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2017.01.20 (Fri)

宮中祭祀 (即位直後の正月の四方拝)の視点からみた皇位継承のあり方

私は、宮中祭祀に係わることをほとんど知らないが、ビジネス常識・経験などから、正月に行われる宮中祭祀に着目、その結果、皇位継承の意志決定に係わる重大ないくつかのシナリオと評価を見出した。その評価結果について、読者の皆様と共有化したいと考え、出稿を決断した。

本題に入りたい。

先日、宮内庁次長が、記者会見で予期せぬことを発言した。
この場合の予期せぬとは、「宮内庁次長らしからぬ問題提起」を試みているのではないかという意味である。

記者と宮内庁次長が示し合わせて、「記事にしてもらった」、という見方もあるかもしれない。

私は、ある時、チャンピオン企業の中間管理職から頼まれ、そのチャンピオン企業の本社課長に決裁いただくために、予め示し合わせた(会議の結論でしたという内容とすべく)、議事次第を設定、その会議で確認された事項として「打合せ議事録」をチャンピオン企業に送付、その中間管理職が本社課長の了解をいただいたことがある。

それゆえ、本件、記事を書いた記者と宮内庁次長がグルだったとしても驚かない。
それも短時間で意思決定するための根回しの一手法なのだ。

宮内庁次長は、周辺を創価で固められていた場合、もし宮内庁次長のみがその職場でただ一人の愛国保守主義者だった場合、この程度の根回し、猿廻しくらいは、最低限心得るべきことだ。

さて、宮内庁次長は、1月1日に生前譲位した場合、直後の正月の宮中行事、宮中祭祀、退位の儀、即位の儀等が結構立て込んでいるという趣旨のことを語った。

一連の経緯は、ブログ「これでいいのだ日記part2」にて、参照いただきたい。

―― 参考情報 ――――――――――

1月1日の即位は難しい宮内庁次長の見解を斜め読みする
http://koredeii.com/?p=2302

皇太子に祭祀不可能な病気はないのか?
http://koredeii.com/?p=2309

―――――――――――――――――

ここで、「皇嗣に、精神若しくは身体の不治の重患があるにも関わらず、その事実を隠蔽、即位した場合」という視点から考えてみたい。

当然あってはならないことである。

皇室会議は、数十年に一度行われる重大な国家的会議である。いい加減な意思決定は決してなされるべきではない。政争の具にすることももってのほかである。

では、いい加減な意思決定をすると、何が起き、何が懸念されるのか?

海外マスコミ等が嗅ぎ付け、スクープ報道することは避けられない。
日本国が世界の物笑いにされることは絶対に避けなくてはならない。

真実を知った国民各層の怒りから、皇室に対する崇敬の念が失われる可能性は予期しなくてはならない。

それゆえ、皇室会議にて、事前準備としてきちんと議事次第を設定いただき(議事次第について、きちんと論点を示し、意思決定いただく様陳情すること)、憲法かつ皇室典範の規定に沿った、公正かつ客観的な意思決定をお願いするしかないのである。

拙ブログは、そうしたことを予期し、3年後に開催される?皇室会議については議事次第設定が最重要課題であると提言。

―― 参考情報 ――――――――――

3年後の「皇室会議」議事次第をイメージすべきだ
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-303.html

―――――――――――――――――

議事次第を明確にイメージすることで、見えてくるものがあるはずである。

宮内庁次長は、すべての皇室儀式の議事次第を企画・調整する立場にある。

皇室会議の議事次第、「宮中行事、宮中祭祀、退位の儀、即位の儀」、一件無関係に見えるが、それぞれ議事次第の次元で眺めてみると、


まったく無関係ではなく、皇位継承に係わる事の本質が見えてくるのである。



宮内庁次長発言は、それに気づかせることを意図したと、私は解するのである。



見方を変えたい。

皇室典範第3条に「皇嗣に、精神若しくは身体の不治の重患があり、又は重大な事故があるときは、皇室会議の議により、前条に定める順序に従つて、皇位継承の順序を変えることができる。」とある。

竹田恒泰は、正月最初の重要な宮中祭祀について、以下に解説している。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.fujitv.co.jp/takeshi/takeshi/column/koshitsu/koshitsu88.html

vol.88 正月の宮中祭祀(きゅうちゅう・さいし)

 正月、一年の一番初めに行われる宮中祭祀(きゅうちゅう・さいし)は、「四方拝(しほうはい)」と呼ばれます。これは数ある宮中祭祀の中でも、最も重要な祭祀の一つで、天皇陛下が御自ら行われることになっています。そのため、御代拝(ごだいはい)(代理人が祭祀を代行すること)が認められません。
 御代拝が認められないということは、御不例(ごふれい)(天皇の体調が優れないこと)などの場合、四方拝は中止となるわけです。
 また、天皇が元服(げんぷく)を迎える前は、御座だけ作られて四方拝は行われず、また日蝕(にっしょく)や、諒闇(りょうあん)(天皇が喪に服している期間)は行われないことが慣例となっています。
 
 四方拝は、元旦の早朝に天皇がその年の属星(ぞくしょう)、天と地、四方の神々、山陵(さんりょう)(天皇陵)を拝み、年の災いを祓い、豊作を願う儀式で、飛鳥時代に始まり、平安時代に正月の祭祀として定着してから、現在まで続けられています。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

譲位され、即位直後の新天皇陛下が、四方拝を代理もしくは中断することは、皇室の伝統から認められないという、竹田恒泰の指摘が重要である。

さて、この四方拝の位置づけ等、最近の実績はこうなっている、そうだ。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E6%96%B9%E6%8B%9D

戦前にはこの祭祀の行われる日(1月1日、元日)は四方節とよばれていた。皇室令が廃止された戦後においても、皇室の私的な行事とされる以外は旧皇室令に準拠して行われている。

元日の午前5時30分に、今上天皇が黄櫨染御袍と呼ばれる束帯を着用し、皇居の宮中三殿の西側にある神嘉殿の南側の庭に設けられた建物の中に入り、伊勢の神宮の皇大神宮・豊受大神宮の両宮に向かって拝礼した後、続いて四方の諸神を拝する。ただし、2009年の四方拝は今上天皇の高齢化に伴う祭祀の簡略化により、皇居の御所において行われた。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

現在の四方拝は、簡略化されているようだ。表向きはやむを得ない事情という理由で?

こういう情報もある。

―― 参考情報 ――――――――――

ブログ「BBの覚醒記録」

http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/a9e06e8a033308672ce3d6bde3a3479b

そして天皇陛下は新年(2017年)の祭祀、「四方拝」はおやりにならないのでしょう。

それでいて、フィリピンには慰霊という名の反省と謝罪旅行はされ、今度は

ヴェトナムですって?

―――――――――――――――――

ひょっとすると、2010年以降の四方拝は、宮内庁職員、ひょっとすると秋篠宮?が代理で?という可能性はあるかもしれない。

だとすれば、生前譲位のタイミングで、四方拝だけは、本来の姿に戻さなくてはならない。

本来の姿というのは、新たに即位した方が、簡略化せず貫徹することを意味する。

四方拝という宮中祭祀維持の伝統の視点から判断すると(竹田恒泰も同様の判断)、即位者の代理、簡略化は論外ということとなる。

となると、即位対象者と四方拝の実施者について、「政治判断」的に、三つのシナリオが想定される。

―――――――――――――――――

■シナリオ1

皇位継承優先順位第一位の方に、身体に不治の重患があった場合、四方拝が貫徹できないという点において、即位されるべきでなく、「皇室会議の議により、皇位継承の順序を変え、優先順位第二位の方」が即位されるべき、とする「政治判断」のケース

■シナリオ2

皇位継承優先順位第一位の方に、「身体に不治の重患があっても、四方拝を貫徹できなくても、即位させ、優先順位第二位の皇族が代理で四方拝を代理で行い、四方拝を代理でされた方を「摂政」として配置」すべき、とする「政治判断」のケース

■シナリオ3

皇位継承優先順位第一位の方に、「身体に不治の重患があっても、四方拝を貫徹できなくても、即位させ、四方拝についても皇族関係者で分担するなど簡略化、代理で行う」、とする「政治判断」のケース

―――――――――――――――――

ここで、各シナリオの政治判断について、比較しつつ評価を下したい。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

