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2017.02.03 (Fri)

生前譲位「陛下の摂政否定」と「皇室(自主)外交」は無関係ではない?

本稿出稿目的は、「陛下の摂政否定」の動機と、生前譲位後に頻発する?と予想される「皇室(自主)外交」について、関連があることを説明することにある。

まず、今上陛下が摂政配置を否定された動機の解明を試みる。


■陛下はなぜ摂政配置を否定?されたのか

生前譲位について一連の経緯を眺めていくと、4つの動きに収れんされる。

簡単に箇条書きで書くとこうなる。

―――――――――――――――――

・生前譲位に係わる最初のNHK報道
・お言葉会見にて摂政の配置を否定したこと
・陛下がご学友と称する方に伝達し報道された生前譲位すべしとする報道
・各紙による生前譲位後の肩書報道
・ご用達の床屋に陛下について語らせた週刊誌報道

―――――――――――――――――

これら一連の動きは、一部皇族が編み出し、実現のため宮内庁職員を動かし、マスコミにリークする形で報道、世論形成に繋がったものと推定する。

それゆえ、これ以上の「不可解な動き」に歯止めをかけるべく、以下出稿した。

―― 参考情報 ――――――――――

宮内庁職員職務規定(政令?)に「憲法等遵守義務条項」を加えるべきだ
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-320.html

―――――――――――――――――

直近では、ご用達の床屋に何事か発言させている。これも憲法違反を唆した者の仕業であろう。

―― 参考情報 ――――――――――

天皇陛下、姑息でございましょう、お抱え床屋を使った反政府プロパガンダなど   《転載ご自由に》
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/6cae23e21c47977ecff8a91af318cea2
1.jpg


―――――――――――――――――

宮内庁職員に関与させないやり方で、陛下は、(憲法違反であることを承知のうえで)政治活動を続けたいようである。

私は、最悪の状況を想定している。
悪く書くとこうなる。

―――――――――――――――――

・生前譲位は、ご自身にて即位させたい宮家を指名する目的を含んでいるであろうこと
・そして、ご自身が即位した宮家の公務等について自ら摂政格として生涯君臨すること
・タイミングをみて女性宮家論を展開すべく、周辺に指示、マスコミ報道される可能性が今後予見されること
・下手をすると陛下自ら、公然と憲法改正に反対する可能性があること

―――――――――――――――――

これらの行為は、どれも憲法違反

それも憲法違反とわかっていて行う、(悪質な部類の)憲法違反と解さざるを得ないのである。

(憲法違反とわかっていて行う)憲法違反>>>(憲法違反と気づかずに行う)憲法違反>>>不敬

従って、拙ブログの批評の類など、「不敬」などと指摘される前に、国家的混乱の元となりえる(憲法違反とわかっていて行う)憲法違反をおやめいただくことが先であることは言うまでもない。

繰り返す!
本稿の言葉遣いと
悪質な憲法違反、どちらが国家的視点でみて重大事案であろうか?

「不敬」問題に取り組まれていると主張されている方々は、事の本質が見えているのであろうか?


さて、今上陛下は、生前譲位をどうしても早期に実現したいようである。
そうでなければ、上皇云々などという報道は為されなかったとみる。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://dot.asahi.com/aera/2016090700183.html

「生前退位」退位後の称号と住まいは? 天皇自身が使った言葉から…

 逝去を待たずに天皇が退位し、皇太子が新天皇になる──。シンプルなことのようだが、近代日本では直面したことのない事態。生前退位した場合、天皇はなんと呼ばれるのだろうか? 専門家に疑問をぶつけた。

 退位後の天皇は何と呼ばれるのか。皇室に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次教授(日本近現代史)は、「太上天皇」と呼ばれる可能性が高いと話す。

