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2018.01.30 (Tue)

キッシンジャーが出世し名声を得た理由  実は地政学の大家だった!?

本稿は、地政学に係わる歴史的経緯を踏まえた推論。



前稿では、キッシンジャーが外交デビュー直後に受賞した、ノーベル平和賞が、米中国交再開、アメリカの覇権正当化目的であることを指摘した。

―― 参考情報 ――――――――――

アメリカ外交が米中国交再開後に「ノーベル平和賞」を必要とした理由
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-847.html

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今や、キッシンジャーは、ユダヤ金融資本が進める、世界統一の推進者である。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

日本と世界を狙う悪の論理 悪の宗教パワー
倉前盛通

60頁

現在アメリカで最も著名なジャーナリストのひとりであり、スタンフォード大学で歴史を学び、後にカリフォルニア州立大学で国際問題を研究したゲイリー・カレン著の『ロックフェラー・ファイル』の次の一文が目をひく

”現在、ロックフェラー・グループは、世界の大衆を着実に「大合併」へと導くために、計画的に人口問題、石油危機、食糧危機、あるいは通貨不安を演出し、これらの「危機」を打開するためには「国際管理」が必要であると我々に訴えている。この驚くべき計画を立案するにあたり、その基礎をほとんど手がけたのが、かの有名なキッシンジャー博士だ”

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



ここで、改めてキッシンジャーの軍歴を眺めておきたい。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC

軍歴

第二次世界大戦中の1943年、大学での学業を中断してアメリカ陸軍に入隊する。陸軍ではドイツ語の能力を生かしヨーロッパ戦線の対諜報部隊軍曹として従軍した。すなわち、アレン・ダレスの部下としてOSSに配属されたのである。1945年5月のヨーロッパ戦線の終戦後はかつての母国ドイツに駐留し、多くのドイツ軍戦犯の処遇にあたった。これにあたって、多くのユダヤ人のアメリカ陸軍兵士が戦犯への激しい憎悪をむき出しにしていた中でキッシンジャーは「報復しようとは考えなかった。彼らがどうしてこのようなことをしたのかを知りたかった」と発言している。その洞察力を買われ、キッシンジャーはNATOスパイ学校の教官となった。ベトナム戦争時代には国家安全保障会議に「諜報委員会」を設けて自ら議長となった。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||




これは仮説に過ぎないのであるが、第二次世界大戦直後、キッシンジャーが尋問したドイツ軍捕虜が、もし、ナチスドイツの地政学の権威だったらどうであろうか?


||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

「悪の論理で世界は動く」(奥山真司)

88頁
その後、ヨーロッパ中で地理学を「国家のための実践的な学問として活用しよう」という機運が高まった。そのような中で、地理を「地政学」という理論としてはじめて体系化したのが、後述するイギリスの地理学者マッキンダーという人物だった。
そして彼の理論が再びドイツに渡り、第二次大戦ではヒトラー率いるナチス・ドイツが地政学を「ドイツ地政学(ゲオポリテイーク)」として悪用し、大敗北をしたおかげで、近代の地政学の歴史はひとまずここで幕をおろしたかに見えた。

ところが、戦勝国となったイギリスやアメリカは、このドイツ地政学の主犯格だった人間を尋問。ナチスの世界戦略の背景には地政学があったとみて、ひそかに研究を始めたのである。
それ以降、地政学はアメリカでさらなる発展を遂げており、彼等の世界戦略の議論の伝統の中に脈々と受け継がれ、いまも活用されている。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



同時に、この本は、戦後のアメリカ外交が地政学的な分析に基づいていることを示している。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

154頁
アメリカは地政学をいち早く取り入れ実践している国である。当然”悪の論理”で国益を第一と考えている。中国と手を組むことで国益にかなうのであれば、日本など簡単に捨ててしまうのである。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



すなわち、若き青年時代のキッシンジャーは、ドイツ人捕虜に尋問しそのノウハウを習得、ベトナム戦争までは諜報分野の専門家として、ベトナム戦争後は地政学理論を駆使した外交分野の第一任者として君臨した可能性大と考えるのである。

さらに、戦後のアメリカ外交が、ナチスによって悪用された古典地政学を継承しているとの指摘がある。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

