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2017.08.02 (Wed)

すべき取材をせずに記事にしても説得力はない

内閣改造人事に関して、産経が配信した記事について批評目的で出稿することとした。
当該記事を配信したのは、産経の酒井充記者。取材すべき取材をせず記事にした、そういう評価である。

酒井充記者は、政局を記事にするのを得意としているようだ。
この記事を読んでみたい。

―― 参考情報 ――――――――――

10年前の夏とどこか似てないか? 「安倍降ろし」の裏に見え隠れする「憲法改正封じ」
http://www.sankei.com/politics/news/170703/plt1707030037-n1.html

―――――――――――――――――

記事をざっと一読した印象だが、政界の雰囲気・風みたいなものをシナリオにして繋ぎ合わせて記事にすることが得意なようである。

雰囲気をただ書いただけであり、厳密な意味でいうと、論理的ではないと言いたい。



続いて、この記事を読んでみたい。
冒頭で紹介した記事よりは、少し裏付けがある。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.sankei.com/politics/news/170802/plt1708020008-n1.html

渦中の文科相就任、重鎮・伊吹文明氏が固辞 改造の目玉が…安倍政権に大打撃

 内閣支持率の急落に苦しむ安倍晋三首相にとって、伊吹文明元衆院議長の文部科学相起用は内閣改造の目玉であり、切り札でもあった。これを固辞された打撃は大きく、人事構想はギリギリの段階で大幅な修正を迫られた。

 首相が、伊吹氏という大ベテランに白羽の矢を立てたのは、政権の求心力を回復するには、加計学園の獣医学部新設をめぐり、首相官邸に対する「反乱軍」と化した文科省の「平定」が急務だと考えたからだ。もし文科相人事に失敗すれば、官邸への反乱が他省庁に飛び火することもあり得る。

 伊吹氏は旧大蔵省出身で官僚機構に精通している上、第1次安倍政権で文科相を務めるなど文部行政にも明るい。党幹事長なども歴任し、党内の不満を押さえ込む実力を有する。それだけに首相の後見役である森喜朗元首相も、伊吹氏の起用を首相に助言していた。

 だが、伊吹氏は首を縦に振らなかった。国権の最高機関の長である衆院議長経験者が、行政府の閣僚を務めるのは「筋が通らない」と考えたようだ。

 ただ、参院議長を務めた江田五月氏が、民主党政権で法相に就任するなど前例がないわけではない。閣内に入れば政治資金などの問題を野党・メディアに細かく詮索され、晩節を汚すリスクを負いかねないという計算も働いたとみられる。

 内閣改造の切り札を失ったことで内閣改造は新味に欠けることになる公算は大きい。裏を返せば自民党の人材不足が深刻化していることの証左ともいえる。(酒井充)

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

記者は「政権にとって大打撃」だとしているが、私には理由がわからない。

しかるべき裏付け取材を行なっていないのが気になる。

・そもそも伊吹議員は文科省の天下り事案、今回の騒動をどう見ているのか
・伊吹議員は、森友・加計事案に係わる政権対応をどうみているのか
・伊吹議員に文科省平定の気力、体力があるのか否か

記者は、自民党の人材不足が深刻化していると書いている。具体的根拠は何であろうか?根拠もなく、人材不足だと書いているような気がする。
先ほどのニュースでは、文部科学相に林芳正元農水相という報道であるが、林議員なら経歴的にも学歴的にも力量的に遜色ない気はする。

政権への大打撃だと書くにしては、記者の思いこみがいささか過ぎる、そういう印象である。

大打撃と結論づけるなら、なんらかの数字的根拠、自民党各派閥関係者の見解も聞きたいところだ。なぜなら、大臣になりたい議員はたくさんいる!はずなのだ。

平社員ではなく、政治部次長という肩書があるのだから、雰囲気や空気みたいな噂の類の文章ではなく、文書や発言などを根拠とする客観情報「中心」で書いていただきたいものである。

最後に、本稿で引用を通じて、産経記者のスキルの程度がわかった点において、私にとっては「大打撃な記事」であることを指摘し、本稿を終える。

以上
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