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2018.11.26 (Mon)

分析するということ

日産・ルノーのゴタゴタに係わる分析を通じて、気がついたことがあるので出稿することとした。

本題に入りたい。



「報道された記事」だけを以て、事実はこうなっている、それ以外の事実は存在しない、そんな見解に達するはずがない、拙ブログやネット界の主張は妄想だみたいな批判を受けることが時々ある。
これに対し、私は、こう反論したいと考える。



報道された記事だけで情勢判断する必要はまったくない。また、ほとんどの分野で情勢判断に足る情報が報道、配信されていると思い込む必要もない。報道機関はそれほど優秀でも万能でもない。


情勢判断の基本は、広く公開されている情報収集、分析にあると考える。公開されている、目立たない情報を丹念に拾い上げることで、どちらのサイドが有利なのか、大方の情勢判断くらいは可能である。
日産・ルノーの行く末において分析した結果としては、日仏二カ国だけの力関係においては、日本の方が有利であろうと、拙ブログは分析した。少なくとも、フランス政府は世耕大臣の訪仏により、表向き、ルノーによる日産の経営統合は強行しにくくはなった。
同様に、日産内で司法取引に応じた、ルノーが派遣した役員についても、役員解任を怖れ動きがとれないとの見方もある。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://newsroom.nissan-global.com/corporate-officers-j

日産 取締役 (解任決議前)
坂本 秀行、志賀 俊之、ジャンバプティステ ドゥザン、ベルナール レイ、井原 慶子、豊田 正和、カルロス ゴーン、グレッグ ケリー

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



ここで、分析作業について少し述べておきたい。
分析作業とは、「一見、地味で目立たない各種情報」と「既に報道済の情報」を組み合わせた上での情勢判断を意味する。メインは、「一見、地味で目立たない各種情報」の情報収集、分析の方にある。トピックス的な記事(既に報道済の情報など)は書いたその時点、一時の情勢分析結果に過ぎない。

ルノーと日産の覚書で過去のどのような取り決めであろうと、ルノーが派遣した役員が犯罪に手を染めた以上、日産社長がルノーとの関係を「平等にしたい」と語れば、ルノーは受け入れざるを得ない。

―― 参考情報 ――――――――――

日産社長、関係見直し表明 ルノーと「平等でない」 従業員に説明
https://www.sankei.com/economy/news/181126/ecn1811260012-n1.html

―――――――――――――――――

既に日米英によるフランス・ルノー・ゴーン包囲網が整い、日本政府が対フランス政府・ルノーへの切り札を有し、日産自体もルノーの致命的弱点ないしスキャンダルの証拠を握っている可能性大との前提に立てば、事態は、最悪期を脱したとの見解に達するはずである。

日産生え抜き役員の意向、ルノー本社の意向、それぞれについて。マスコミが報道しないからといって、ガッカリする必要もない。報道が無ければ無いで自分で情報収集すればいい。

一人でやる関係で限界と制約はあるが、やればやったで勉強になる。私も書きながら勉強になった。
それゆえ、読者の皆様に対しては、いつも読み手ではなく、書き手の立場に変わられんことを期待し、スキル的なことも書いてきた。
書き手の視点になればなるほど、それが提言を伴うものであればあるほど、当事者(たとえば首相本人、官邸スタッフ)の苦悩が見えてくる。時々、追い詰められた人のことを励ましたい気持ちになるのは、そういうことなのだ。



世耕大臣がフランスの大臣と電話協議した直後に訪仏した件も、当事者である大臣ならどう考えるか?安倍首相の特使みたいな位置づけで訪露した経験を有し、経済産業大臣として対仏交渉上の切り札、有効な持ち駒はどの程度揃っているのかという視点で調べれば、日本政府としてフランス政府に対し、「ルノーに介入するな」と言えるくらいのシナリオは自然に見えてくるはずである。



問題だー、問題だーという程度の視点、批判スキルしか有さないジャーナリストには、いつまで経ってもわからないことである。保守陣営にも、実務スキル皆無、批判スキル満載で、本は出せても提言ゼロレベルの内容しか書けない言論人も結構いる。残念なことだ。
政治的に不満に思うことが続出している中で、現状が変わらない最大の理由は、「提言ゼロレベル」の言論人たちが多数であることと無関係ではない。(と考えている。)



具体的に提言しないのであるから、優秀な官僚とてどうしていいかわからないとするか、うそぶくだけであろう。



極論すると、学歴を大切なものとして扱わなかった言論人、職務上、業界法などの法律を意識しなかった言論人、に評論的なことは書けても結果を出せるのかということである。

政治と法律は密接に関係する。弁護士出身の国会議員が多いのはその証左なのだ。

拙ブログは、問題だー、問題だーという視点を脱し、その当事者たる視点、書き手の視点を持つ保守層が増えることを意識しつつ書いてきた。それは、長らく反日マスコミに支配されてきた言論空間を変えたい気持ちから始まっていることなのである。



以上

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2018.11.26 (Mon)

もう一つの日本の国力

国力とは軍事力、経済力だけとは限らない。

日本は、大阪万博の開催地投票で、ロシアに堂々の大差で勝利した。
万博開催地候補の大阪がロシアと一騎打ちでの、大差での勝利については、日本という国に対する各国の信頼・期待感での勝利と解することができる。

大国と思っていたロシアよりも国際社会における、信頼と期待を得ていることは、「国力」とみなしていいと思う。

朝日、毎日、中日、東京、信濃毎日、北海道、沖縄の二紙が述べるほど、日本は悪い国ではないということである。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20181124-OYO1T50000.html

