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2016.06.23 (Thu)

安倍自民党の巧妙な選挙対策 「日本のこころ」議席獲得を祈願!

安倍首相が単独過半数獲得について、珍しく悲観的見通しを述べている。

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http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news2/20160622-OYT1T50102.html?from=yartcl_blist

自民の単独過半数、首相「とても届かない状況」

2016年06月22日 23時08分

 安倍首相は22日のNHKの報道番組で、参院選で57議席以上を獲得して自民党の単独過半数を実現する可能性について、「とてもそこまでは届かない状況だ。最初から困難な目標だと思っていた」と述べ、達成は難しいとの考えを示した。
  
 自民党の非改選議席は65で、単独過半数を取れば27年ぶりとなり、党内には「単独過半数を狙うべきだ」(麻生副総理)との積極論も出ていた。

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私は、これを煙幕とみている。そういう悲観的雰囲気で戦うという、選挙戦略上の発言なのである。


安倍自民の参議院選挙戦術は、実に巧妙である。どうしてそう判断するのか、根拠事例となりうるものをいくつか紹介させていただく。


■争点ぼかし

はっきりしていることは、選挙の争点をわからなくしたことだ。
争点がわかりにくいことは、マスコミにとって政権批判がしにくい状況が生まれる。
衆参同時選挙としないことで、自公固定票のみで戦おうとする意図が見えてくる。

そうせざるを得なかったのは、舛添都知事の動きにあった。
舛添が、本来あったはずの選挙シナリオを台無しにしたのである!

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http://diamond.jp/articles/-/93547?page=2

「報道が過熱するなか、都議会自民党は一貫して舛添さんを擁護し続けていたのですが、じつはそれを許さない数字が世論調査で出てしまったようなんです。6月4~5日にかけて自民党が参院選に向けた定点観測の世論調査を実施しています。結果は、普通は数日後に出ているはずなのですが、取材をしても恐ろしいくらいにその数字が表に出てこないんです」

 なぜ、世論調査の結果は出てこないのだろうか。それは、自民党にとって表にできないほど厳しい数字だったということだろう。自民党による舛添下ろしは、ここから始まったのだ。
 「数字を把握しているのは、官邸と自民党本部の一部だけでしょう。内閣支持率などかなり厳しいものだったと推測されます。その大きな原因とみなされたのが舛添問題でした」

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安倍首相は舛添問題のせいで、政局的に敢えて公約を高らかにうたい、話題をさらい、高投票率を目指してもいい結果とはならないことを予期、次善の策として、敢えて争点を目立たせず、それでいて、票固めだけはちゃっかりやる方向に方針転換することとなった。

安倍自民党のスタンスとして、本来理想とする、高投票率となる選挙戦を仕掛けられなくなったのである。

その状況で、次善の策として、自公固定票だけで選挙戦を手堅くまとめ、追加措置として、以下に示すような、個別かつ巧妙な選挙対策を実現、選挙戦に臨んでいるのである。



■自民の保守分断回避策、田母神俊雄支持者票を取り込み

青山繁晴候補出現により、愛国派は難しい決断を迫られた。

【2016参院選 青山氏出馬会見詳報(上)】
「1期しかやらない」「献金一切受け取らない」「拉致被害者高齢化、決心に」
http://www.sankei.com/west/news/160620/wst1606200076-n1.html

立候補表明のタイミングが絶妙としか言いようがない。保守系支持層の相当数は、青山繁晴に流れるはずだ。



■電力労連取り込み、民共合作潰しのための、高浜1.2号機延長

民共合作の政策的な泣き所は、エネルギー政策である。電力労連は、民進党支持の連合の主力労連の一つ。
安倍自民党が、このタイミングを狙って、高浜1・2号機の運転延長を認可したことは、電力労連が自主投票せざるを得なくなることを意味する。
それでも、電力労連が、民共合作を指向するとすれば、自分たちの職場をなくす候補に投票するという意味で、労組幹部は無邪気な馬鹿ということになる。

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http://www.yomiuri.co.jp/science/20160620-OYT1T50091.html?from=ytop_ylist
高浜原発1・2号機、20年間の運転延長を認可

2016年06月20日 21時19分

 運転開始から40年を超えた関西電力高浜原子力発電所1、2号機(福井県高浜町)について、原子力規制委員会は20日、20年間の運転延長を認可した。

 運転期間を原則40年と定め、例外的に最長20年延長できるとした新制度のもと、延長が認可されたのは初めて。関電は必要な安全対策を進めたうえで、福井県と高浜町が同意すれば、2020年頃に再稼働させたい考えだ。

 1号機は運転期間が丸60年となる34年11月、2号機は35年11月まで運転できる。安全対策の計画が認可されたことを受け、関電は19年10月までに、重大事故時の対応拠点「緊急時対策所」を建設したり、防火対策として総延長1300キロ・メートルに及ぶケーブルを交換したりといった工事を進める。費用は2160億円と見込まれている。