「古くから、譲位後の天皇は『太上天皇』と呼ばれていました。近代に入り、当時の内閣総理大臣・伊藤博文が譲位を否定したため、旧皇室典範には盛り込まれませんでしたが、草案の第15条には『譲位の後は太上天皇と称すること、文武天皇大宝令の制に依る』という一節があったのです」

 23年にわたり宮内庁に勤務し、現在はBSジャパン「皇室の窓」の監修などを務める山下晋司氏も同意見だ。過去には太上天皇が仏門に入り「法皇」と呼ばれるケースもあったが、

「今上天皇が仏門に入るとは考えにくい。新しい呼び名を考えるより、前例のある呼び名をとるのでは」

 という。

 ある宮内庁参与経験者は生前退位について議論する際、天皇自身が「上皇」という言葉を使ったと記憶しているという。「上皇」は太上天皇の略語だ。

 譲位後の住まいについては、識者の間でも見解がわかれた。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

ここでいう上皇とは、摂政格よりも上の立場であることは疑いようもない。

比較の対象としてふさわしくないかもしれないが、社長をやめた人が会長に就任することを思い浮かべていただきたい。社長というものは社長の座を降りても、一定の権勢を残しておきたいものであることは、世の常である。


何を言いたいか、お気づきであろう。


陛下は、あることを実現したいがゆえに、お言葉会見にて、摂政否定ととれる発言をしたのである。(明らかに憲法違反のご発言なのであるが)

仮に、皇太子が即位したとして、摂政はいらない、上皇が………という意味でとらえると、どうであろうか?

かような報道が為されるということは、譲位後も権限行使されることを想定しているとみなさなくてはならない。

そういう意図があっての生前譲位なら、(失礼な表現となるが)「まったく不急不要の譲位」となる。

政権が、有識者会合と称して、見かけ上は精力的、しかし、実態的には鎮静化?もしくは引き延ばし作戦を意図している雰囲気はある。

―― 参考情報 ――――――――――

生前退位@忙しい首相、時間がない国会
http://e-vis.hatenablog.com/entry/2017/02/02/193021

―――――――――――――――――

が、陛下のお立場になってみると、「上皇」という肩書でのご公務、付与される権限が「国家の象徴」だとしてもそれなりに魅力あるとみているようである。

陛下の「摂政」否定発言を、鵜呑みにできない理由は、そこにあると私は考えるのである。

それゆえ、私は、譲位後は、一切公務に係わらず、おことば会見もなし、(外交なし、外遊なしの)私事のみとすべしとなるが、ここでいう私事に「皇室(自主)外交」が含まれていた場合、事態は複雑となる。

憲法を含め、「皇室(自主)外交」を規制する法的根拠が今一つなのである。

加えて、皇太子、雅子妃、お二方とも「皇室(自主)外交」に乗り気だったことも気になる。

経緯を参照したい。


■皇室(自主)外交に熱心だった皇太子ご夫妻


―― 参考情報 ――――――――――

【秋篠宮家】
秋篠宮文仁殿下、次期天皇はこのお方しかいない 
http://fushimi.hatenablog.com/entry/2017/01/27/000000

―――――――――――――――――

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

天皇家の経済学 あなたの知らない「天皇家」のお金の秘密
吉田祐二

308~309頁

周知のように、雅子妃はハーヴァード大学で経済学を専攻し、日米関係を論じてベストセラーになった『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の著者エズラ・ヴォーゲルや、アメリカの最も優秀な経済学者ジェフリー・サックスに学び、外務省に入省し日米関係の仕事に従事していた。皇室では独自の「宮廷外交」を実践しようとしていたものの、その希望は官僚の壁に阻まれて何一つ実現できなかった。

現在の天皇家は宮内庁という官僚組織に完全に動きを封じられてしまっている。それが問題の根源だ。それがわかれば、皇太子が雅子妃へのプロポーズで言ったとされる「僕が一生お守りしますから」の意味も理解できる。もちろん、宮内庁という官僚組織から自らの、普通の生活を守るということだ。

