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2018.01.31 (Wed)

安倍首相と石破茂の憲法論争  どう解釈するか?

首相が9条持論説明の最中に、石破茂議員を意識したことが記事になった。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180131-OYT1T50013.html?from=ytop_main3

首相、9条持論説明中に「石破氏こちら見てる」
2018年01月31日 08時48分

 30日の衆院予算委員会で、安倍首相が9条1項、2項を維持した上で自衛隊の根拠規定を追加する持論を説明している最中、いきなり、委員席にいた自民党の石破茂・元幹事長に言及する場面があった。

 石破氏は2項の削除を唱え、維持を掲げる首相と考えを異にしている。秋の自民党総裁選への出馬意欲も隠しておらず、首相への対抗心が強い。首相は石破氏のまなざしを無言のプレッシャーと感じたのか、「2項を削除すべきだとの議論もあり、(自らの提案は)自民党を代表する議論になっていない」と持論を抑制的に語った。

2018年01月31日 08時48分

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


憲法9条はこうなっている。


||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

どちらも英文が原文のような文章である。日本文が翻訳調であることは明らかだ。

安倍首相は、国会審議を経て、国民投票で過半数を確実にえるべく、「3項」追加路線で行きたいようだ。

石破茂は、2項削除路線だとされる。
愛国派は、2項削除しない安倍首相は保守ではないと言うかもしれない。

私の見立てでは、2項削除は理想的にはそうだが、首相があまり2項削除にこだわる姿勢を強めれば強めるほど、マスコミの政権批判が強まり、内閣支持率の低下に繋がると予想する。

つまり、石破茂が主張する2項削除は、悪くとれば、最初の憲法改正国民投票では実現しないことを予測していて、できないことをせよ!と主張しているに等しいと解することができるのである。


似たようなケースが歴史的事実として存在する。

―― 参考情報 ――――――――――

攘夷論者が、実行できないことがわかっていながら「攘夷」を唱え続けた理由
http://shibayan1954.blog101.fc2.com/blog-entry-545.html

―――――――――――――――――

幕末にて、倒幕目的で、できもしない尊王攘夷を煽った勢力がいたそうだ。
尊王攘夷は、幕府弱体化、倒幕目的の戦略的スローガンだったのである。

さらに、私個人は、年上の先輩管理職に、役所に出向いて、できもしない脱法的処理について陳情して来い、と言われたことがある。
役所に向かって脱法的なことを認めて欲しいと言った瞬間に、どういうことになるか、普通は予想がつく話である。私は、会社の懲戒委員会に提出しようと思ったが、社長に無様な管理職の存在を知られる会社の「恥」を晒すだけと言われるだろうと考え、黙ってやり過ごした。私はこの先輩管理職を、批判しかできない馬鹿者と今も軽蔑している。
読者の皆様、私がなぜ批判しかできない、批判しかしない言論人を問題視にするのか?それは会社のこの先輩を心底馬鹿にしているからなのである。

できもしないことを政治的に主張するのは、他にもいる。
大半の野党議員である。
朝日、毎日、中日、東京、信濃毎日、北海道、沖縄の二紙などは、日本政府は北朝鮮と対話せよと指図・命令調である。
反日マスコミもできないことをやるべきだと繰り返し主張してきたことは、社会的にもっと問題視されるべきだろう。


安倍首相については、第一次政権時代、周囲は、足を引っ張る人たちだらけだったように思う。第二次政権時代、極一部を除き物事の流れとしてのシナリオ、手順を理解している議員が周囲に多くいるようだ。
安倍首相の憲法改正のシナリオ、手順について、首相の本心をお聞きする機会はない立場ではある。が、これだけは申し上げたい。戦後初回の国民投票であれば、無理して背伸びすることはない。

背伸びするだけ背伸びさせて失敗した後に、自身が首相の座を得ようとしている議員が自民党内に一部いると考えるので書いているのであるが、
「できもしない改正を改正せよと主張し、政局流動化を狙う」路線を早く捨て
「安全圏を狙って無難な改正案を示し、更なる長期政権化を図る」路線に党内の意見統一を確実に進めるべきなのである。

岸田政調会長は、ポスト安倍を狙って自身の総裁戦出馬テーマとして財政再建に取り組むとしていることが報道されたが、「安全圏を狙って無難な改正案を示し、更なる長期政権化を図る」路線に統一すべく、筋道と選択肢を示すのが、ポスト安倍を目指す政調会長の責務と思う。

数年前までなら自民党内にてどちらのポジションをとろうが政治的には問題ではなかった。
が、今は、違う。
政治的に微妙なのだ。なぜなら首相は、改正時期を明言したからだ。明言したからには確実に実現することを考えなくてはならない。
石破茂がやっていることは、幕末の尊王攘夷派と似ている。他の発言を含めて、明らかに、安倍政権打倒目的でそう語っていると思えて仕方がない。

そうではないと言うなら、自ら無任所を選んだのだから、余計なことは言わず黙っていればいいことだ。

さらに、追加で、自分は保守であり、愛国であるので、絶対に●●でなくてはならないと主張する言論界の動きについても一言申しあげたい。言論界のこの種の動きも、数年前までなら許容されたが、憲法改正に向かう国会審議がスケジュール化された状況で、「できもしないことをすべきだみたいな次元の事」は言うべきではないように思う。

なぜなら、今の政治状況においては、幕末の尊王攘夷を唱える如く無意識に徳川幕府を倒すのと似ている(=政権打倒の立ち位置に近い)からなのである。
なお、この点については、(自らの影響力を理解しない)無邪気な方がおられるようなので、注意喚起の意味で書いていることご理解いただきたい。

以上

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テーマ : 憲法改正論議 - ジャンル : 政治・経済

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