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2018.01.21 (Sun)

人生のけじめ

西部邁が自殺したらしいとのこと。

―― 参考情報 ――――――――――

「俺は本当に死ぬつもりなんだぞ」 妻の死から思索深め…
http://www.sankei.com/life/news/180121/lif1801210036-n1.html

―――――――――――――――――



私は、読者の皆様に西部邁ついて紹介したい本はない。たくさんの本を出した批判精神旺盛な方(提言ものがほとんどない)という印象しかない。

仮に、私が、「局面局面にて政策判断することに伴う、官房長官決裁文書を想定した在野のブロガー」だとすると、西部邁は、政府機関という組織にて決裁文書が存在することを想定したことがない人に見えた。

実務に係わるというのは、局面局面で、決裁文書の内容等をイメージできることを言うのだ。



西部邁は高校卒業まではノンポリだったそうだ。


||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%83%A8%E9%82%81

高校卒業まではマルクスもレーニンもスターリンも毛沢東も知らぬノンポリであった

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

私も実は、10年前まではノンポリ。それでも新聞の政治記事などはしっかり読んでいたし、マスコミの偏向報道については、高校時代に気づいていた。また、高校時代、哲学書は一応30冊くらいは読んでいた。大学の図書館にて、共産主義者ではないが、マルクス、レーニン、毛沢東の本を開いたが、染まらなかった。

ノンポリの定義が随分違うようだ。



話を人生のけじめにもどしたい。西部邁は『国民の道徳』(新しい歴史教科書をつくる会 編)を2000年10月に出している。こういう類の本を出版したからには、言論人として最後のけじめだけはしっかりしていただきたかった。

納得できないことはまだある。息子さんのレストランの実質オーナーみたいな存在だったことだ。言論活動で儲けた金の再投資先の妥当性として皆様はどう思われるか?



対照的なのは平泉澄先生一族である。
息子さん、お孫さんは平泉澄先生の著作の再編集、復刊に取り組んでおられる。

錦正社は、平泉澄先生の復刊ものが多い。

http://kinseisha.jp/bookcate/hiraizumi/

私は、このうち数冊を所蔵。中でも、「先哲を仰ぐ」、「平泉澄博士神道論抄」、「山河あり(全)」を読むと、分野別にけじめをつけるべく、日々行動し書き綴っていたのではないかと改めて思う。戦後において、戦前・戦中と変わらず、立派な言論人だったと尊敬している。もちろん、「少年日本史」は最後のけじめであったことは疑うべくもない。

同様に、渡部昇一先生の晩年の本もけじめとして書かれたと思っている。
逝去されて半年ちょっと経過したが、「渡部昇一の少年日本史」、「朝日新聞と私の40年戦争」は、澄み切った境地の本であることは、読んでいて伝わってくる。渡部昇一先生は、決して言いっ放しの人ではなかった。

日本会議の会報にちょくちょく出てくる田下昌明氏の「もう子育てでは悩まない この一冊で育児は完結する」という本も、晩年のけじめを意識し書かれたものであるようだ。



私は、本を出版するほどのレベルにはないが、9年間、ほとんど休まず書き続けた。評価されるされないに関係なく、いずれどこかで、自分のためにけじめをつけたいと思っている。



そう考えるので、西部邁は、晩年、自殺を仄めかすのではなく、日本人をジャップと呼ぶ前に(産経記事参照)、「国民の道徳」を書いた行為にけじめをつけていただきたかった。

―― 参考情報 ――――――――――

西部邁氏「安倍は保守じゃない。私は保守という言葉を理解しようとしない人々に憤りを込めて『ジャップ』と呼んでます」
http://hosyusokuhou.jp/archives/48802360.html

―――――――――――――――――



私はこういうモノの言い方に腹が立っている。学者なのだから、学術的、体系的、論理的であって欲しかった。まして、東大教官ならそうあってほしかった。

批判だけして言論人として仕事した気にならないでいただきたかったのである。
そして
批判だけして「人生が完成した」などと思わないでいただきたかったのである。



以上

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