この約束は果たされなかったようにみえる。平成16年(2004)5月の会見で、皇太子は「雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」と述べた。(引用は友納尚子『雅子妃 悲運と中傷の中で』122ページより)


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q111666156

ID非公開さん2004/11/3011:19:18
秋篠宮さまの、ニュースで
「私は自分のための公務は作らない。したいことは色々あるけれども、イコール公務かどうかは別」と、公務は「受け身的」との考えを示した。
とあったのですが、いまいち意味が分かりません。どういう意味なのでしょうか?教えて下さい。

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ID非公開さん 2004/11/3011:34:02
雅子様は外務省のお仕事をされていたようにキャアウーマンタイプの女性であり、皇室に入ることでご自分の夢なり生活スタイルなりを犠牲にされたと言えるでしょう。しかし皇室の公務には外国との交際があったため雅子様としてはご自分の関心の深い分野に関わることができるであろうということをお考えだったのだと思います。
しかし皇室に嫁がれてからは(これは私の想像にすぎませんが)お世継ぎのことばかりに雅子様の価値を位置づけられ、公務についても外国へ出向くことをわざとのようにさせてもらえなかったため、ストレスを感じられていたということがあると思います。そのことについて皇太子様が雅子様を思うお気持ちから「雅子の人格やキャリアを否定する動き」という発言をされたため、今回秋篠宮様が簡単に言うと「公務というのは自分が外国に行きたいから行くというものではない」と言うことをおっしゃたのだと思います。
http://www.toonippo.co.jp/douga/koushitsu/news2004/20040511.html


||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


皇太子は、公務よりも優先させた「皇室(自主)外交」肯定派であるのに対し、秋篠宮家は公務は受け身としていることに着目したい。


■「皇室(自主)外交」に係わる法的歯止めはあるのか?

まず、憲法上の制約の有無の確認を参照したい。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-316.html

憲法違反と解釈される6つの事例 

・護憲を主張(改憲に反対)、公言した場合
・国政に影響を与える発言、指示、情報リーク等を行った場合
・皇室典範等の内容を否定、摂政配置を拒否した場合
・国事行為を拒否した場合
・皇室財産を私的に処分、譲渡等した場合
・内閣の承認を得ないご発言の場合(宮内庁長官の決裁を得ない原稿を読み上げた場合)

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

条文的に、歯止めとして機能する条項が見当たらないことが気になる。唯一機能する条項、それは、内閣の助言と承認、くらいなものである。国政に影響を与えないと主張された場合、阻止できるのか?という問題なのである。
「皇室(自主)外交」を阻止する憲法上の規定が今一つ「ユルユル」に見えることが気になる。


次に、ネット上で読める、憲法解釈(情報)を読んでみたい。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1468462114

pyon075さん2011/8/901:04:36
皇室外交は違憲なんでしょうか?
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izuminoaneさん 2011/8/901:51:44
違憲ではありません。
まず憲法においては天皇の行為を規定しており、皇室全般について規定しているものではないのですが、天皇に限った皇室外交を検討しても、違憲とはなりません。
憲法には天皇の国事行為が定められ、憲法第4条1項に「この憲法の定める国事に関する行為のみ行ひ」の規定がありますが、天皇は、そのほかに当然のことながら私人としての私的行為を行うことがきでると解されています。(代表例:生物の研究等)
その他に国会開会式で「おことば」を朗読されたり、国内を巡幸されたり、外国元首の接受、親書の交換(今回の皇室外交)も行われています。これらは学説上、国事行為説(天皇の私的行為以外はすべて国事行為)、準国事行為説(国事行為に準ずる公的行為)、象徴行為説(象徴という公人として行う公的行為)、公人行為説(単に公人として行う公的行為)、というように解釈は異なりますが、全ての学説が合憲であると判断した上で、その位置付が議論されているものです。
よって、現在の形態である、直接的政治行為(外交)に含まれない、天皇の皇室外交は合憲と判断されています。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