松井知事ら「やったー」…大阪万博開催決定
2018年11月24日

 【パリ=山崎崇史、梅本寛之】あの熱気がもう一度、大阪に――。パリで23日に開かれた2025年国際博覧会(万博)の開催国を決める博覧会国際事務局(BIE)総会で、日本は決選投票の末、開催を勝ち取った。大阪での大規模万博は、約6400万人が来場した1970年万博以来、55年ぶりの開催となる。昨年4月に立候補を届け出て以来、誘致活動に取り組んできた関係者は歓喜に沸き、「これからがスタート」と力を込めた。

 「やったー」。日本時間の24日未明に行われた決選投票で、日本の勝利が決まると、総会会場内の控室に待機していた大阪府の松井一郎知事や大阪市の吉村洋文市長ら誘致委員会のメンバーは、抱き合って喜びを爆発させた。

 1回目の投票で、日本は156票中85票を得てトップとなり、代表団から大きな拍手が沸き起こった。2位のロシアとは37票もの大差。期待が膨らむ中、関係者は固唾かたずをのんで決選投票の結果を見守った。

 約5分後、控室のテレビ画面に決選投票の結果を示すグラフが映し出された。結果は日本92票、ロシア61票。その瞬間、誘致委メンバーらは、イスから立ち上がって握手を繰り返した。

 世耕経済産業相は、興奮気味に「これからしっかり万博を成功させるように頑張ります」と話し、満面の笑みを見せた。

 これに先だって行われた投票前のプレゼンテーション。日本は23日午後8時44分(日本時間)に、アゼルバイジャンに続いて登壇した。

 冒頭、世耕経産相は、参加国への出展費用として約240億円の支援を約束。続いて登壇したパナソニック執行役員の小川理子みちこさんは大阪出身で、ジャズピアニストとしても国際的に評価が高いことから起用された。インドの小さな村に太陽光発電のランタンを届けた経験を紹介しながら「大阪、関西は、SDGs(国連が掲げる持続可能な開発目標)の実現を目指す」と訴えた。

 また、PR動画ではカナダ生まれの落語家・桂三輝さんしゃいんさんが、関西の街の食や観光地を紹介。人気キャラクター「ピカチュウ」も登場し、愛嬌あいきょうを振りまいた。

 最後には、安倍首相も「日本は開催準備ができています」とビデオメッセージを寄せ、小川さんがピアノで演奏する「What A Wonderful World」(この素晴らしき世界)に合わせ、代表団が手拍子でアピールを締めくくった。

2018年11月24日

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

近々予定されている、安倍・プーチン会談において、今回の投票結果が追い風となることを望む次第。

以上

テーマ : ロシア・ウクライナ・CIS関連情報 - ジャンル : 政治・経済

12:17  |  外交  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

2018.11.26 (Mon)

フランス・ルノー・ゴーンは日米英包囲網の中にある?

予見したとおり、日仏両政府は日産・ルノー間のゴタゴタについて、静観することを確認した。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181125-OYT1T50082.html?from=ytop_main1

 日産・ルノーで世耕氏「日仏政府は口挟まず」

 【北京=鎌田秀男】北京を訪れている世耕経済産業相は25日の記者会見で、日産自動車と仏ルノーの企業連合について、「日仏政府間で、民間企業のこととして、静かにしっかりと見守ることを確認した」と述べた。日産とルノーの資本関係の見直しが焦点となっているが、日仏政府とも当面、積極的な干渉を控えることで折り合ったと明らかにした。

 世耕氏は22日にパリでルメール仏経済財務相と会談した。経産省幹部によると、この場で、世耕氏から「政府は冷静にやりましょう」とルメール氏に提案した。「政府が口を挟む話ではない」との見解でルメール氏と一致したという。

 世耕氏は25日の記者会見でも、日産・ルノーの企業連合は、「日仏の産業協力の象徴的な存在で、安定的に継続することが非常に重要だと閣僚間で確認した」と語った。「新たなフェーズ(段階)に入るという認識は持っていない」とも述べ、資本関係の見直しがすぐに動き出す状況にはないとの見解も示した。

(ここまで409文字 / 残り178文字)
 
2018年11月26日 07時19分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

この件については、11月23日の記事にて、予想したとおりである。


拙ブログは、日仏中心の視点で、日産・ルノー事案について、分析を続けてきた。
日英米の視点での分析はしていない。が、英国と日産の関係、イラン制裁とルノーの立ち位置、中共に肩入れする独仏に対するトランプの意趣返しなどの視点から、ゴーン逮捕が日米英共通の利益であるとする分析情報がある。

―― 参考情報 ――――――――――

なぜか朝日は仏の肩を持つ
https://ttensan.exblog.jp/27236620/

カルロス・ゴーン会長の逮捕は100%スピンではない!3月から極秘調査、世界規模の権力闘争も見え隠れ?
https://johosokuhou.com/2018/11/25/10425/

トランプ氏激怒!? 「ゴーン斬り」に隠れた国際事情…米仏一触即発か
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/181124/soc1811240005-n1.html?ownedref=not%20set_main_ranking

―――――――――――――――――

これら三つの記事は、概ね要求水準に達している。3件の記事を読んでいくと、ゴーンが日米英共通の問題児であったことがわかる。



ゴーンとケリーは容疑事実を否定しているそうであるが、このままいくと、米英に後押しされる形で日本におけるこれら二人の犯罪について、拘留期間延長だけでなく、従前にない判決が予定されることになるだろう。

すべては、ゴーンが特権意識に溺れ、引き際を誤まったことから来るのである。(私の解釈)



以上

テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済

09:27  |  外交  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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