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2017.01.14 (Sat)

法律の解釈について

本稿、私如き法律のアマチュアが書くべき原稿ではないことを承知のうえで書いている。

詳細説明しないが、今後出稿予定のあるテーマの予行演習みたいな位置づけとなる。

まず、30年ほど前の業務経歴の一端から、法律との係わりの部分から説明させていただく。


■私の法解釈経験

私は、大学にて法学を学んだことはない。
完全独学である。

20代の頃、紀伊国屋書店にあった「法律がわかる本」みたいなものを数冊購入、法律に係わる概要部分から学び始めた。
許認可事案が予想以上に多く、その基本原則を知らないと、まったく仕事にならなかったことを痛感した。

また、同時期、仕事で担当した、億単位の金額の「業務契約書」の文案作成したものの、会社の法務担当から文書審査(真っ赤な文字での添削付き)、正確な法律用語を駆使する必要があることを知った。

当時、少ないこずかいではあったが、ポケットマネーで以下の類の本を毎月のように購入、職場の机の引き出しに常備した。

―――――――――――――――――

「有斐閣 法律用語辞典」
「学陽書房 法令用語辞典」

法令用語の常識 改訂版 (セミナー叢書) 林 修三
法令解釈の常識 (セミナー叢書) 林 修三
条文の読み方 法制執務用語研究会

―――――――――――――――――

当時、毎月1万くらいは、この種のビジネス書購入あてていたのではないかと思う。この時期、貸借対照表や損益計算書の読み方なども会社が手配したセミナーなどで勉強した。

こうした、法律用語を読み、業務上必要となった新たな契約書作成の度に、法務担当に相談、法務担当からは、契約文の書き方によっては、契約書に貼る印紙代が大きく減ることを会社の法務担当から指摘された。その額、私の担当分だけで年間数十万。上司に報告すると、大変驚いていた。

それ以降、契約文における言葉の使い方には気をつけるようになった。

一方で間違えやすい法律用語は存在しており、数量や期間表現については注意が必要なことは言うまでもない。

―― 参考情報 ――――――――――

間違えやすい法令用語
http://kikuchi-law.jp/yougo.htm

―――――――――――――――――

上記サイトのすべての用語に精通している訳ではないが、業務上の契約書を作成する際は、法律用語辞典などで都度チェックした。

委託契約書もいろいろ書いた。通常は、発注者の言いなりとなる文面のものが多いものだが、公正中立な文面に改正すべく、修正できる箇所はとにかく修正した。親会社、子会社間の契約書は、内容的に杜撰であっても決裁は可能なのだが、不祥事が発生すると、根本原因と名指しされ、契約書作成者が断罪されることは想定しておかなくてはならない。ゆえに、親会社、子会社間の契約書、誰が見ても公正中立でなくてはならないのである。

また、同時期、業界法での許認可申請などを担当する機会があり、官庁対応した。不思議なことだが、彼らは、会う前に、私の出身地と学歴を調べていた。

役人というものは、民間企業を敵視するものではなく、民間企業を国家を支える基盤のようなもの、そういう意識をお持ちの方が多いことが対応経過から伝わってきた。

中には、他業種の(誤字脱字だらけの)許認可申請書類を見せてくれる役人もいた。弊社の官庁対応の良さに感嘆した、ご褒美のようなものだった。その時から、役人も法律を遵守させるのに苦労していることを知った。

最近、総務省が、NHKに厳重注意処分を下したそうだが、総務省の担当課長は、子狡いNHKに手を焼いているかもしれない。

―― 参考情報 ――――――――――

総務省、NHKを厳重注意 横浜放送局の着服 事件非公表も問題視
http://www.sankei.com/affairs/news/170112/afr1701120014-n1.html

―――――――――――――――――

こんなこともあった。業務的には、二度ほど、役所側から「助け舟」を出され、社業に貢献できたと思っていることがある。
一度か二度、対応しただけなのだが、先方は私の説明を聞き、ある事案で、会社としては打つ手ががない、当該費用支出が増大、経営を圧迫する一大要因となる、将来深刻な経営状況に陥る、と説明しただけなのだが、(本来は、会社の役員が善処を要望した後実現する可能性があるレベルのことなのだが)、彼ら役人は、許認可側の自主的判断での方針変更に躊躇しなかった。

詳細書けないが、我が社にとって低コストで対応可能な手段を、許認可手続きの解釈として採用する、という趣旨の役所側からの提案があったのだ。

拙ブログお読みの皆様は、百田尚樹の「海賊とよばれた男」には、日本のために、法律破り?した実在した男たちの話をご存じのことと思う。

規模は小さいが、私が対応した役人たちの中にそういう方々がおられた。私が対応した方々は、法律の解釈と称して、それを是認してくれた。当該分野の例規集に新たに載りそうな事案であることは確かである。
なお、私が対応した方々は、中級公務員クラスである。

民間側が誠意ある対応を続ければ、(世間が言う木っ端?)役人クラスでもしっかりやっていただけるのである!
日本の官僚機構は、言われているほど不健全ではないのである!