解釈された方は、国家公務員上級クラスであろうと思われるが、私はこの解釈に納得しない。
皇室外交の定義が不十分なままでの解釈であることを指摘せざるを得ないのである。
外交に、直接的政治行為としての外交、皇室外交、2とおりあるという前提での解釈なのであろう。


■「皇室外交」の再定義

「皇室外交」という言葉、極めて誤解を生みやすいリスキーな言葉であることがわかったので、ここで「皇室外交」という言葉の再定義を試みる。

分類的には、
「内閣の要請ならびに助言と承認」に基づいて行われるもの
「内閣の助言と承認」に基づいて行われるもの
2とおり存在すると想定する。

「内閣の要請ならびに助言と承認」に基づいて行われるべきものとしては、一般論的には3つに分類されるように思う。

―――――――――――――――――

・分類1(政治的意味および影響力ある交流)

諸外国の政治家(大統領、首相)
信任状捧呈式(公務)
在日外交団関係
各国の政党、行政機関関係者
政治団体関係者(NATO、EU)
国連機関関係者
各種国際機関関係者(オリンピック委員会、赤十字など)
宗教団体関係者(ローマ法王、ダライ・ラマ)
午餐・晩餐(公務)

・分類2(各国王室との儀礼的な交流)
諸外国の王室
午餐・晩餐(公務)

・分類3(その他公務的なこと)
拝謁・お茶・ご会釈など(公務)
午餐・晩餐(公務)

―――――――――――――――――

これらは、宮内庁HPにては、「宮中のご公務など」という分類と扱われている。

―― 参考情報 ――――――――――

宮中のご公務など
http://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/kyuchu/kyuchu.html

宮中のご公務など

―――――――――――――――――


ところが、宮内庁HPには、別に国際親善と規定されている業務がある。これが、分類上、公務なのかそうでないのか、私は確認しようがない。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.kunaicho.go.jp/about/gokomu/shinzen/shinzen.html

国際親善
皇室が行われる国際親善のご公務としては,天皇・皇族の外国ご訪問をはじめ,賓客として訪れる外国の国王・王族・大統領などのご接遇,その他来訪の外国要人などのご引見,外国元首とのご親書やご親電の交換,外国の慶弔に際してのご名代等のご差遣,在日外交団の接遇など,さまざまなものがあります。

国賓のご接遇
公賓のご接遇
公式実務訪問賓客のご接遇
信任状捧呈式
ご会見・ご引見など
ご親書・ご親電
在日外交団の接遇
赴任大使・帰朝大使拝謁・お茶
外国ご訪問

国際親善


||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

「内閣の要請ならびに助言と承認」に基づいて行われるもの、「内閣の助言と承認」に基づいて行われるもの
が混ぜこぜになっているような印象がある。

ここに、「皇室(自主)外交」を企てる?「余地」があるように思う。

本来、「国際親善」の一部についても、「内閣の要請ならびに助言と承認」に基づく「外交公務」と定義されるべきことではないか、と言いたいのである。接遇は業務としてみれば公務の一環であり、単純な親善ではないと考えるのだ。

民間企業においても「接遇」は業務である。私も担当させられたことがあるが、明らかにそうだ。
会食場所やメニューの手配、移動手段、等々、社長秘書に相談したこともあった。

それゆえ、宮内庁の国際親善という分類は、「内閣の要請ならびに助言と承認」に基づく「外交公務」と「内閣の助言と承認」に基づく「その他親善ならびに私的交流」に分類し直すべきと考えるのである。

それゆえ、「外交公務」含まれない「私的業務」として「国際親善」を再定義すべきと考えるのである。

―――――――――――――――――

見直し後の「国際親善」業務(「外交公務に含まれないもの)

