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2018.01.24 (Wed)

貧乏くじはそこらじゅうに転がっている  老後を何に求めるか

山一證券の飛ばし事件の、最終処理を引き受けた、業務監理部門の方々は、総じて「自分たちは、貧乏くじを引いたのではない」と「しんがり」(清武英利)という本のあとがきの記述を見つけ驚いた。



過去数十年の間の大型倒産というと、大沢商会、北海道拓殖銀行、長期信用銀行、山一證券などがある。それぞれ知り合いがいた。長期信用銀行の方は、知り合いになると交際費で?奢ってくれた。いい会社だと思った。
また、会社の経理屋や苫米地英人の本にて、我が国インフラ整備について、長期信用銀行が果たしてきた役割に気づいている。
倒産はしなかったものの、日産自動車、三菱自動車あたりに就職した同期生は、きっと大多数リストラされたに違いない。

さて、上記倒産企業の一人と同窓会で会って話をしたことがある。が、企業倒産やリストラで人生が破壊されたという印象はない。不思議なことだと思ったが、山一證券の従業員の冒頭の話から納得した。外資系だけで何社も転職した方もいるが、実に明るい。転職太りしている印象だ。
一方で、当時の人気の一流企業ソニーに就職したものの、万年ヒラ社員という方もおられる。大学時代、成績優秀で賞を取り、国家公務員試験に合格できたものの、席次的に中央官庁配属とならないことから、自治体に就職、目出度く議会対応するレベルに出世したものの、役所全体の給与引き下げのせいで給与的には恵まれない方もいる。
業績悪化が表面化する直前に、結構な額の住宅ローンを組んで、給与引き下げで首が廻らなくなった人もいる。


少し脱線してしまった。


山一證券の話題に戻したい。

山一證券の法人営業部門、あの飛ばしが表面化する前に、仕事の関係で名刺交換したことがある。今になって思えば、彼らは総じて信じられないレベルで慇懃なのであるが、顔つき目つきは何か変だった。ああいう雰囲気の人たちに、その後出会ったことがないからだ。

山一證券の最終処理、精算を引き受ける、業務監理部門の管理職、スタッフは、「しんがり」という小説での人物紹介を読むと、勤勉実直、やや偏屈、人に迎合しない個性的ではあるものの、通常の人事評価では、損しやすいタイプの人たちであるようだ。



誰でも、選択を迫られる時がある。

・出世と引き換えに、下手をすると不正に手を染めなくてはならない仕事を担当させられるかもしれないケース
・出世と引き換えに、部下の手柄を独り占めし、部下を裏切るケース

団塊の世代の管理職にこういう方が多かった。
山一證券での飛ばしは、こういう状況の中で編み出され、維持されたようだ。


しかし、誰も好き好んで不正をしたり、手柄を独り占めしたい訳ではない。

では、こういう選択肢ならどうすべきか?

・出世は約束されるが、体調悪化が懸念される人事異動
・出世コースからは一時的に外れるが、体調回復が期待できる人事異動



皆様はどちらを選ばれるであろうか?



何も選択せず、為すがままというのも選択もある。
そういう人は、結婚含めて人生すべて為すがままだったということになる。



意義ある人生には目的がある。そして意義ある人生は、完成を目指すものだとすれば、何を根拠に貧乏くじとするのか、評価の尺度は一種類とはならない。



出世願望どおり出世したものの、支店長栄転した後、交通事故に遭い、下半身不随の方もおられる。
出世かなわず早期退職、給与半分になったが実家の事業を手伝っておられる方もいる。
夫婦一緒で役所勤めだった人が、相次いで早期退職したケースもある。
早期退職後、カメラマンとして国内外で活躍されている方もおられる。リストラを一早く察知、早期退職し、母校の大学教官になったケースもある。

左遷されたことを貧乏くじとするのか?
倒産した会社を選んだことを貧乏くじとするのか?
激務が続き病気したことを貧乏くじとするのか?

東日本大震災に遭遇してしまったケースもあるだろう。



ただ、貧乏くじとは、それを受け止める本人の価値観、その後の生きざまで決まるものではないか。

私はそう思うようにしている。


人生には三幕あると思う。一つ目は大学受験、二つ目は立身出世、三つ目は老後である。その中で、老後が最も重要ではないかと思っている。理由は、自由に使える時間が最もふんだんに確保できるからだ。

各界著名人だとそうはならない。自身の名誉欲と引き換えに自身の後半生を犠牲にすることになる。


自由人だという自覚があれば、デモに参加しようと思えばできるし、役所に陳情文書を出すことを躊躇する必要はまったくない。それなりの職責にある人は、絶対そうはならない。公安にマークされ会社に誰かに?通報されることを覚悟しなくてはならないだろう。

そんな中で、尊敬する平泉澄先生、渡部昇一先生は、素晴らしい老後を過ごすために、若い頃から準備され、素晴らしい老後を過ごされたように見える。

私は早くからそうしたいと思い、今に至っている。高校1年の時に、哲学書を読み始めた時が最初のきっかけだったように思う。これらの本を時間や生活費のことを気にせず読めたら………何をするにしてもきっかけと動機がなければ実現しない。
学生時代、就職内定後において多くの講義を取得、学科で取得単位数だけならトップクラス、余った時間は図書館で政治思想分野の本をノンポリ感覚で読んでいた。就職後は手抜きせず徹底的に仕事はやった。ここで、やったと書いているのはエビデンスで示せるという意味である。徹底的かつ納得するまでやったという気持ちは消えていない。



政治家安倍晋三はどうか?
今時点での働きのために、政治家安倍晋三の人生が宿命づけられたとみるのであれば、安倍首相自身が愛国者であることを疑わないのであれば、国家のために敢えて苦難の道を選び、その中で最も貧乏くじを選ぼうとしているかもしれない。忙しい国会日程の合間をぬっての各国訪問実績が、その証左であろう。勝算あるかどうかわからぬ外交活動を続け、安倍首相一人の外交力で日本は政治大国化していることを疑う人はいまい。ここにきて、カナダがTPP参加批准を表明した。安倍外交の成果となるだろう。

首相本人が努めて明るく振る舞い、ああいう風にノー天気なのは、世界支配層から相当の圧力を受けていることをカムフラージュしようとした結果、という見方もできるのである。

以上

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テーマ : 経済 - ジャンル : 政治・経済

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