FC2ブログ
2019年06月 / 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

2018.12.12 (Wed)

外国人労働者問題  読むべきもの

本稿は、「外国人労働者受入れ問題」が即「移民受入れ拡大」であるとして、問題視する現象に対する私見。



私は、どちらかというと、最低賃金以下で働く単純労働の外国人労働者を受入れ拡大することは、最終的に移民受入れ拡大に繋がり、治安悪化、外国人参政権をもたらすことを予想しており、絶対反対のスタンスである。

これに対して、政府は、労働力不足を背景に、三十万人規模の外国人労働者を受け入れる準備を進めている。



政府はこう述べている。

・官房長官は、外国人労働者の賃金を日本人並とすることで、外国人実習生感覚での労働者を増やすつもりはないとした
・政府は、日本と特定国との間で労働者受け入れに係わる二国間協定を結び、悪徳ブローカーが介入する余地を減らし取り締まり強化するとした
・法務大臣は、社会保険料滞納在留不許可とする方針を示した

かように、政府としてきちんと方針説明されると、抜け穴を塞がれたようで、反論することは難しい。



ここ最近、とある保守系団体は、外国人労働者受け入れは移民受入れ拡大に直結するとのスタンスから、反対運動を実施中である。

しかし、彼ら団体幹部たちは、

・出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案
・外国人労働者等の出入国及び在留の適切な管理に関する法律案 

を果たして読んだうえで活動しているのであろうか?



かつ、法律改正案と三つの政府方針(外国人労働者の賃金を日本人並とする、二国間協定、社会保険料滞納での在留不許可)を関連づけて理解したうえで反対表明しているのか?はっきりしない。

彼ら保守系団体は、高度人材受け入れ拡大のパブリックコメントには、無反応だったと記憶する。

―― 参考情報 ――――――――――

パブコメ永住許可1年問題  法務省は予定通り省令改正決定(国民の意見を都合良く取捨選択した?)
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-442.html

パブコメ永住許可1年問題 法務省は反アパデモ参加者に1年で永住権を付与しようとしている!?
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-336.html

移民受入れ促進  ファーウエイ日本工場がスパイ工作活動拠点となる日!?
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-530.html

―――――――――――――――――

今になって反対するのでは遅すぎると言いたい。その日の気分で活動テーマを選んでいるのかと言いたくなる。



慰安婦問題日韓合意に反対表明した保守系言論人、活動家たちは、よく調べもせず、瞬間湯沸かし器状態で反応したこととして覚えておられることと思う。拙ブログは、保守系団体関係者たちのスキル不足、勉強不足を指摘している。



ここで、これまでこの分野においてノーマークで見落とされていた情報があることを指摘したい。

経団連事務局が、我が国の産業施策等について、かなり現実的な提言活動をしていることはご存じであろうか?

―― 参考情報 ――――――――――

経団連事務局
http://www.keidanren.or.jp/profile/jimukyoku/

外国人材の受入れに向けた基本的な考え方 ~深化するグローバル化への対応~
http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/086.html

「外国人材受入促進に向けた基本的考え方」
http://www.keidanren.or.jp/policy/2016/110.html

―――――――――――――――――

私は、最近になって知った。


今回の外国人労働者受け入れ方針決定は、産業界における深刻な人手不足が背景にあるとしている。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://www.sankei.com/politics/news/181210/plt1812100034-n1.html

安倍晋三首相が会見 改正入管法の意義を強調 「深刻な人手不足」
2018.12.10 20:02政治政策

 安倍晋三首相は10日、第197臨時国会の閉会を受けて記者会見し、外国人労働者の受け入れ拡大に向け在留資格を創設する改正出入国管理法の成立を踏まえ、今年末までに受け入れ体制の全体的な方向性を示す基本方針や、生活支援など総合的な対応策などを策定する方針を表明した。

 首相は改正入管法について「全国的な深刻な人手不足の中、即戦力となる優秀な外国人材にもっと日本で活躍してもらうために必要だ」と成立の意義を訴えた。長期在留や家族の帯同が認められる新たな在留資格「特定技能2号」でも、素行や技能など厳しい要件が課されることを念頭に「いわゆる移民政策ではない」と強調した。