話は横にそれるが、悪く取られると、法律破りスレスレの事態に直面したこともある。
大学の先輩が、別の部署であるプロジェクトを総括している関係で、私は助太刀せざるを得なかった。私は、手続き的に間違っていなければ、実現しようとした。
ところが、当時、私は、私を敵視する「その業務に精通していると自称する学卒の先輩」から、「もし何か間違いがあったら、(反日)地方紙が報道するかもしれないが、それでもやるのか」みたいな圧力(恫喝)を受けた。
私は、それでも突破した。そうやりたい部署の管理職がいて、私がゴーサインを出せば大抵は実施できた。職務権限上の権限ではないのだが、当時、私は、会社のある分野の「大本営事務局」みたいな存在だった。
その先輩は、私の悪口を陰で言い続けた。今も言い続けているはずだ。
その先輩は、「企画書」が書けない、「稟議書」も書いたことがなかった。手書きの文字は、みみずの………のような字だった。それでいて、気にいらない人間の噂話に熱中する、カーッとなりやすい●●総連系みたいな人物だった。
出自は、おそらく、、、私は、この先輩を心の底から軽蔑している。

前例のないことで、法律を解釈し、実行することは、(リスクをとることを避けたい)先輩社員との対立を生むのである。
この先輩が予告したとおり、彼ら(反日)記者は、会社に取材を試みた形跡はあった。そういう取材はあった。が、私は、公明正大にやったことで、予期しない別の集団(おそらく学界、官僚?)から護られていたようだった。
幸い、マスコミにスクープされるような事態には至らなかった。

チンピラみたいなオジサンが会社に来て、別の部の担当が対応に苦慮し、助けてほしいと電話がかかってきたこともあった。近場の喫茶店に連れ込み、自腹でコーヒーをご馳走。お話を一応拝聴した。その後、チンピラは二度と現れることはなかった。

「海賊とよばれた男」に比べれば、大した武勇伝ではない。が、私は、自分の経験から、各地のそれぞれの業種で似たようなことは起きていると予想する。

それが仕事であるからだ。もちろん、仕事は、逃げる人にはついてこない。

解釈によっては、法律スレスレの状況は、第一法規出版が販売する解釈集みたいな本に凝縮されている。ある分野の法律の解釈集には、Aは合法、Bは違法と書いてある。役人が監修したような本だ。

従って、良く読めば合法、悪意でとると法律破り、そういうスレスレの世界をなんらかの前提条件を見出し、合法的だという判断で通す、ために、法律文書をしっかり読む必要があったのだ。

民間企業社員は、ともすれば、法解釈の責任をとることを避ける。役所対応に持ち込み、感触を伺い、社内向けの役所対応メモ決裁後に、実施する。それが身を守るための常套手段なのだが、いつもいつもそうはできない。なぜなら手の内を晒すことは、日常的な立ち入り調査の口実を与えることとなり、社業的にはリスキーなのだ。


■外患罪の法解釈(私的解釈)

別な事例で解説を試みる。

稲田政府参考人(法務省刑事局長)の答弁事案である。

第15号 平成25年5月29日(水曜日)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/000418320130529015.htm

この質疑については、外患罪に係わる質問と回答が読める。
だが、注意して読まなくてはならない箇所がある。質問者は武力行使前提での質問に対し、回答者は法律条文的に武力行使の法律なので、武力行使という言葉を省略して回答している。
そこで、この回答文のみ読むと、武力行使以外のケースで適用可能と錯覚するかもしれない。

―― 参考情報 ――――――――――

外患罪の改正を急げ(私見)
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-296.html

―――――――――――――――――


■日本国憲法の条文解釈(私的解釈)

