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2017.11.09 (Thu)

憲法改正実現  複数案の選択肢を示すための道筋  受け皿は用意されている!

憲法改正論、保守言論界において、これが理想だ、こうすべきだ、実現すべき結論はただ一つ、安倍首相のあの発言は後ろ向きだ、やる気がないのか?やる気ないのなら首相やめて欲しいみたいな論調の方を見かける。

私は、この種の主張とは一線を画する。

そもそも、何度か国政選挙を経て、憲法改正が行える議席に届いていることを奇跡だと思っていること、たとえ改正できたにせよ、数十回改正してやっと、数多の保守の論客が語る次元で納得できる内容になると考えているからだ。

それゆえ、現時点で、保守の論客が納得しうる「初回の改正」は不可能だろうと考える。

理由は、世論がついていっていないからだ。

世の中、一握りの優秀な人が正しいと主張することが、常に実現する訳ではない。却って、二番煎じ、三番煎じのアイデアの方を、世論が受け入れることが多い。

車の世界では、ホンダが革新的機能を先行させ、トヨタが追従したのと似ている。電化製品の世界では、ソニーがそうだった。松下電器は、故障は少なく長持ちはするが、マネシタ電器と陰口を叩かれたものだ。

政治の世界、法律の世界もそうだ。
最初から、理想はこうであり、結論は一つだと決めてかかることに無理がある。なぜなら、結論は一つだけでないからだ。



むしろ、憲法改正国民投票において、国民各層が納得しやすい、あるいはイメージ的に賛同できるような選択肢であるべきだ、と言いたい。

憲法改正は確かにすべきだ。がしかし、憲法改正の論点を、世論調査動向を加味して条文レベルで示してきた方は極めて限定される。

論理的にはああだこうだと、法律知識を披露し道理を振り回すことは誰でも可能だ。
しかし、国民投票を経て実現するのであれば、世論調査動向に無関心であってはならない。

どう表現すれば改正に賛同する投票が得られるのか?そういう視点に立たなくてはならない。
私は、大衆迎合であるべきと書いているのではない。



論点は大方揃っている。
現憲法の欠陥情報、概ね調べ尽くされて感がある。
そう見ていい。
問題だー、問題だーと語るだけでは、何一つ変わらないことははっきりしている。我々は、十分問題を認識したはずであり、事を前に進める必要がある。

安倍政権は、憲法改正実現に実務的視点から取り組んできた唯一の政権であるとみていいだろう。
戦後の歴代の内閣の中で、法整備を進めつつ、憲法改正の論点、憲法改正方針、憲法改正時期を表明した内閣は、他にない。
ファジーでソフトランデイング路線が相次いでいることもあり、私も安倍政権について不満はあるが、それは移民受入れ拡大、マスコミ対策放置、消費税増税代替策への取り組み不足等の特定の政策についてである。
従って、現時点で、憲法改正について、安倍首相批判派の保守系言論人は、事の本質が見えていないのではないかと言いたい。



各論に入りたい。

現憲法は、数十回くらい改正を繰り返して、保守の論客がやっと納得する内容となるだろう。私は、そう見ている。
詳細検討すべき事項は4項目存在すると私は見ている。

①憲法かくあるべきとする主張・論点の発掘
②改正すべきポイントの整理、改正手順
③世論が納得する表現(世論調査結果を考慮したもの)
④国民投票として判断を求める選択肢の絞り込み

既に、①と②は出揃った。自民党改憲案は、①、②の作業をこなしたとみていいだろう。
しかし、実現ベースで憲法改正をイメージした場合、①~④を包含した文書が必要となる。が、私は見たことがない。大半が①、②の次元でとどまっている。
ただし、②、③、④は首相や官邸スタッフ、極少数の言論人がどういうシナリオで進むべきか、想定済みだろうと予想する。

決裁文書イメージの提言書がない!と言いたいのである。



一握りの優秀な人は、国民投票対象となった特定の条文についてそうあるべきだというスタンスを保ちつつ、条文改正案について3ケースくらい示し、その内容について世論動向を踏まえ、国民投票で何を決めてもらうのか調査・検討するのが現実的だろうと考える。

そういう趣旨の記事が、11月3日の読売朝刊で掲載された。

井上武史

一読する価値はある。

私は、憲法改正賛成派である。いい加減な案で憲法改正すべきだと思っている訳ではない。
ただただ、一握りの優秀な人が、こうすべきだ、結論はただ一つ、それ以外はダメだと大騒ぎしても投票するのは、有権者なのだ。

先鋭的な理想を掲げ、それを受け入れなければ、愛国者ではないとか、保守ではないと主張することに、無理がある。大多数の大衆は、●●なのだ!