 憲法改正については、平成32(2020)年の改正憲法施行を目指す考えを重ねて示した。首相は「それぞれの政党が憲法改正の考え方を開陳しなければ国民は議論を深めようがない」と述べ、主要野党が今国会の憲法審査会で実質的な議論に応じなかったことに不快感を示した。

 一方「できるだけ幅広い合意が得られることを期待している。その後のスケジュールは国会次第で、予断を持つことはできない」とも語った。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

安倍首相は、(外国人実習生レベルではない)一時的な出稼ぎ労働者?をイメージしているようだ。




安倍首相が述べていること、政権が実現しようとしていることと経団連事務局の主張がほぼ一致しているのか、経団連事務局が下書きしたものを政権が丸呑みしているのか、という視点から検証が必要と思う。




多くの保守層は、外国人労働者の受入れは財界圧力によるもので、財界というものは一握りの金持ちの利益のことしか考えないとんでもない集団であると思っているはずだ。

ならば、上述の経団連事務局の作文をしっかりと読み、どこに悪意が込められているのか、どの部分が売国的施策となるのか、指摘すべきだ。

政府は、外国人実習制度に蔓延する、外国人労働者の賃金を日本人並とすることで最低労働以下の賃金実態を改善、二国間協定締結で悪徳ブローカー介在の余地をなくす、健康保険制度の悪用への歯止めとしての社会保険料滞納での在留不許可、強制送還拒否国からの労働者受け入れを制限しようとしている。

少なくとも、かように外国人実習生に係わる「穴を塞ぐ」とする政府方針を示されれば、どう反論すべきか悩む。



確かに、経団連事務局による傘下の業界活動支援のための、外国人労働者受け入れ拡大に係わる提言書は存在する。政府はこれに応えつつ、現状問題点(外国人労働者に係わる制度的な穴が多い)を解消しようとしているようである。

たとえば、健康保険証は10年前は、単独の書類として本人確認書類として認められたが、今はそうではない。役所はそう扱っている。戸籍書類を窓口で申請する際、自治体職員はかなりの緊張感を以て対応している。窓口対応も「背乗り」する外国人を意識し、変わりつつあるのだ。



ここで、政府与党と野党のスタンスが少し異なっていることを指摘しておきたい。

野党が政府方針に対し反対であるのは、親韓的な野党にとって強制送還拒否国(韓国)からの労働者受け入れを実質制限される可能性があること、今回の法令改正により既得権だと思っていたことがそうではなくなり特別永住者の居心地が悪くなることを考慮した結果であろうと推定する。

実際、(審議拒否が主たる国会活動となってしまった感がある)立憲民主党は、多文化共生(本音は特別永住者の既得権拡大)を党の一大方針として位置づけている。

―― 参考情報 ――――――――――

【外国人労働者】立憲民主「多文化共生庁の設置」「在留資格の延長・更新、家族の帯同や移動も制限検討で緩和」の方針
http://hosyusokuhou.jp/archives/48826770.html

―――――――――――――――――

(帰化人だらけの)立憲民主党は、特別永住者と外国人で日本を乗っ取り、日本人を少数派としたうえで奴隷化したいようである。




保守系団体が一番問題視すべきなのは、この立憲民主党の政治姿勢ではないのか?




政府方針に対し、保守系団体、左翼政党相乗りで反対する意味はどこにあるのか?ということになる。
かつて(保守系団体が総じて)外国人参政権に反対表明したのであれば、もっと読むべきものを読み、調べることを調べどこに問題があるのか分析し、活動方針を決めるべきではないのか?