・その他私的な交流
各国王室等のご接遇、ご親書やご親電の交換、外国の慶弔に際してのご名代等のご差遣
外国企業(政治的に無縁なもの)
外国のNGO(政治的に無縁なもの)
外国のジャーナリスト(政治的に無縁なもの)
その他著名人(政治的に無縁なもの)

―――――――――――――――――

こう考えていくと、宮内庁HPにおける「宮中のご公務など」と「国際親善」に係わる分類を再定義し直すことで、「皇室(自主)外交」の範囲を定義的に限定的なものにすることが可能となる。

そして、何より注意しなくてはならないことは、皇太子と秋篠宮家の皇室外交に係わるスタンスの違いである。
憲法の規定で、国政(外交)に係わる影響を行使できないのであるから、「皇室(自主)外交」を、認めたくないというスタンスに立てば、定義的な分類として、公務でもなく、外交でもない、という分類上の扱いとする手法を提案しているのである。

公務でもなく、外交でもないので、「政治的発言などできる機会はなくなる」のである。当然、記者会見など予定されるはずもない。

もちろん、公務としての国内公務(国事行為など)、外交公務については、従前どおり、内閣の要請と内閣の助言と承認によって行われるべきということなら、法改正しなくても、「皇室(自主)外交」拡大の(一時的な)歯止めにはなるだろう。


■皇室(自主)外交がもたらす、政治的・外交的リスク

拙ブログが懸念しているのと同様の視点から、過去、皇族が政治的に利用されたと解釈しうる事例を参照したい。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||


http://www.spjd.or.jp/?p=2081

秩父宮と一緒に映った写真を、悪用した外国人もいる。

ソ連のスパイ・ゾルゲだ。1935年4月、満州皇帝の溥儀が来日した際、ゾルゲは横浜港に出迎えに来た秩父宮と同じ画面に納まり、この写真を「天皇との会見写真」としてモスクワに報告した。このウソが明らかになるのは、1990年代になってからだ。日本の皇族は、スパイにとっても有用なのだ。そのことを忘れてはいけない。


http://www.spjd.or.jp/?p=2081

しかし既に触れたように、「皇室外交」は時として、外国人に利用されかねない。

ここでは、その実例として「美智子皇后と慰安婦問題」の逸話を紹介する。「日本軍『慰安婦』とされたオランダ人女性たちの声」という副題がついた、マルガリート・ハーマー著「折られた花」(新教出版社、2013)が、そのネタ本だ。ハーマーは、オランダ人慰安婦救済のために作られた公的団体の代表者だ。アジア女性基金による支援策を実施するため、オランダ側で尽力した。

2000年5月、日蘭修好4百周年記念として、天皇皇后両陛下がオランダを公式訪問された。彼女の記述によると、以下のようなことがあったという。

――私が署名した極秘の書簡が、皇后の親友を知るという人に手渡された。この人はその書簡を皇后の親友に手渡し、その親友を通して皇后に渡そうという手はずが整えられた。その書簡には「リア(オランダ人慰安婦)の悲しい人生のこと」などが述べられていた。ところが、この書簡の存在がオランダの新聞社に漏れ、「慰安婦、日本の皇后に助けを乞う」という大見出しで報道された。(中略)

アムステルダムのホテル・オークラで開かれた両陛下主催のレセプションに招待された。会場ホールにしばらくいると、「池田大使夫人が私の所にやってきて、ついて来るように言った。皇后から私と話をしたい旨をあらかじめ伝えてあったらしかった」。

彼女はこの時の皇后陛下とのやりとりを、詳細に著書に記述している。天皇皇后との会話内容を公開するのは、日本ではタブーだが、この外国人にとってはおかまいなしだ。彼女は、美智子皇后のことを「このユニークな女性」(村岡崇光訳)と表記した。