さて、保守言論界においては、憲法改正事案だけはスクラムを組み、日本会議を母体?とする組織化が進められ、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が発足した。櫻井よしこ、田久保忠衛、三好達、三人が共同代表だそうだ。


美しい日本の憲法をつくる国民の会
https://kenpou1000.org/


「美しい日本の憲法をつくる国民の会」は、政権が進めようとする憲法改正を支援する、(保守側の受け皿的)民間組織として機能し始めている。

私は、一事が万事、総論だらけの櫻井よしこという言論人、あまり好きではない。中味がないのだ。が、政治に疎い人への影響力はあると評価する。

櫻井よしこについては、多分に総論だらけの記事が多く、その大半がゴー●ト●イターによるものではないかと予想、政策実現を促す陳情書、提言書レベルのものは皆無(に近い)のであるが、マスコミの偏向捏造、印象操作され、自分の頭で日本国憲法の良し悪しを判断できない人向けに、櫻井よしこの存在は欠かせないという評価である。

かくいう私も、ノンポリ時代は、櫻井よしこがテレビでコメントする時は注意して聞いていた。今は、そうはしないが。

すなわち、各論を論じることができる言論人が官庁レベルでの詳細検討の際に必須であるのと同時に、「自分の頭で考え判断できない人たち向けに総論で語る言論人」も必要となるのである。

ここで、いまだにGHQの洗脳工作が解けず、今はマスコミの情報操作の餌食となっている65~85歳の世代の方々の存在を指摘する。この世代、投票率が他の世代と比較して高く、世論対策上無視できない。
本来、言論人たるもの、職業的に、総論、各論ともきちんと語れる能力を有するべきなのであるが、「自分の頭で考え判断できない人たち」が相当数存在するがゆえに、(代弁して)やんわりとわかりやすく、かつ流麗な言葉で語れる言論人が、求められるのである。

櫻井よしこは、そういう役割を担うのにうってつけの人物なのである。

従って、櫻井よしこの出番はあるとみる。
既に、用意されているとみていいだろう。

そのタイミングは、①~③の詳細検討が出揃った時点で、④を決める前後、具体的には「憲法改正の必要性を世論に訴え、選択肢を絞り込んだ状態で国民各層に国民投票参加を呼びかけるタイミング」で、総論ベースでお化粧廻しを付けてビラやパンフレットを大量に準備、配布する必要がある。

大物政治タレント、櫻井よしこが必要となるのは、その種のビラやパンフが大量配布されるタイミングなのである。


以上

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05:54  |  法整備  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

無責任な大衆は説得が面倒ですね

有権者には、「善良な有識者(有名大卒、政治知識も責任感も兼ね備えた優秀な者、教養人)」と「ノンポリ(最低でも中堅クラス以上の大学卒または学業成績優秀だが高卒の者、有識者程熱心ではない事と、政治知識があるわけではなく、特定の政治思想を持たない、もしくは持っていたが、現在は諸事情で無関心となった(有名大卒に多いと思います)が、自身の仕事等に対しては責任感を持とうとする者)」、「大衆(学歴が低い(高卒中位層以下、中卒、もしくは義務教育すらまともに受けていない者(中学校以下で不登校))、主婦層(学業成績は中位以下)、付和雷同し、選挙年齢に達しているという理由だけで投票する者など)、仕事などに対しても無責任、身勝手な行動が目立つ者」、「悪質な有権者(犯罪的志向のある人物、煽動家、宗教カルトに嵌っている人物、共産主義者、元共産主義者(無害なものは除く)」がおり、更に、その知性で分類した場合に、大衆層というのは、学歴も低い者が多いですから、この、選挙制度自体が大衆層が選挙権を行使する「大衆主義」の形を取っているのは、余りにも危険な事だと思います。

テレビに出演している芸能人も、大卒もいるようですが、有名大卒は少ないですし、下手すれば高卒、中卒という事もありますから、ああいった人たちが言う事に「そうだ、そうだ」と、思考停止状態で「共感」している「大衆」の票を煽動されるような事があれば、相当厄介な問題だと思っています(公共電波を使用している以上、テレビ出演している芸能人が「私人」という理由だけで無責任な発言、煽動する行為は許容されない)。

そもそも、学歴が低い(学識が無い)者を説得するのは、非常に厄介かつ面倒な事です。建前上は、中学校、高校で社会を習いますが、これらですらまともに勉強しなかったような人に「高度な政治知識」を持てると期待するのは、無理な話だと思いますし、彼が実際の所自分の生活以外の事に興味を持つのかどうかすら怪しいものです(他人事だと思っている可能性が高いです)。

実際の所、彼らに耳の痛い事であったとしても「聞く気があるのかどうか」分かりませんから(そもそも自分の仕事ですら、無責任な行動を取る者もいますからね)、説得を試みる側からすれば、あまりにも面倒な集団だと思う事でしょう。

大衆の説得については、一部の層は諦めた方が良いようにも思いますが(中学校レベルですら理解できない者などは、あまりにもレベル、民度が低すぎるので、こちらの説得自体が徒労に終わると思います)、こちら側が促せば、耳を傾けようとする者や、啓蒙すれば高卒平均レベルくらいにはなる者は、説得を試みた方が良いように思います。

ただ、悪質な有権者の説得は諦めた方が良いように思います。時間の無駄になるだけでしょうから。ただし、政治関与は阻止しなければなりませんから、関連法の制定は必要だと思います(破防法、スパイ防止法、共謀罪、外患罪の改正)。

