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2017.06.12 (Mon)

「ジャーナリストの驕り」について

本稿、ある本の紹介文に書いてある、特定の字句について、「ジャーナリトの驕り」があると判断、「ある字句」を使用したことについて、批判する目的で書いている。

そのジャーナリストを全否定するつもりは毛頭ない。本稿で紹介する本を全否定するつもりもない。


有本香というジャーナリストがいる。
私は、ジャーナリストの中では学歴的にもスキル的にも優秀な方だと思っている。

有本香
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E6%9C%AC%E9%A6%99

そんな有本香が、小池百合子批判本を出版した。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.gentosha.co.jp/book/b10893.html

「小池劇場」が日本を滅ぼす

有本香 / 著 

小池劇場

豊洲移転延期、東京五輪・パラリンピック見直し、内実のない小池劇場……。
ないない尽くしのワイドショー政治、“パフォーマンスの女王”小池百合子と
日本は心中するのか?
いらぬ混迷を招いた張本人、小池百合子都知事の「暴挙」と「罪」を、
誰よりもこの問題に詳しい、気鋭のジャーナリストがぶった切る!

<以下、まえがきより>
都政史上、きわめて異例なことだが、小池は、20年近くかけて進められてきた卸売市場移転という大事業を、一人で「延期する」と決めたのだ。彼女流に言えば、「私が決めた。わかりやすいでしょ」ということだろうが、ならば、これにより生じた巨額の損害は小池一人が負うべきである。<略>ビジョン・政策がなく、正当な手続きがなく、ファクトに基づくロジックがない。ないない尽くしで、ただ騒がしく他人を叩くだけのワイドショー政治。これは、けっして東京ローカルの問題でも、単なる権力闘争の一幕でもない。日本がゆっくりと自壊の道を進んでいく、その恐るべき一幕ではないか。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

ブログ「反日勢力を斬る」はこの本を絶賛している。

―― 参考情報 ――――――――――

「『小池劇場』が日本を滅ぼす」は必読書
http://ponko69.blog118.fc2.com/blog-entry-4409.html

―――――――――――――――――

本の目次を読んで、よくぞここまでまとめたものだと直観する。

内容詳細まで立ち入って論評するつもりはないが、本の紹介文について、指摘したいことがある。

それは、「ビジョン・政策がなく、正当な手続きがなく、ファクトに基づくロジックがない。」という部分である。
私は、一介のジャーナリストが政治家を全否定している表現と解した。

ここでいう、「ビジョン、政策、ロジック」とは、政治家や実社会における文章化されたものを想定している。

ジャーナリスト有本香、実社会での経験はない。

そこで、ビジョン、政策、ロジックという言葉について、二通りの見方ができることを指摘する。

実際に、責任を負わされた立場で書いた、ビジョン、政策、ロジック
批評する立場で眺めた、ビジョン、政策、ロジック

これらは、実態的に大きく異なる。
書いた立場は全文について理解しているが、批評する側は、当該字句しか関心がないことが往々にして発生する。

私は、仕事上のことで、経営ビジョン、経営理念策定について、先輩諸氏から批判を受けたことを何度か経験しているが、当時の私を徹底批判する人は、そういったものについて、策定するスキルも気概もない人たちだったと記憶する。つまり、ヤル気がない、いい加減な人に批判されたと記憶している。

では、「小池百合子を批判する」有本香の場合はどうだろう。
極論すると、有本香は、東京都知事の視点で、ビジョン、政策、ロジックを示していたのか、示せるのか。
こういう批判をしていることを小池百合子に根に持たれ、小池百合子と有本香が対談した際、小池百合子から、「有本さん、あなたのビジョンはどうなのですか、あなたの政策はどうなのですか」、と矢継ぎ早に質問され、「両者の見解の差異を互いに追及する論争」となった場合、有本香は答に窮するであろうと予想するのである。