・シナリオ1については、皇室の伝統を守り、旧皇室令に準拠した「政治判断」と解することができる。

・シナリオ2については、ギリギリの線で、皇室の伝統を守り、旧皇室令に準拠した「政治判断」と解することができるが、摂政配置したことで、即位者の肉体的な問題を政府が公式に認知したことを意味する。即位される方にとっては不本意だろうが。半年前に、渡部昇一の説と同様のスタンスで、生前譲位とせず、複数の摂政配置で対応すると書いたが、矛盾はないと考える。
―― 参考情報 ――――――――――

天皇陛下のお言葉に係わる措置 ポイントは摂政の配置にある!?
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-119.html
―――――――――――――――――

・シナリオ3については、即位する方が即位直後から宮中祭祀を放棄すると社会的にみなされることにより、広範囲な保守層の反発を招く。そればかりではない。スクープ報道などが頻発した場合、皇族に係わる過去の問題行為すべてが表面化、政治問題化され、国民各層による「即位への反発」に繋がり、同時に皇室への崇敬も失われる。こうした状況で、皇族の政治発言等が表面化した場合、退位させるべきという世論が湧きおこり、生前譲位を政府として認めたことによって、後の世に予期しない混乱をもたらすのではないか、と予想するのである。
すなわち、いい加減な「政治判断」をした皇室会議=政権中枢への信頼がぐらつくのである。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<


では、國體堅持という視点でみた場合、どのシナリオが妥当かというと、

最善なのはシナリオ1
次善の措置としてはシナリオ2
シナリオ3は論外
と、私は現時点で判断する。

これは、宮中祭祀完全履行、國體堅持という視点からの検討である。
宮中祭祀という視点から、どなたが即位すべきか、結論は自明のようである。
議論するまでもないのかもしれないのである。

それゆえ、宮内庁次長が、宮中行事、宮中祭祀、退位の儀、即位の儀、あまりに過密となる関係で実施困難と語ったのは、即位すべきお方が誰なのか、先廻りして誘導する目的だったのかもしれない、と解することもできるのである。

最後に、
本稿「議事次第目線」で検討しつつ気がついたことなのだが、皇位継承を確実なものにするための、「事前根回し上の勝負手」?、すなわち「奇手の筋」があることを指摘する。

それは、一歩踏み込んだ提言となるのだが、

―――――――――――――――――

既に生前譲位が既定路線であるならば
来年の1月1日以降の正月最初の四方拝について、
従前のごとく簡略化した内容で、あるいは、誰かが陛下の代理?で執り行うのではなく
即位いただきたい宮家にご担当いただくべく
皇室会議関係者全員、宮内庁長官に陳情するという奇手?が存在する

―――――――――――――――――

のである。
宮中祭祀的視点でみれば、建前的に、この種の陳情を拒否できないはずである。

それが、生前譲位を主張された陛下への、「即位すべき宮家」に係わる愛国市民の意志表示として伝わる可能性があり……………………

最後に、一連の対応から、生前譲位が既定路線になったように見えるが、大ドンデン返しを導くためのシナリオは、存在していることを指摘し、本稿を終える。


参考

―――――――――――――――――

http://www.yomiuri.co.jp/national/20170117-OYT1T50069.html

行事過密、即位の儀式「元日困難」…宮内庁次長
2017年01月18日 01時09分
特集 皇室
 宮内庁の西村泰彦次長は17日の定例記者会見で、政府が2019年元日の新天皇即位と改元を検討していると報じられたことについて、「1月1日は皇室にとって極めて重要な日」として、退位や即位にかかわる儀式を行うのは困難だという考えを明らかにした。

 天皇陛下は毎年元日、早朝に年中最初の行事「四方拝」、さらに、皇族方や安倍首相ら三権の長、各国大使から新年のあいさつを受ける国事行為「新年祝賀の儀」などに臨まれる。

 西村次長は、「天皇、皇后両陛下が様々な儀式、行事を心を込めてお務めになっている状況から考え、仮に譲位(退位)となると、その日を1月1日に設定することは難しい」と述べ、儀式を元日に行うことに否定的な考えを示した。また、元日の即位と同時に改元するのも無理ではないかとの見方も示した。

(ここまで342文字 / 残り159文字)
2017年01月18日 01時09分

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