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2017.12.13 (Wed)

日産の不祥事には訳がある?

私個人はどちらかというと本社勤めが長く、現場勤務は数える期間しかないため、現場を知らないと批判されることがある。
それでも、その現場にて解決不能とみられていた難題を何件か処理したという自負がある。
よって、現場勤務が長いから現場を知っているとか、現場勤務が短いから現場を知らないという「ものの見方」には抵抗を覚える。

ここで、日産自動車の修理工場について、批判的に眺めている記事を参照したい。

―― 参考情報 ――――――――――

日産の衰退には訳がある?
http://makiyasutomo.jugem.jp/?eid=1917

―――――――――――――――――

確かにそういう面はある。日常対応でそういう不満は起き得ることだ。ディーラー工場の修理価格は、えてして高い。
従って、街の自動車修理工場に持ち込むのは、選択肢としてある。

が、私は、ある理由で普通の人の価値観とは全く逆の選択をしている。

詳細説明させていただく。

私は、車を3年単位で買い替えるのではなく、比較的長く乗るユーザーとして、それも自動車メーカーが誇る優良ドライバーになれるくらいのエコ運転を、過去10年間以上実践してきた。
誰もがリッター8キロくらいしか走らないと予想するであろう、車種について、夏場にてリッターで最高で13キロ台を毎年達成し続けている。
いわゆるエコカーに乗っていた時代は、一般道走行だけで、メーター表示燃費でリッター17.5キロが表示された。
ほとんどすべて一般道での燃費である。別に、せこい運転している訳ではない。追い越しもやるし、速度規制を少し上回るスピードの時もある。
そういう前提での車の維持なので、燃費、エンジン、足回りは、常に万全にしておきたい。すなわち、多少修理費用が高くとも、燃費で回収できるとふんで、デイーラー車検を続けている。また、車に係わるトラブルであれこれ悩みたくないという気持ちもある。
従って、余程のことがない限り、オイル交換もタイヤ交換もいつも同じ工場である。いつも同じ工場に持ち込むので彼らスタッフは私の車のすべてを把握している。タイヤメーカーまで把握していると言ってもいいくらいである。
よって、車検費用での数千円の差は、誤差の範囲と認識するのである。


見方を変えたい。

私は、自分のビジネス経験から、現場のミスを過大に咎める「世の中の風潮」はおかしいと感じてきた。本社勤めが長いことによる負い目?でそういう見方なのかもしれないが、現場の不祥事は、そもそも本社、その部門を仕切る学卒の管理職にその根本原因があるとみている。現場所長だった人が本社の中枢に栄転しても抜本対策を講じようとしなかったとみているのだ。

そう判断するに至るのは、青臭かった、現場勤務時代に遡る。入社当時の現場の管理職(大半戦前世代)は、気構えからして、しっかりしていた。トラブルがあると我先に着替え、現場に行き、修繕完了するまで夜通し現場で立ちっぱなしだった。時々その光景を思い出す。その時代の管理職たちは、月曜朝、一般職よりも30分早く出勤、現場を見回り管理職と雑談してから、日勤職との打合せをいくつか消化、その後仕事上の用事で外出する雰囲気だった。私は、戦前世代の管理職の方々について今も尊敬の念を失わない。

私は、そういう風潮、作法が現場管理職としての当たり前の習慣だと思っていたが、それが崩れたのは、いわゆる団塊の世代が現場の所長になった以降であると認識している。
彼らは、総じて、作業服を着て現場に出向くことを嫌がり、部下からのトラブル報告書について「めくら判」を押した。現場で開催されるトラブル対策会議に出席することを拒絶した「裏切り者」もいた。その「裏切り者」とは私のかつての上司であった。

ここで、団塊世代の中で、最も愚かとみている、ダメな事例を紹介する。

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・タイプ1 気が小さく自分では何一つ判断できない男
高度成長期末期に入社。学歴は、日●工学部土木工学科卒。マンモス教育の影響で実質的に学生時代に勉強らしい勉強を経験したことがないタイプ。発達障害ぽく、家庭では奥さんに馬鹿にされ、アルバイト女子社員に対し、コマゴマとしたことで注意したがる、「てにをは」しかチェック能力がない人。

・タイプ2 嫉妬心の塊で陰気臭い男
学歴は、地方国立大学二期校。高校は有名な受験校のビリ。嫉妬心の塊と小心さが同居していた。ネームバリューある大学卒の足を引っ張るようなところがあった。仕事上の得意技は、人事書類の改竄。被害者は数十人規模。私は改竄の事実を役員に通報した。本人は震え上がったことであろう。