この本によると、皇后陛下はリアと彼女の行方不明の子どもたちの名前をはっきり覚えており、「日本赤十字社と連絡を取り、二人を捜し出すよう指示した」という。さらに美智子皇后は「オランダにはこのような悲しい過去を持つ女性が他にもいるのか」と尋ねた。皇后は彼女の手を両手で握りしめたまま「日本がこの女性たちになしたことを詫びた」という。

この会話の真偽は確認しようもない。皇后との会話の「暴露」が、外交的には危うい局面で展開された、と解釈するのは私だけだろうか。(文中敬称略)


||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

これは、一般社団法人「日本外交協会」からの引用である。
安倍晋太郎、平沼赳夫という政治家が会長職の要職にあった団体だそうだ。

http://www.spjd.or.jp/?page_id=214

日本外交協会は、「皇室(自主)外交」がもたらすであろう国難、災禍を既に把握しているようである。
私は、少し安心した。


■「皇室(自主)外交」によってどんなリスクが起きうるのか?

最悪の場合、こういう事態を招くことを想定する。

―――――――――――――――――

「皇室(自主)外交が」がもたらす最悪のシナリオ?

・謝罪外交の繰り返しと諸外国からの謝罪の強要
・歴史認識事案のぶり返し(寝た子を起すということ)
・諸外国に新たな反日活動事案を焚きつける効果
・皇室関係者が認めた?ことを根拠に、諸外国の反日活動団体や国内外のNGO等が主張の一部に取り入れること
・上記の各項に係わる反日マスコミによる報道助勢と世論操作
・国連等の場における、日本への非難決議など
・新たな国家賠償、補償事案の発生

―――――――――――――――――

ここで、皇族関係者に申しあげたい。大東亜戦争にて、特攻散華したのは、すべて一般国民だったはずだ。戦犯で処刑された方、皆すべて一般国民だったはずだ。皇室関係者は、そうはならなかったように思う。
名前はかかないが、特攻作戦に肯定的だった、皇族の方がおられることくらいは知っている。
終戦後、軍部でそれなりの地位にあった、伏見宮博恭王、閑院宮載仁親王、お二方とも東京裁判での訴追を逃れたことは事実だ。

なぜか、をお考えいただきたい。

ご経歴などから、かように、責任をお取りになられるべきお立場であったにもかかわらず………

であるならば、かように外交的リスクを伴う、「皇室(自主)外交」など、為されるべきことではないという結論に達するのである。
少なくとも、過去相当期間、公務をサボリ・キャンセルされた方について、ご自身の国内公務ですら満足に履行されていないことが実績的に証明されている関係で、「皇室(自主)外交」などに係わる資格はない。

ご自身の義務と責任をご認識されない方が、そもそも即位するにふさわしいのか?という議論もある。
言いたくはないが、宮中祭祀にご参加されるべきであり、洋装よりも和装、体重を減らすべく規則正しい生活をまず実践されるべきということである。

私がここで書いていることは不敬であろうか?
ならば、申しあげたい。

一般国民からみて、明らかに憲法違反と解釈される行為はおやめいただきたいのである!


■では彼らの陰謀をどうやって阻むのか?

今のところ、彼らの陰謀を阻む、これと言った対策はない。
が、こうして、最悪のシナリオを具体的に示すことで、彼らの陰謀の手の内を察知することで、彼らは察知されまいとして、動かざるを得ない。

ここでこう書く理由。
手口を書くことで、彼らはあからさまに、意図して動けなる効果を狙っているのである。

保守系言論人は、露骨に彼らに対し、その陰謀の概要がそうであろうとは言えるはずはない。
なぜなら、彼らは、明らかに憲法違反であるものを、憲法違反であると言わず、座視していたではないか?

