2017年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

2017.11.08 (Wed)

なぜトランプは靖国参拝しなかったか?

多くの保守系言論人が、今回来日期間中のトランプの靖国参拝を待望した。
拙ブログ管理人は、日米和解の儀式の総仕上げとして来日時の靖国参拝のシナリオを見出した。
が、実行されなかった。
私は、そのことに失望していない。

トランプにとっては、来日時、靖国参拝以上に政治的に重要と考えることがあったと私は解している。そのことを共有化するために、出稿することとした。

■トランプが靖国参拝しなかった理由その1 日米首脳会談上のテーマとして、拉致問題の解決を靖国参拝(日米和解の儀式の総仕上げ)以上の重要テーマと位置付けた

今回の日米首脳会談は、日米両首脳は、朝鮮半島問題対応に特化、拉致問題とセットで北朝鮮問題を扱うことに注力した。

―― 参考情報 ――――――――――

日米首脳会談  安倍首相は言いにくいことすべてをトランプに言わせた?
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-732.html

―――――――――――――――――

トランプは、安倍首相が国内対策的に言いにくいであろうことを理解、露祓いし、代弁したと私は見ている。
事前にそういうシナリオがあると書いたが、そのとおりになった。
日米首脳会談の結果、解決すべき北朝鮮問題は、拉致問題、ミサイル問題、核開発であることを国際社会に表明、拉致被害者の無条件帰国は、米朝戦争開始に係わる最後通牒となる可能性大と予想する。

すなわち、拉致問題は、対北朝鮮対応上、靖国参拝以上の重要課題と位置づけられたということである。一方、靖国参拝は、中共との紛争が予定された場合の切り札であり、今はその切り札は使う必要がない。
日米両首脳は、北朝鮮問題に特化して会談し、対応協議した。よって靖国参拝はスケジュールから外された?と見立てるのである。


■トランプが靖国参拝しなかった理由その2 トランプは信じられる安倍首相とゴルフをすることに大統領として何よりも価値を見出した

私は、ゴルフというスポーツの価値を左程認めないが、トランプは、世界のどの首脳も信じられない中で、安倍首相と共にゴルフをすることを何よりも大切なことだと考えているようだ。日米両首脳が靖国参拝するよりも、どういう人間なのか、どういう性格なのか、互いに理解することが大統領として最も重要なことと受け止めたようである。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.sankei.com/politics/news/171108/plt1711080002-n1.html

 こう語ったトランプはさらに、5日午後のプレーを含めて安倍との2回にわたるゴルフ会談を振り返り、安倍との友情についてこう述懐した。

 「やっぱり、ゴルフをしたことがお互い大きかったなあ。私も(各国と)何度か首脳会談をしてきたけれど、会談して食事して終わりだからな。その点、ゴルフをすれば相手の性格も分かるし、本音も話せるし、打ち解けることができた」

 拉致被害者の家族との面会では膝詰めで話を聞き、「皆さんは強いリーダーを持っている」と安倍を持ち上げた。安倍には「シンゾー、これは必ず一緒にやろう(解決しよう)」と呼びかけた。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

普通は、ここまでは言わない。

■トランプが靖国参拝しなかった理由その3 北朝鮮問題は北朝鮮自ら対話を求めるシナリオとしたかった・北朝鮮問題は靖国参拝と政治的にリンクしない

朝鮮問題についての対話は、北朝鮮自らが対話を求めるシナリオの中で行われることをトランプが名言している。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.sankei.com/politics/news/171108/plt1711080002-n2.html

 5日のゴルフ会談に関しては、語り合ったことを表に出さない取り決めになっているが、北朝鮮危機などに関し本音の話をした。同席者の多い首脳会談時よりも、むしろ掘り下げた話があったといい、当面は、日米両国や関係諸国による対北制裁の行方を見守ることなどで合意したとされる。

 両首脳が機微にわたる話をしたのは、一緒にプレーしたプロゴルファーの松山英樹が離れた場所にいた場面でのことだった。

 北朝鮮危機をめぐっては5日夜の東京・銀座の鉄板焼き店でも、トランプ好みのウェルダンで焼かれた但馬牛を堪能しつつ、両首脳は次の見解で一致した。

 トランプ「とにかくこちらから北朝鮮に、何らかの対話を請う(beg)てはならない」

 安倍「もちろん、向こうから対話を求めるようにしなければいけない」

http://www.sankei.com/politics/news/171108/plt1711080002-n3.html

 首脳同士の信頼関係は、互いの国の政策全般にも関わってくる。首脳会談の場では、トランプはこうも断言した。

 「シンゾーだから日米関係はいいんだ。シンゾーだから、私は日本のためにやる。もし(日本の首相が)シンゾーじゃなければ、私は(他国と自由に契約を結ぶ)フリーエージェントになるんだ」

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

普通は、手の内を明かすようなことは言わない。
が、国内的に北朝鮮と対話を継続すべきとの意見が相当数ある中で、日米両首脳による「とにかくこちらから北朝鮮に、何らかの対話を請う(beg)てはならない」発言は政治的に意味がある。

日本共産党、社民党や北朝鮮の工作員ではないかと思われる政治屋たちは、何の前提条件も何ら期限を示さずに、対話を継続すべきだとする発言を繰り返してきた。そこで、なぜ「とにかくこちら側から北朝鮮に、何らかの対話を請う(beg)てはならない」のか、これら野党に対し質問主意書を提出し回答させたい、回答させるべきと考える。

当然のことであるが、靖国参拝と北朝鮮自らが対話を求めるシナリオは政治的にリンクしないので今回は靖国参拝する必要はない………………のである。


本稿では、日米両首脳が靖国参拝しないことになった、考えられる三つの理由を示した。

今回の日米首脳会談は、一緒にゴルフをしたことを含めて、非常に実務的で内容が濃かった会談だった。靖国問題はその原因そもそもが対中共事案であると理解すれば、日米両首脳が靖国参拝しないからと言ってがっかりすることはない。

産経にて報道された、一連のトランプ発言は、トランプは外交的には安倍首相を頼りにしつつ、日米両首脳が一致団結し事に当たろうとしていること示している。

産経以外の新聞は、上記トランプ発言を決して報道はしないだろうが、外乱を排して事の推移を分析すると、「すべては、安倍外交のこれまでの頑張りが評価され、今回の日米首脳会談にて精緻かつ実務的なレベルで北朝鮮問題への対応内容が確認された」、靖国参拝は中共対応が日米首脳会談の本丸となった時に備えてとっておく、そう分析するのである。

以上

関連記事

テーマ : 私の見解 - ジャンル : 政治・経済

12:05  |  外交  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

Comment

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (現在非公開コメント投稿不可)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/tb.php/734-fea0dd81

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |