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2018.05.30 (Wed)

活動を主宰するということ

本稿では、『活動論的には、主宰者は「集会する活動」の目的、手段、シナリオ、手順、行程表について明示し、果断なく実行に移すべきであり……………』について詳述を試みる。

巷には、「活動論的にすべきことをしない団体」(すべきことをしないように見える団体)、「結果を出すことを前提としない活動」(結果を出すことを前提としないように見える活動)が溢れている。

一応、保守、愛国の看板を掲げていようと、「すべきことをしていない活動」、「結果を出す前提でない活動」に満足してはならず、保守、愛国に関係なくおかしいものはおかしいと主張すべき、というのが私のスタンス。


技術というものはすべて文章化できるもの(文章化するべき)と私は経験的に考えている。
どういう意味かというと
職人技とされる作業、勘所であっても、文章化は可能であり、文章化できない技術やノウハウは、そもそも技術でもノウハウでもない、ということなのだ。

「文章化できることはあることを為す能力がある証左」となるのである。
この考えを「活動」に当てはめると、文章化していない(文章化できない)活動は、そもそも「活動の次元」に達していないどころか「結果を出す前提でない」ということになる。

仮に、マスコミや弁護士会追及し、何らかの法改正を目指して?、活動している組織、団体があったとしよう。

私が主宰者ならこうする。

活動について目的、手段、シナリオ、手順、行程表をすべて文章化する。
文章スタイル的にはA4ビジネス文書形式で稟議書に添付できるような内容のものである。

頑張れ系はどうか?集会の日時場所、注意事項のみである。目的、手段、シナリオ、手順、行程表等の情報が発表され入手されることはほとんどない。一般向けに日時と場所の告知だけ、批判中心の活動で成果は期待できるのであろうか?

弁護士懲戒問題を扱ったケースはどうか?ネットで公開されている文章、文体的に稟議書レベルでないものばかりである。呼びかけ文は稟議書レベルにあるようだが、A4で3頁程度のものがあれば十分な気がする。

さて、私からみて、団体活動としての「文章化要件」を満たしている活動が唯一存在する。

―― 参考情報 ――――――――――

外国人参政権に反対する会・公式サイト 外国人参政権に反対する会・全国協議会 (設立:2004年9月)
http://www.geocities.jp/sanseiken_hantai/

―――――――――――――――――

このレベルの精緻さなら、法制化、法改正など、活動テーマを変えても結果を出せるだろうと判断する。

企業であれば、目的、手段、シナリオ、手順、行程表が文章化されマニュアル化され、普通は稟議書等で決裁済み状態にある。その前提で、仕事上、結果を出すことが求められる。目標設定している企業が大部分であることは自明である。

政治団体活動は、そもそも一般の企業活動の次元に達しているのであろうか?

ある研究所のある研究実態例を紹介したい。その研究所の場合、当該研究企画書も研究実施計画書もなく、ただ行き当たりばったりの研究を何年間も続けていた。口ではああだこうだ言うのだが、文書で何一つ示せなかった。私は彼らに聞いた。ご発言の趣旨の裏づけとして、「目的、手段、シナリオ、手順、行程表」に対応した実験レポートを提出し、実験レポートのデータで以て説明いただきたいと、、、
ところがいつまで経っても実験レポートは提出されなかった。
これが、目的、手段、シナリオ、手順、行程表を疎かにして、当座の研究を好き勝手にし続けた、とある研究所の研究活動実態なのである。理研のあの女性によるなんとか細胞の研究も、再試験をやったことから、ひょっとすると、似たようなノリだったかもしれない、、、

研究活動を政治活動に当てはめて考えると、「活動」と主張するなら、稟議書添付文書レベルで「目的、手段、シナリオ、手順、行程表」について書かれた文書が揃っていること、それが活動上最初に必要となる実務なのである。

もちろん、稟議書本文には、何を狙いとして何をどのようにしたいのか、が大まかにわかるように書かれなくてはならない。それが書かれていないと官庁や企業の場合、文書審査の段階で突っ返される。プロジェクト事案の稟議書の場合、目的、手段、体制、予算、年次計画等が稟議書に記載されていなければ、文書審査も通らなければ、合議もされず、決裁もされない。

では、個々の団体活動はどうなっているか?本来、それらの文書は、団体主宰者の責任で作成、公表されるべきものである。
しかし、実態的に多くの団体の運営は、親方みたいな主宰者が運営をほぼ支配し(独裁?)、内部統制が機能しないため、文書審査段階で要件不備だと突っ返されることはなく、企業なら合議しないような事案であっても、内容的に中途半端であっても、主宰者の意思一つで決裁され実施可能である。

実際、「外国人参政権に反対する会・全国協議会」レベルの精緻さが確認できる活動はほとんどない。

そして、多くの団体の中枢は、稟議書等、実務型の文書作成経験がないとみられる、マスコミ出身者、学者出身者で占められている。

10年くらい前の話になるが、ある「団体と称する団体」の主宰者は、活動計画書がなぜ必要か理解できていなかった。そんなものは不要であると主張され、その件が引き金となり退会に追い込まれた。その主宰者とはランキング登録されている、とある有名ブロガーである。活動実務を知らず、理解できず、団体を主宰、その団体は「団体と称する団体」に変質、活動停止に至ったのである。

自民党HPサイトには、時には精緻に、時には稟議書の本文並のレベルのことが書かれている。
旧帝大卒の自民党議員1期目の若手議員が、自民党党内の勉強会は参考になると、再三口にしたことを聞いたことがあるが、私が思うに、歴史的経緯含めて、稟議書作成レベルの精緻な文書がちょっとした資料室規模で整っているのではないかと予想する。

小説や脚本を好き勝手に書き、総論で述べることが得意な言論人は星の数ほどいるが、結果を出せる団体が決定的に少ない理由がこれでおわかりいただけたことと思う。

すなわち、成果を期待できる活動とするには、その最初の前提条件として、①「目的、手段、シナリオ、手順、行程表」に係わる稟議書並の精度の文章の作成、②稟議書レベルの精度の文章化が可能な主宰者の存在、が必要不可欠なのである。

多くの保守活動の趣旨には賛同しているが、「実現に向けた文章的精緻さが足りない」と書いているのである。

以上

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