すべての間違いはそこから始まっている。
彼らがとった行為、憲法違反を憲法違反としかるべきタイミングで、言うべき時に言わなかった、それが彼をして第2、第3の陰謀を企む動機を生むのである。

捏造慰安婦問題もそうだった。抗議活動等に参加する団体、活動家は限定的だった。
それゆえ、何年も放置され、ますます韓国は図に乗り、アメリカ政府までが一時期同調した。
保守は、数年前からやっと抗議活動に着手した。私も参加したことがある。感想を言うと、ダラシのない政府、ネジが緩んでいる外務省の後始末のために、民間人が動員されているような気持ちになったものだ。

こういう経験をしているので、「皇室(自主)外交」なるものが、国運的かつ国益的に、メリット云々よりもリスクの方が気になって仕方がないのである。

「皇室(自主)外交」によって、どこかの国での反日活動が勢いを増し、当該国が外交問題として扱った場合、責任は誰がとるのか?皇族は、そのご発言が政治的に利用されたことについて、ご自身自らその国に対し抗議活動するのであろうか?

するはずもない!と私は予想する。

なぜなら、彼らは、自分たちが係わった事案について、歴史的に責任を取った事実を確認できないし、かつ公務ならびに宮中祭祀拒否・キャンセルされた方について、お立場上の「義務と責任」についてご認識されていると思えないからである。

よって、「皇室(自主)外交」なる言葉は妄想に過ぎず、宮内庁においても存在しないものとして、

「皇室(自主)外交」を阻止するための措置の一つの手段として、

①国内公務と②外交公務、③その他(その他親善ならびに私的交流、という分類にて、

再定義し直すことを提言し、本稿を終える。


以上

―――――――――――――――――

本稿での提言

・宮内庁HPにおける「宮中のご公務など」と「国際親善」に係わる分類について、一括再定義し直すこと
・見直し後の分類として、①国内公務(国事行為など)、②外交公務、③その他(その他親善ならびに私的交流)の3分類とすること
・外国の王室との儀礼的交流としての交流は、外交公務として扱わないこと(外交は外務省所管に一本化)

―――――――――――――――――
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何一つ良いことの無い退位問題

両陛下が、たびたび国内私的旅行を実行されるのは、退位後を見越しての長期計画なのではないでしょうか?
私的と称し、ご希望の場所には基本的にどこへでも行くことが可能です。 多分外国へも。

また、退位後に陛下と称される方が2人になるうえ、上皇のほうがより権力を持つというのは歴史を見れば、明らかです。
二重権力となり、天皇家の権威は格落ちしますし、国情はますます混乱の度を深めることになろうかと。

日本と日本人に取り、何一つ良いことのない、生前退位問題です。
外国親善に関してですが、王室のある国からのご招待依頼は、このところ皆無と見ています。  あちらからは、先日のベルギー国王夫妻などが来られたりしていますが、皇室からあちらへは、とんとありませんね。
意味深です。




ナナ |  2017.02.04(土) 13:14 | URL |  【編集】

Re: 何一つ良いことの無い退位問題

> 両陛下が、たびたび国内私的旅行を実行されるのは、退位後を見越しての長期計画なのではないでしょうか?
> 私的と称し、ご希望の場所には基本的にどこへでも行くことが可能です。 多分外国へも。
>
> また、退位後に陛下と称される方が2人になるうえ、上皇のほうがより権力を持つというのは歴史を見れば、明らかです。
> 二重権力となり、天皇家の権威は格落ちしますし、国情はますます混乱の度を深めることになろうかと。
>
> 日本と日本人に取り、何一つ良いことのない、生前退位問題です。
> 外国親善に関してですが、王室のある国からのご招待依頼は、このところ皆無と見ています。  あちらからは、先日のベルギー国王夫妻などが来られたりしていますが、皇室からあちらへは、とんとありませんね。

最悪の場合、お見立ての通りになると予想します。ゆえに、譲位後の国内公務、外交公務に制約が必要となります。
歯止め策については、少しずつですが、見えてきました。
今、宮中祭祀のあり方について、検討しています。
> 意味深です。
事務局 |  2017.02.04(土) 14:27 | URL |  【編集】

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