繋ぎ合わせると、スバル社員は、過去数年間、設計部門、営業部門、顧客対応部門、それぞれの立場でどれだけ顧客軽視の対応をしてきたということになる。
私の見立ては、論理の飛躍であろうか?スバルの製品不良、不祥事は起こるべくして起き、表面化しただけではないか。



■事例2 意外な人の意外な挙動からわかること

俗に、いい人というのは、意外な場所での振る舞いで分かるものだ。誰に対しても自分が善人だと言う人ほど、胡散くさいものはない。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.nikaidou.com/archives/110198

投稿:安倍はいい人
 2019/03/03 19:42   -貴様ら!俺の言うことを聞いてみませんか?

私、ふと思い出したんだけど、安倍に遭遇したことあるんだ。靖国神社。九段高校に用があって行ったことがあり、靖国の前を横切った。安倍が何故か秘書と一緒に鉄鳥居から入っていくところだった。確か首相やめて失意のころじゃないかな。
でもこの人はいい人だなとおもった。政治家なら、本殿近くに車停めていけばいいのに、わざわざ鉄鳥居のところに車から降りて、誰も見ていない俺しかいないところで、降りてそこから歩いて入っていこうとしていた。ちょっと声かけたら。「どうも」と軽く会釈していた。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

多くの保守層が、若い時分の安倍晋三靖国神社散歩、参拝を何度も目撃している。
何度も何度も参拝してきた人が、首相になってなかなか参拝できない理由は別にあるとみるべきである。誰かが、参拝させまいとして妨害してきたということ。
例年のような、7月末から8月上旬にかけてのアメリカ国務省と外務省のやり取り、アメリカ国務省関係者の訪日予定などから、首相の靖国参拝に圧力をかけている主体が誰であるのか?推論することは可能である。

―― 参考情報 ――――――――――

首相の終戦の日の靖國不参拝 米中思惑のシナリオ
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-214.html

安倍首相靖国参拝見送り 参拝を諦めさせるために米国要人来日を画策した者がいるはずだ!
http://nihonnococoro.at.webry.info/201308/article_13.html

―――――――――――――――――


■事例3 日教組組織率の推移からわかること

日教組組織率からお馬鹿世代の境目を特定することが可能である。

―― 参考情報 ――――――――――

日教組の組織率、過去最低の22・6% 42年連続低下
https://www.sankei.com/life/news/190301/lif1903010045-n1.html

―――――――――――――――――

すなわち、45年前の大学卒業者あたりから、日教組信者教員は減ったと推論可能ではないのか。
年齢的には現時点で67歳前後が境目となる。
なお、昭和30年末期~40年代入社社員にろくな人がいなかったという自身の経験則と、日教組組織率の境目は符合している。



まとめに入りたい。

目の前に不可解な事象があろうと、たじろぐ必要はない。
テレビのコメンテーターたちの発言、朝日、毎日、中日、東京、信濃毎日、北海道などの社説に惑わされる必要はもちろんない。地上波やBSのテレビの政治番組、コメンテーター発言は、雑音でしかない。


政治ブロガーは、朝日、毎日、中日、東京、信濃毎日、北海道などの論説主幹、売れっこの売文作家のように金になるという理由で、準備不足のもの、書けないものを無理して背伸びして書く必要はない。
焦っても、何の解決にもならない。

やるべきことは、情報を収集し、これまでの情報を精査し直すことである。従前の見方で説明がつかないなら、見方を変えるか、発想を変えるしかない。ノウハウ、ウンチクは、岡崎久彦や渡部昇一の本に書いてある。
それ以外の方法はない。


台湾から今までになかったシグナルが出ているなら、シグナルの背景にあるものを調べるべきだし、
米朝首脳会談でのトランプの突発的な協議中止決定は、大統領選挙期間中のトランプ流の「続出した、寸止め」発言を思い出せば違和感はない。トランプが敬愛していた、レーガン政権時代の外交経緯を調べれば類似事象との比較で意図するものが何であるのか、自然な流れでシナリオを導くことは可能なはずである。

―― 参考情報 ――――――――――

ぶら下がりインタビュー 米朝会談について専門家の解説
http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-6547.html

ハノイ米朝会談を故意に破談させたトランプ
http://tanakanews.com/190302korea.htm

―――――――――――――――――

以上

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Comment

Re: 「符号」と「符合」

> 些細な指摘をお許しください。文中、「符号」は「符合」でしょうか。

うっかりしておりました。
「符合」に訂正します。ありがとうございました。
管理人 |  2019.03.04(月) 10:35 | URL |  【編集】

「符号」と「符合」

些細な指摘をお許しください。文中、「符号」は「符合」でしょうか。
カオル |  2019.03.04(月) 08:00 | URL |  【編集】

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