・タイプ3 すべてにいい加減だがプライドだけは強い男
学歴は、日●工学部電気工学科卒。仕事はすべて丸投げ、言っていることすべていい加減、昼間は朦朧、宴会時間に初めて正気になる癖があった。私が最も軽蔑しているタイプ。部下に対しては長幼の序を要求して切り抜け、今は年金生活をエンジョイしている。日産自動車の最終検査部門不祥事原因をつくった最初の管理職のタイプに見えて仕方がない。

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こういう管理職たち、それも現場の所長レベルの実態を間近で見ているので、日産自動車の不祥事があろうと私は驚かない。

二つの見方がある。
最終検査部門の検査ミス、有資格者であろうと起きる可能性はある?
最終検査部門、実は有資格者でない方が有能なケースもある?

日産の検査部門、有資格者でなくても不良品発生していなければ、スキル的に有能だったと評価しうる可能性はないのか……………………

日産自動車で起きたことは、身の廻りで起きていた、と私は認識する。

少なくとも、マスコミが喧伝する、日産のあの不祥事は、長年の無理な、要員配置計画に起因するものとみている。(少ない人員ですべてを賄おうと無理をしたのではないか?ということ)

日産自動車の視点で考えてみたい。

まず言えそうなこと。それは、完成車の最終検査部門は自動車会社にて最も日陰の部門の可能性があるということ。予算も人員も十分でないとみていいだろう。
他方、自動車会社の花形は、開発・設計部門であることは間違いない。名車スカイラインの設計技術者はテレビCMや自動車雑誌に登場した。我々からみて英雄的存在だった。メーカーも英雄を創ることで、伝説を物語化、ブランド化、固定客を確保、販売台数を伸ばそうとした。

名車「スカイライン」はその最たるものだ。
名車は、創られるのである。

そして、名車の開発設計を担当する、企業内の英雄が、社長に対して、希望すれば、予算、要員、広告宣伝、すべて思いのままである。英雄が予算を所望すれば所望するほど、日陰部門の予算が………

そういう風に考えると、仮に高度成長期であったにせよ、日陰の完成車検査部門、予算も要員も削られる一方だったと予想する。

その状況で、日陰の部署の部長が役員になるためにどうするか。


一芝居打つしかあるまい……………………


どういう手段があるか?
「より少ない要員体制で完成車検査ができる」と社長に明言し、現場にそのとおり実行させるのである。
簡単に言うと、「できそうもないことをできる」と社長に向けて宣言するのである!?
現場にはどう対応するか?一応意見は聞くが、抵抗した人物の人事評価を下げるか、左遷することで対応する。よって、部長の意志はかく実現する。

そういうプロセスを経て、40年前の?検査部門の部長は、社長に認められて?、晴れて役員になる。その後天下って関連会社の社長に君臨。その後もその部門の人事に影響力を行使。こうして40年間、検査部門の不正の秘密は保持されるのである。

その間、不祥事は決して表面化しない。
なぜ表面化しないのか?

表面化すると、検査部門の予算と要員がさらに削られるばかりか、検査部長の部長ポストを検査部門内で継承することができなくなる。部長ポストを外様に取られることだけは避けたい。普通はそう考える。

私の会社でも似たようなことは起きた。最初に起きたトラブルを隠蔽したのは、大学の先輩だった。私は、自分の大学を恥じた。その管理職が部長時代、実母の葬儀で職場全員が動員、香典額数百万集まった葬儀を職場全体で仕切った。が、そういう対応に対し、ぞんざいな挨拶しかできない、心底情けない人物だった。

こういういい加減で無責任な管理職と比較すれば、現場の人たちは、一部チンピラみたいな人もいるが、彼らは総じて、職務に忠実だった。

トラブル続きの状態になればなるほど、彼らは例外なく真剣な表情になった。
それゆえ、私は、現場で起きた不祥事について、現場の人だけを責める気にはならない。

マスコミが大々的に不祥事する、一連のトラブルの最初の原因をつくったのは、「戦後教育を最初に受けた世代の、学卒管理職」にあるとみているからなのだ!

以上

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テーマ : 情報の後ろにある真実 - ジャンル : 政治・経済

07:21  |  社会認識  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)
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