保守系団体が、政府の法令改正のタイミングで「特別永住者の既得権解消」をなぜ主張しないのか、理解に苦しむ。



似非保守でないのなら、移民受入れ反対とセットで、特別永住者の既得権問題に切り込んでいるはずなのである。以下は、その一例に過ぎない。

―― 参考情報 ――――――――――

外国人に対して手厚くすべきと言うなら「特別永住者だけの健康保険制度」が必要ではないのか
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-1227.html

徴用工賠償判決対抗措置  「強制送還拒否国」に対し損害賠償請求する時がきた!?
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-1221.html

―――――――――――――――――


以上

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 移民問題 - ジャンル : 政治・経済

07:16  |  活動実践マニュアル  |  トラックバック(0)  |  コメント(4)

Comment

Re: 問題は「受け入れた後」

> 問題なのが「受け入れた後」ですね。
>
> ①外国人労働者が「逃亡、行方不明(潜伏?)」となるような事態を防ぐ事(外国人犯罪の温床防止)
>
> ②市民団体や労働組合に訴えて、「人種差別訴訟」するような事態を防ぐ事(現在でも存在していますが、外国人支援団体などが多数設立されるような事態になると、人権派や左翼の飯のタネになる為厄介です)
>
> ③労働環境、賃金の改善など、日本人労働者の雇用改善を前提とする事(外国人を移入して日本人労働者の境遇を改善しないのであれば、日本人労働者も寄り付かない為、人手不足改善につながらず、元も子もない)
>
> ④外国人労働者受け入れを暫定的に30万人と定めているが、労働状況次第ではまだ増える可能性もある為、これ以上の外国人労働者受け入れに繋がらないように努めること(無制限に増大する事だけは絶対避けるべき)
>
> ⑤社会保障費の増大防止策(外国人のタダ乗り防止策)を講じること(日本人でも十分高いのに、タダ乗りされれば負担が増大するだけで改善しない)
>
> 最低限度、これらの事は「遵守」するように「国」に陳情するべきだったと思いますね。


外国人労働者が増えた分だけ特別永住者を帰国させられればと思っているのですが。
管理人 |  2018.12.15(土) 05:28 | URL |  【編集】

問題は「受け入れた後」

問題なのが「受け入れた後」ですね。

①外国人労働者が「逃亡、行方不明(潜伏?)」となるような事態を防ぐ事(外国人犯罪の温床防止)

②市民団体や労働組合に訴えて、「人種差別訴訟」するような事態を防ぐ事(現在でも存在していますが、外国人支援団体などが多数設立されるような事態になると、人権派や左翼の飯のタネになる為厄介です)

③労働環境、賃金の改善など、日本人労働者の雇用改善を前提とする事(外国人を移入して日本人労働者の境遇を改善しないのであれば、日本人労働者も寄り付かない為、人手不足改善につながらず、元も子もない)

④外国人労働者受け入れを暫定的に30万人と定めているが、労働状況次第ではまだ増える可能性もある為、これ以上の外国人労働者受け入れに繋がらないように努めること(無制限に増大する事だけは絶対避けるべき)

⑤社会保障費の増大防止策(外国人のタダ乗り防止策)を講じること(日本人でも十分高いのに、タダ乗りされれば負担が増大するだけで改善しない)

最低限度、これらの事は「遵守」するように「国」に陳情するべきだったと思いますね。
西 |  2018.12.14(金) 01:04 | URL |  【編集】

Re: イメージの問題ですかね

> 高度人材の受入れ拡大は、経営陣、研究職、大学院や一流大学卒業者レベルの自分達とは噛み合わない高レベルな層という認識で反発が無かった。
>
> 今回は、高卒レベルからの自分達とバッティングするレベルの人材受入れと認識し、反発した。
>
> 合理的に考えると、そうとしか考えられない。


そういう面はあるでしょう。
管理人 |  2018.12.13(木) 14:41 | URL |  【編集】

イメージの問題ですかね

高度人材の受入れ拡大は、経営陣、研究職、大学院や一流大学卒業者レベルの自分達とは噛み合わない高レベルな層という認識で反発が無かった。

今回は、高卒レベルからの自分達とバッティングするレベルの人材受入れと認識し、反発した。

合理的に考えると、そうとしか考えられない。
Suica割 |  2018.12.12(水) 07:25 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (現在非公開コメント投稿不可)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→https://sokokuwanihon.blog.fc2.com/tb.php/1228-dc557971

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |