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2017.08.15 (Tue)

偉大なる先輩との出会いがもたらすもの

今回の内閣改造人事で入閣を期待していたが、入閣しなかった議員のブログを読んでいる。

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小林實元自治事務次官の想い出 磯崎陽輔
http://isozaki-office.jp/

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磯崎陽輔議員は、国会での発言、政策提言、そして国会審議での鋭い質問、どれをとってもそつない。この議員は、官僚時代、偉大なる先輩との出会いがあり、今があるという趣旨のことを書いている。

若い小僧時代の磯崎陽輔が小林實元の「大変な迫力と貫禄」に圧倒される件は、経験した人でないとわからない。面倒なことは誤魔化すことがまかり通っていた時代と見た場合、こう言える上司の姿は貴重である。

磯崎陽輔が語る上司は、1万人に1人いるかいないか、そういうタイプの上司なのである。

これに対し、私が最初に出会った上司は部下に嘘をつき、面倒なトラブルでの会議招集を告げると別な用事をつくり逃げた。関係会社で晴れて役員となり編み出した新規事業は部下の女性を親会社に派遣するという情けないものであった。私は子会社の女性社員の表情が冴えないことに気づいていた。この上司、かつての職場の仲間が「ある陰謀」によって左遷、酒に溺れ亡くなったが葬儀出席すらしなかった。もちろん三流大学卒。

こんな不甲斐ない上司もいたが、とてつもない上司もいた。

当時の私は、大学が学生運動で荒れたことを知っているので大学時代から完璧にノンポリ。今はにわか保守なのであるが、今ブロガーとして着眼点を変えて書けるのは、早稲田雄弁会出身のやり手の上司に出合い、玄人受けするものの見方、考え方を仕込まれたことに遡る。その上司は、口癖のように複眼思考であれ、と語った。一方で、清濁併せ呑む、「冷静な思考」と「説得性ある文章化」を求めた。
特に、「複眼思考」のコンパクトな文章を書くことは、困難を極めた。コンパクトな文章は、特に!

清濁併せ呑む次元で言うと、あの大河ドラマ、真田丸で3月20日に放送された「祝言の夜」、何かと口うるさい味方だったが、あるきっかけで、敵に寝返った「国衆」を返り討ちにした直後、こういう経緯で返り討ちにしたと淡々と語る姿を思い浮かべる。

この上司が求めた文章化作業、本当に本当に辛かった。半年間、同じテーマ(A4で3頁分くらいの文書)を200回くらい議論させられ、一字一句について言葉の意味について吟味、日々添削させられた。その上司は、雄弁会の活動のことはまったく語らないが、自分が受けた業務指導を通じたやり取り、それはその上司が早稲田大学の雄弁会の活動を通じて得たスキルだったのではないかと、今は思っている。

その上司とのやり取りはほぼ毎日続いた。私は、ある日を境に言葉が出なくなった。
そこで、近くの本屋に類語辞典を買いに行った。それでも言葉が見当たらない、今度は日本語表現辞典を買いに行った。もちろん、自腹である。シソーラスも買おうと思ったくらいである。しかし、何を買おうが無駄だった。同じテーマについて半年間、ほぼ毎日、添削させられる苦痛を味わった。

また、この上司、雑誌「正論」をきちんと読みこなした愛国者だった。が、愛国者であると語ることは一度もなかった。もちろん、私が出会った愛国者たちは、自ら進んで愛国者であると語ったことはほどんどない。

―― 参考情報 ――――――――――

愛国保守の原点 継承されるべきもの
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-554.html

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この時期、本屋通いが続き、結構な量の本を購入していた関係で、あの紀伊国屋書店で書店員に間違えられたことが度々あった。紀伊国屋の店員さんが、夜の酒場でこっそりアルバイトしていたことに同じ職場で気づいたのは私一人だけだった、ということもあった。

件の上司は、私にとって、物の道理、世の中の見方、酒の飲み方、着こなし、読書、音楽の嗜み、すべてが手本みたいな存在となった。

一方で、この上司の徹底的な業務指導を嫌う同僚は多数存在した。学卒10人いれば、9人はこの上司の指導を拒否した、そういう人物である。ただ、私とは不思議と相性が良かった。

その上司は、数年前に亡くなられたのだが、その上司とのやり取りは覚えている。そういうやり取りがあって今の自分がある。
ノンポリ、にわか保守だと自己紹介している関係で、私のことを蔑む人がいるかもしれないが、やり手の早稲田雄弁会OBに、いずれ愛国となるべくじっくり仕込まれた、そう自己紹介したいくらいである。

そして、9年間ほぼ休みなく、質の高い読者の存在を意識して政治ブログ活動するに至った。
政治ブロガーとなるべく、早稲田雄弁会に育てられたのかもしれない。

―― 参考情報 ――――――――――

早稲田大学雄弁会
http://www.yu-ben.com/

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そして、磯崎陽輔議員を見て思うのだ。
愛国議員はその人の信念と努力だけで愛国になるのではなく
突然愛国保守になるものではなく(例外的に一晩で左翼から愛国保守に変身した錯乱保守がいるが)
偉大なる先輩との出会いと、先輩の配慮と励ましがあってなれるのではないかと思い至るのである。

以上

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テーマ : 私の見解 - ジャンル : 政治・経済

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