実際、有本香の職歴は、雑誌編集、ジャーナリストのみである。

ビジネス経験的にみて、実社会のある領域に限定して、ビジョン、政策、ロジックを示せるジャーナリストはいないに等しい。

批判する側は、何とでも言える、それは確かである。しかし、ジャーナリストだからと言って、スキル的に十分でなく経験もない分野まで持ち出して、それなりに有能な相手を全否定して大丈夫なであろうか。

小池百合子は、スキル的にも経験的にもそれなりの政治家である。
私は、小池百合子はあまり好きな政治家ではない。が、それでも全否定することを躊躇う。

ビジョンダメ、政策ダメみたいな、全否定するようなことは、批評作法的に避けるべきだとのスタンスである。

朝日、毎日、中日、東京、信濃毎日、北海道や沖縄の二紙は、全否定に加え、保守系政治家をジャーナリストよりも格下のように扱う傾向が極めて強い。

そう書いている私は、(天狗になっているかもしれない?)小池百合子批判本があってほしい!と願っていたところではあった。

有本香のこの本を読んでみたいのだ。

もちろん、有本香の小池百合子批判の論調は妥当なものだし、読む価値は十分にあると思う。が、実社会での(策定)経験のない「ビジョン、政策、ロジック」まで持ち出して批判するのは、やり過ぎではないのか。

有本香はこの本を書くことは非常に勇気がいること、「意欲作」であることも認める。

有本香は有能なジャーナリストの1人であるとは思うが、実務上のスキルも経験もないことまで持ち出し、批判するのは、記事を書くことで書いた組織・人物を断罪しようとする傾向が極めて強い、「朝日、毎日、中日、東京、信濃毎日、北海道や沖縄の二紙」の論説主幹と類似する「ジャーナリスト驕りの習性なるもの」を見出してしまうのである。

内容詳細を読んだ訳ではないが、「目次」を読む限り、読みたくなるような記述が続出している。そうであるがゆえに、紹介文にて実力以上に書こうしたことは、いくら有能なジャーナリストでも………………と指摘したくなるのである。

以上










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    テーマ : 小池百合子 - ジャンル : 政治・経済

    05:46  |  マスコミ  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

    Comment

    こんばんは、はじめまして
    拝読しました。

    余計なことかもしれませんが、タイトルに
    「ス」が抜けてる気がします。

    一部のジャーナリストは、批判だけに集中
    して、対案を用意できない民進党のような
    人がいるような気がします。
    有本さんはDHCテレビでキャスターをして
    るようですが、あまり存じ上げません。

    小池さんについては、オリンピックの視察用
    クルーザー?(20億)をイタリアの会社に発
    注したらしいですが、なんで日本の会社にし
    なかったのかなど色々思うところはあります。

    稚拙なコメントで申し訳ありません。
    pochair |  2017.06.14(水) 04:15 | URL |  【編集】

    Re: タイトルなし

    > こんばんは、はじめまして
    > 拝読しました。
    >
    > 余計なことかもしれませんが、タイトルに
    > 「ス」が抜けてる気がします。
    >
    > 一部のジャーナリストは、批判だけに集中
    > して、対案を用意できない民進党のような
    > 人がいるような気がします。
    > 有本さんはDHCテレビでキャスターをして
    > るようですが、あまり存じ上げません。
    >
    > 小池さんについては、オリンピックの視察用
    > クルーザー?(20億)をイタリアの会社に発
    > 注したらしいですが、なんで日本の会社にし
    > なかったのかなど色々思うところはあります。
    >
    > 稚拙なコメントで申し訳ありません。

    「ス」の件、うっかりしておりました。
    本稿、出版社側で調子に乗ってそうしたと推測します。
    小池知事のクルーザー、イタリア製ということは、取引業者の都合でそうしたか、別の意図があってそうしたことになるのかもしれませんが、災害対策だと主張するなら国産とすべきでした。
    管理人 |  2017.06.14(水) 05:14 | URL |  【編集】

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