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2017.08.06 (Sun)

日本が北朝鮮に見習うべき点

国連にて、北朝鮮に対する制裁決議が全会一致で採択された。

日本にとって、これは望ましいシナリオだったのであろうか?すべては事後措置に過ぎない。この措置によって、北朝鮮が体制崩壊するか、私は疑問に思っている。
再び制裁逃れが現実化するのではないか。
ここで、真の自主独立を目指すという視点に立つらば(実現は困難なであることは承知)、ここまでアメリカを本気にさせる核戦略を実行し続けた、北朝鮮に見習うべき点があると考えるべきだ。

田母神俊雄は、その著書「サルでもわかる 日本核武装論」にて、北朝鮮の核戦略をかく分析している。
この本が書かれたのは2009年である。北朝鮮は8年かけて、アメリカ本土を直接狙える兵器の開発に成功したのである。

この8年間、日本は何をして来たかということになる。


「サルでもわかる 日本核武装論」の12~16頁の該当箇所を以下に転載させていただく。


||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

「北の核」に日本はどう備えるのか

北朝鮮の外交戦略は正しい
この本は、日本が核武装をなぜ急がねばならないか、を説明するのが主旨ですが、その前に”北の核”についてもう少し考えてみましょう。

誤解を恐れずにいえば、今回の北朝鮮の核実験は、外交戦略的には、まったく正しい選択であったということです。私はこれまでも、他の場所で述べてきましたが、核というものは、非対称の兵器であって、一対一〇でも一対一〇〇であっても、一発持ってしまえば、決して他国から軍事攻撃を受けることがない、という点にこそ真の威力があります。そして、それは、平時における外交の場、話し合いの場においても、最終的に核保有国の意志が、非核保有国の意志をつねに圧倒するという形で威力を発揮します。その良い例が、国連における常任理事国(米・英・仏・露・中)の拒否権です。これら一国が拒否権を発動すれば、国連の安全保障理事会は立ちゆかず、何もきめられません。つまり、国連は民主的国際機関とはとても呼べず、その背後にあるのが、常任理事国の拒否権と核の存在なのです。また、もう一つ見逃せないのが、常任理事国はアジアでは中国一国しか存在しない、ということです。これは、アジアの安全保障はすべて中国が決める、という別の問題もはらんでいます。

こうした欠陥を持った組織に、日本の命運を預けて、”国連主義”を主張する、民主党・小沢代表代行のメンタリテイなど、私にはとうてい理解できません。
北朝鮮の最終目的は、現在の覇権大国であるアメリカと、インドやパキスタンのように対等な平和条約を結ぶというものです。
彼らは、そうすることが、北朝鮮という国家および金王朝の絶対の生存条件と思い定められています。したがって、アメリカに届くミサイルを持ち、それに搭載可能な核弾頭を開発するということは、今後とも絶対にあきらめないし、国連の制裁決議や諸外国の非難が集中しても、敢然と押し進めるでしょう。


国際関係のなかの核武装戦略

私は、国際社会の現実は、ある種の無政府状態だと考えています。国連において、どんな崇高な理念が議論されたり、違法国家に対してどんな厳しい決議が下されたりしても、世界政府や強制力(武力)を持った世界警察が存在しない限り、画餅に終わります。実際、国連は、カンボジアの大虐殺を防ぐことはできなかったし、中国政府によるチベットやウイグルにおける民族弾圧を、現在に至るも放置したままです。
核を持ったイスラエルと、周辺国、たとえばパレスチナの紛争に対しても、何ら有効な対策を打ち出してはいません。
力の強い国が無法な行動を取っても、力の弱い国は、批判はできても、現実的な対抗策は採れない。残念ながらそれが世界の現実なのです。
北朝鮮は、このことを良く理解しています。
また、北朝鮮は、中国・毛沢東が核を持った経緯を良く研究していると思います。毛沢東は、朝鮮戦争(一九五〇~五三年)や台湾海峡危機(五〇~六〇年代)で、アメリカから核の恫喝を受けたことにより、核兵器が単なる戦争の手段ではなく、大国として行動するための不可欠な政治兵器であると明確に意識します。だから、「国民がズボンを穿けなくても、飢え死にしようとも核の開発を進める」と決意(一九五五年宣言)し、ついに、一九六四年、最初の核実験に成功します。
この時期の中国は、日本では「大躍進という無謀な経済政策で数千万人もの餓死者が出た」という面のみが強く意識されていますが、一方で中国の現在の核戦略に至る基礎を作った、重要な時期であるということを忘れてはいけません。
実際、その後のアメリカの対中対応は大きく変化します。七一年、台湾を見棄てて、中国を国連の安全保障理事会に招き入れ、七九年には国交正常化を図っています。
おそらく北朝鮮は、こうした毛沢東の核戦略外交を十分学び取っていると思います。
おそらく金日成は、六〇年代の終わりに「米国が韓国から手を引かざるを得ないよう、米本土に届く核ミサイルを自力精算せよ」と秘密教示を出したといいます。
北朝鮮はつねに飢餓の噂が絶えないほど、経済はメチャクチャです。中国のように改革開放政策を採ろうにも、そうすれば外国から人や情報が一気に押し寄せ、ねつ造された神話による世襲独裁体制など、あっという間に崩壊するでしょう。

また、貿易の六割、エネルギーの大半は中国に押さえられています。核を持ち、アメリカと対等に話し合えるようになれば、中国とも、現在より強い立場で接することができる。そうした意味で、北朝鮮の立場に立てば、今回の核実験は正しい方向である、ということなのです。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

以上










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    テーマ : 北朝鮮ミサイル発射について - ジャンル : 政治・経済

    19:11  |  反日国  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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