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2017.04.18 (Tue)

渡部昇一先生のご逝去を悼む

渡部昇一先生のご逝去の報を受け、出稿いたします。

―― 参考情報 ――――――――――

評論家の渡部昇一氏が死去 第1回正論大賞、「知的生活の方法」など著書多数
http://www.sankei.com/life/news/170418/lif1704180003-n1.html

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私が、渡部昇一先生の存在を知ったのは、国民的ベストセラー書「知的生活の方法」ならびに「続知的生活の方法」に出会ったことに遡ります。

当時、私は、自分の廻りに人生の手本となりえる方を見出すことが難しく、渡部昇一先生の本と出会い、専攻は異なるものの、この2冊の本から大いなる感化を受けました。

また、渡部昇一先生は学生時代、多くの単位を取得、かなりの読書量であったことが著書に書かれています。多くの単位を取得することは、成績的に芳しくない結果をもたらすものですが、先生の生き方は、学生時代を含め私に大きな影響を与えました。

また、渡部昇一先生は、無類の読書好き、個人の蔵書量としては日本一で知られております。



ご存じのとおり、渡部昇一先生は、英語学者、政治評論、歴史書、知的生産活動に関する分野で多くの成果を残されました。

私は、英語学のことは詳しくありませんが、
オウエン・バーフィールドによる『英語のなかの歴史』(土家典生共訳)
は、英語という言語を知るうえで面白い一冊だと思い、最近、古書にて購入しました。

政治評論では、Willで寄稿あった「原発興国論」に大いに賛同しました。

―― 参考情報 ――――――――――

渡部昇一先生の原発興国論(Will4月号)に関する私見
http://nihonnococoro.at.webry.info/201203/article_14.html

―――――――――――――――――

渡部昇一先生は、当時の赤化一辺倒の言論界に風穴を開けた一人でもありました。

―― 参考情報 ――――――――――

戦後の言論空間に風穴、勇気ある知の巨人
http://www.sankei.com/life/news/170418/lif1704180004-n1.html

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歴史書では、

・日本人の底力
・日本史から見た日本人
・かくて昭和史は甦る 人種差別の世界を叩き潰した日本
・名著で読む世界史
・東條英機歴史の証言 東京裁判宣誓供述書を読みとく

共著ものでは、

・人生を楽しむコツ 谷沢永一、渡部昇一
・日本の歴史のを解く9つの鍵 古代~幕末編  岡崎久彦、渡部昇一、石平

に感銘を受け、蔵書しております。

渡部昇一

中でも、「歴史の虹」に係わる記述から、歴史学のウンチクが何であるかを学びました。

―― 参考情報 ――――――――――

「歴史の虹」が見える人たち 
http://nihonshitanbou.blog.fc2.com/?q=%E8%99%B9

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歴史論文は史料検証を基礎とするものでありますが、渡部昇一先生は、歴史家としてその対極の立場をとり歴史の虹から歴史の流れを読み、通史ものを多く出されました。

生前譲位については、「摂政で対応可能」という見解を伺いました。

―― 参考情報 ――――――――――

典範改正は危険、摂政が最善 上智大学名誉教授・渡部昇一氏
http://www.sankei.com/premium/news/160813/prm1608130013-n1.html

―――――――――――――――――

保守の論客の多くが発言に躊躇する中で、見識そして勇気あるご発言であったと回想するものであります。



また、毎年100~200冊読破しておりますが、当初は、渡部昇一先生の読書案内に沿ったものでありました。

さらに、8年前のブログ開設当初、渡部昇一先生に引用のご報告をしたところ、ご返事を頂戴したことがありました。

私は、学ぶ姿勢、ものの考え方、多くのことを渡部昇一先生から学びました。
渡部昇一チルドレンであったことになります。



渡部昇一先生から直接の指導を受けたことはありませんが、先生の著作から受けた数々の示唆、アイデアは、私の生きる糧となっております。

先生がお亡くなりになられたので、学ぶ機会はなくなるかというと、そんなことはありません。先生が書かれた本のまだ半分くらいしか私は読んでおりません。

先生がご高齢であるがゆえに、いつかその日が来ることは避けられないものであります。
しかし、先生の数々の著作は、それを求める人たちにとって、嵐の中にあっても羅針盤の如く、力強く行先を指し示して来ました。先生がお亡くなりになられても、変わるものではありません。

これまで先生から受けた数々のお導きに深く感謝するとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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