この大衆層の説得については、上品な保守よりも、泥臭い仕事ですら厭わない「共産党、立民党」の方が上手ですね。動機や発想は、悪質(大衆を馬鹿と見ており、思考力が無い為、都合の良いきれい事や与党への不満を述べれば、大衆票を獲得しやすい為、騙してでも票を獲得できれば良いと思っている為)ですが、確かに、大衆は「愚か」なので、それ自体は間違いでは無いですからね。

我々の側もこういった野党側の、票を得る為だけの「悪質な発想」を見習うべきではないかと思いますね。

有権者は、「まともな者」よりも「愚民」が多いという事を自覚し、上品な対応をしているだけでは勝てない事を周知しなければなりません。

まあ、一番良いのは、「愚民が選挙権を行使しない事(投票するのは日常生活レベルの事だけで良い)」だと思いますけどね。
西 |  2017.11.10(金) 01:33 | URL |  【編集】

Re: 無責任な大衆は説得が面倒ですね

> 有権者には、「善良な有識者(有名大卒、政治知識も責任感も兼ね備えた優秀な者、教養人)」と「ノンポリ(最低でも中堅クラス以上の大学卒または学業成績優秀だが高卒の者、有識者程熱心ではない事と、政治知識があるわけではなく、特定の政治思想を持たない、もしくは持っていたが、現在は諸事情で無関心となった(有名大卒に多いと思います)が、自身の仕事等に対しては責任感を持とうとする者)」、「大衆(学歴が低い(高卒中位層以下、中卒、もしくは義務教育すらまともに受けていない者(中学校以下で不登校))、主婦層(学業成績は中位以下)、付和雷同し、選挙年齢に達しているという理由だけで投票する者など)、仕事などに対しても無責任、身勝手な行動が目立つ者」、「悪質な有権者(犯罪的志向のある人物、煽動家、宗教カルトに嵌っている人物、共産主義者、元共産主義者(無害なものは除く)」がおり、更に、その知性で分類した場合に、大衆層というのは、学歴も低い者が多いですから、この、選挙制度自体が大衆層が選挙権を行使する「大衆主義」の形を取っているのは、余りにも危険な事だと思います。
>
> テレビに出演している芸能人も、大卒もいるようですが、有名大卒は少ないですし、下手すれば高卒、中卒という事もありますから、ああいった人たちが言う事に「そうだ、そうだ」と、思考停止状態で「共感」している「大衆」の票を煽動されるような事があれば、相当厄介な問題だと思っています(公共電波を使用している以上、テレビ出演している芸能人が「私人」という理由だけで無責任な発言、煽動する行為は許容されない)。
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> そもそも、学歴が低い(学識が無い)者を説得するのは、非常に厄介かつ面倒な事です。建前上は、中学校、高校で社会を習いますが、これらですらまともに勉強しなかったような人に「高度な政治知識」を持てると期待するのは、無理な話だと思いますし、彼が実際の所自分の生活以外の事に興味を持つのかどうかすら怪しいものです(他人事だと思っている可能性が高いです)。
>
> 実際の所、彼らに耳の痛い事であったとしても「聞く気があるのかどうか」分かりませんから(そもそも自分の仕事ですら、無責任な行動を取る者もいますからね)、説得を試みる側からすれば、あまりにも面倒な集団だと思う事でしょう。
>
> 大衆の説得については、一部の層は諦めた方が良いようにも思いますが(中学校レベルですら理解できない者などは、あまりにもレベル、民度が低すぎるので、こちらの説得自体が徒労に終わると思います)、こちら側が促せば、耳を傾けようとする者や、啓蒙すれば高卒平均レベルくらいにはなる者は、説得を試みた方が良いように思います。
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> ただ、悪質な有権者の説得は諦めた方が良いように思います。時間の無駄になるだけでしょうから。ただし、政治関与は阻止しなければなりませんから、関連法の制定は必要だと思います(破防法、スパイ防止法、共謀罪、外患罪の改正)。
>
> この大衆層の説得については、上品な保守よりも、泥臭い仕事ですら厭わない「共産党、立民党」の方が上手ですね。動機や発想は、悪質(大衆を馬鹿と見ており、思考力が無い為、都合の良いきれい事や与党への不満を述べれば、大衆票を獲得しやすい為、騙してでも票を獲得できれば良いと思っている為)ですが、確かに、大衆は「愚か」なので、それ自体は間違いでは無いですからね。
>
> 我々の側もこういった野党側の、票を得る為だけの「悪質な発想」を見習うべきではないかと思いますね。
>
> 有権者は、「まともな者」よりも「愚民」が多いという事を自覚し、上品な対応をしているだけでは勝てない事を周知しなければなりません。
>
> まあ、一番良いのは、「愚民が選挙権を行使しない事(投票するのは日常生活レベルの事だけで良い)」だと思いますけどね。


大変鋭い考察だと思います。
具民に投票させない様、政権は低投票率を狙って選挙戦略を練ったかもしれません。
希望の党が人気化しバブルがはじけ、投票日を迎えたのは偶然とは思えません。
投票率の動向がすべての鍵を握っているような気がしております。
管理人 |  2017.11.10(金) 19:34 | URL |  【編集】

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