39~40頁
「外国で地政学を学んできた」といったら、実はほとんどが「批判地政学」のアプローチによるものであると言ってよい。
ではなぜ、もともとあった学問を「批判する学問」が多勢を占めるのか。その理由を簡単に言えば、古典地政学がナチスに悪用されたからであり、また、それが現在の現実の政策(とくにアメリカのもの)にも活用されているからにほかならない。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



ここで言う悪用とは一体何を指しているのか?
私が思うに、国家としてのモラル、外交に携わる政治家としてのモラルではないかと考える。つまり、ナチスが編み出した地政学とは、アメリカの「モラルなき安全保障外交」と形を変え継承されている可能性があるのだ。

その「悪用」の事例について、「悪の論理」(倉前盛通)にはこう書いてある。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

164頁

ニクソン、キッシンジャー路線で米中の接近がはかられたとき、キッシンジャーは、まさに敝履のようにチベット難民を見捨てた。その反面パレスチナ・ゲリラのように、アラブ産油国が背後に控え、手段をえらばぬテロを行使するグループへは、もみ手戦法に出ていた。キッシンジャーは、おとなしい仏教とには一片の同情も示さなかった、彼こそ、まさに力と策略の信者であり、悪党の見本である。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



ナチスが悪用した古典地政学とは、民族抹殺ないし、力と策略による戦争外交だったとすれば、米中国交再開に際しアメリカがチベットを平気で見棄てた背景理論の所在がはっきりする。

そのうえで、キッシンジャーがドイツ軍戦犯に対し、「報復しようとは考えなかった。彼らがどうしてこのようなことをしたのかを知りたかった」と表明している理由を考えたい。



この言葉には、地政学スキルをドイツ軍戦犯から教示してもらい、そのスキルを米軍内で報告周知する活動を通じて、まず諜報分野で出世、その後外交デビューし世界支配層の代理人となったことへの「お礼」の意味が込められているのではないか?

すなわち、キッシンジャーの外交戦略は、ナ●ス・ド●ツ……………

これ以上は、書かなくても意味おわかりであろう。
よって本稿を終える。

以上

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Comment

俺がアメリカの地政学者だったら

アジアで中国が大規模発展し、周辺諸国を従えていくことは危険と見る。(将来的なアメリカの自主選択権を脅かす事態ととらえる。)

ゆえに、インドの勃興によるアジアでのバランシングを目指す。

日本等の諸国はシーパワー連合として、アメリカにつける。(最悪、中国ベッタリにならなければいいというラインは持っておく。ベストは揉め事なき対立。軍事的に衝突しないが、中国と親しくもない関係。)

要はかつてのイギリスの如く振る舞うを良しとする。

ざっと、こういう基本路線で行くと思う。
Suica割 |  2018.01.30(火) 20:57 | URL |  【編集】

Re: 俺がアメリカの地政学者だったら

> アジアで中国が大規模発展し、周辺諸国を従えていくことは危険と見る。(将来的なアメリカの自主選択権を脅かす事態ととらえる。)
>
> ゆえに、インドの勃興によるアジアでのバランシングを目指す。
>
> 日本等の諸国はシーパワー連合として、アメリカにつける。(最悪、中国ベッタリにならなければいいというラインは持っておく。ベストは揉め事なき対立。軍事的に衝突しないが、中国と親しくもない関係。)
>
> 要はかつてのイギリスの如く振る舞うを良しとする。
>
> ざっと、こういう基本路線で行くと思う。

いろいろ書いているうちに、学問の大半は支配層に都合良く脚色されている可能性があることに気づきつつあるところです。

アメリカの支配層は、戦後世界のデザインをナチスドイツ敗北後に検討したものと推測します。
戦後世界のデザインは、冷戦構造は、おそらくドイツ仕込みの地政学的な理論に沿ったもので、沖縄に米軍基地が集中しているのは、地政学理論上の要所に、沖縄が位置していることを理解した結果ではないかと予想します。

アメリカ地政学=アメリカを操る支配層が、アメリカの防衛ではなく、戦後世界としての冷戦構造を尤もらしく見せるための理論?
管理人 |  2018.01.31(水) 06:14 | URL |  【編集】

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