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■投票率が低い選挙戦での若年層の固定票確保策としての18歳選挙権施行

低投票率下での18歳選挙権施行は、自公固定票が増える結果をもたらすことは明らかである。

参政権、71年ぶり拡大…18歳選挙権施行
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news1/20160619-OYT1T50023.html?from=yartcl_blist



■三菱グループ対策、自動車労連対策としてのの異例の温情措置

三菱自工の燃費偽装、下請け1社の倒産だけで済んでいる。不思議なのは、温情措置が継続していることだ。三菱というブランドは、それほどまでに政治的意味を持つものなのだ。
そして、一連の温情措置が意味するものは、何か?自動車労連の組合員でそれでも民進候補に投票するのは馬鹿としか言いようがない。なぜなら、民進はその体質上、こういう不正を殊更喧伝、政治利用してきたからだ。
三菱グループの社員そして自動車メーカー関係者は、安倍自民党に温情措置を感謝すべきだろう。

三菱自の「型式指定」取り消さず…国交省が調整
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160621-OYT1T50005.html?from=y10


■衣料品メーカー向けの救済措置

目立たない記事であるが、国内製造の衣料品メーカーの救済措置と読み取れる。
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アパレル業界の不合理な商慣習、改善を…経産省
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160617-OYT1T50027.html?from=yartcl_outbrain2

経済産業省はアパレル業界に見られる不合理な商慣習を批判し、経営の改善を促す。
 
 衣料品の国内市場が縮小する中で過剰な供給と安売りが続き、産業が衰退する懸念があるためだ。17日にまとめる報告書で課題を示し、対処するよう注文をつける。

 報告書では、多くのアパレル企業が無難な「流行」の衣料品を出して供給過剰となっており、「バーゲンで価格を下げて販売されることが常態」となっていると指摘。コスト削減のしわ寄せが設備投資や人材育成の停滞につながり、商品の陳腐化と消費者離れという「悪循環」に陥っていると分析する。

 百貨店とアパレル企業の間で一般的に行われている委託販売を「小売り側が売れ残りのリスクを負わず、過剰な注文・在庫が生じやすい」要因とし、アパレル企業の直接販売などへの見直しも促す。縫製などを行う製造業者に発注した商品を引き取らない商慣習が一部残っていることも問題視し、製造業者の経営を衰弱させているとして是正を求める。

2016年06月17日 18時30分

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■舛添都知事の参議院選挙公示前の辞職

これは解説不要だろう。安倍自民党は、舛添都知事の一連の言動に対し、世論の批判を真摯に受け止め、辞職させたのである。民進党が政権与党で、民進党の都知事だったらそうはならなかっただろう。

舛添氏辞職、参院選に波紋…首相は街頭で謝罪
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2016/news1/20160620-OYT1T50005.html


■ヘイト法法制化

私はヘイト法に反対であるが、ヘイト法法制化は、タイミング的に、すべての在日が民進党支援になびくことを阻止したという見方をしている。在日分断策として、ヘイト法は機能するかもしれない。すなわち、しばき隊やシールズなる組織が解体・消滅しつつあるのは、在日の総意かもしれないのである。


■「日本のこころを大切にする党」潰しのための田母神俊雄の長期拘留

異例の事態として書かなくてはならないことがある。それは、田母神俊雄が保釈もされず、2カ月以上もの長期拘留扱いとなっていることである。
検察がやっていることは理不尽としか言いようがない。その状況で青山繁晴が自民党公認で出馬するのである。
田母神俊雄は、脇が甘かったとしか言いようがない。都知事選挙を担ぎ出したあの人物に嵌められたのである!なんとか桜の番組など見ている場合ではないのである。




安倍自民党は、かくも老練な選挙対策を直前に、かつ矢継ぎ早に実行に移した。選挙に臨む政権与党として敢えて冒険をしないように見せかけて、実はちゃっかりとしかるべき議席を獲得すると私は読む。

ひょっとしたら、という期待は確かにある。
それくらい、老練かつ絶妙と言えるのだ。


しかし、一方で、次世代の党以降、安倍自民党を援護射撃してきた、「日本のこころを大切にする党」がこのまま消滅していいのか、という思いを私は持っている。

安倍自民が窮地に立った時、あるいは安倍自民が公式に言及しにくい事案について、

たとえば

核武装
拉致被害者の自衛隊による奪還
領海侵犯事案への武力攻撃等
交戦国に対する相手国本土攻撃の実施

について、「日本のこころ大切にする党」の国会質問、言及が必須となる場面を私は予見する。

それゆえ、私は、選挙区は愛国候補、比例は西村眞悟候補1本で選挙戦を闘うことを宣言し、本稿を終える。

西村眞悟
http://www.n-shingo.com/

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