他には、こういうケースもあるということで紹介する。

法律は、読み込んでいる方ならご存じと思うが、いわゆる専門の法案作成者が、目的、骨格、構成を考案、それにマッチする用語で欠陥ないようなロジックと対応すべく適格な言葉で埋め尽くす、一つのパズルみたいなところがある。
ところが例外的に、そういう当たり前の作法?が失われるケースがある。
GHQに押し付けられた、日本国憲法が該当する。憲法に付け加えられた、どうでもいいような前文、そして、こじつけたような条文が日本国憲法に、あちらこちらに埋め込まれている、と私は考える。

大学時代、(護憲派の、9条絶賛主義者の)大学教官による日本国憲法の講義を受講した。講義回数は十数回。逐条解釈も受けたはずだが、記憶は定かではない。当時の憲法の権威だとされる憲法学者の憲法本2冊(岩波新書)を大学生協で購入し、読んだ。

当時から、私は9条について条文的に疑問を持っていた、「戸締り論」(9条放棄)の方が合理的だと思っていたからだ。
9条絶対主義者の学者のことを、私は学生時代から懐疑の目でみていた。
そういう見方を続けているので、憲法のすべての条項について、今も冷ややかに眺めている。絶対的に肯定できる条文はどれなのか?という思いである。

たとえば、憲法99条、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」、この条文だけ読めば、天皇以下、(一般的な言葉の意味としての)護憲でなければならない、という努力義務規定みたいな意味となるのだが、その前の条文に、改正条項があるがゆえに、一般的な意味での、護憲義務ではなくなるのだ。
ゆえに、この99条という条文は、憲法前文と同様、本来なら、なくてかまわない条文に思えて仕方がないのであるが、条文的に象徴天皇を現実化するための「つっかえ棒」みたいな役割を担っている関係で、誤解を生みやすい条項であることは知るべきだろう。

また、生前譲位ご発言以降目立ってきた、政権と今上陛下に係わる政治的見解の不一致現象については、日本国憲法では、そうならない様、「内閣の助言と承認を得る」とする厳格な手続き規定が明文化されている。

―― 参考情報 ――――――――――

改憲・護憲  政権と天皇の意見の一致・不一致についての解釈
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-293.html

―――――――――――――――――

話は飛ぶが、間違えやすい言葉も存在している。

―― 参考情報 ――――――――――

意味を間違えやすい言葉
http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/imi3.htm

―――――――――――――――――


本稿の締めくくりに入りたい。

言論界ではかつてはファシズム、人権侵害
最近は、在日特権、ヘイトスピーチなどの言葉で溢れている。

GHQに仕掛けられた日本国憲法や数多のGHQ指令がもたらした災禍などを振り返ると、

すべてを政治的に正常な言論状態に回復させるためには、
言葉を正確に定義
その実相が何であるのか、正確かつ客観的な用語を選び表現しつつ
対策シナリオと手順を示さなくては何一つ解決しない。

法律を注意深く読むのは当然のことだ。
言葉で表現するには、誤解を生みやすい事象であればあるほど、契約書並みの精緻さ、いや告発状レベルの精緻さでなければならないと思いつつある。

それは、合法、違法スレスレの世界を、時に合法と判断、時に規制当局に説明し了解を得つつ業務執行した私の経験からも言える。

告発状を提出するレベルの活動を目指すなら、その分野の法律知識に精通、より緻密な文章表現でないと、検察は受理しないだろう。

私は、残念ながらその領域には達していない。だから手を出さない。スキル的に達していないのだ。

先日、私は、土地家屋の抵当権抹消手続きをするため、法務局の相談コーナーに予約、単身出向いた。事前にパソコンにて申請書の下書きを、見様見真似で作成、持参した。
相談コーナーの司法書士?さんは、その下書きを見つけ、私の顔を眺め、何も言わず、その下書きの2~3箇所、訂正印を押し、相談とはいえ、ほとんど無言で相談行為は完了した。
法務局は苦手な役所だが、法律用語を普段から学ぶ姿勢があれば、抹消手続きに要する費用2万円くらいは、安くなる。私は安く済ませた。たかが、パソコンでA4で2頁程度の文書。ネットで検索すれば、様式くらいは読める。

本原稿、私如き、法律のアマチュアが書くべきことではない。
そんなことはわかっている。

が、政治的にみて、法律、特に法律用語に疎い政治活動では、何も実現しないのではないかと危惧している。

実際、最終着地点を示さず対立を煽っても、保守層が不利になるような法律、日本人が弾圧されるような法律が先行して法制化されてしまう、政治状況にある。

民団の政治力は侮れない。

保守系団体が主導して、反日勢力、どの勢力でもいい、懲らしめる目的で提言、陳情、国会審議まで辿りついた法案が、この数年間1つでもあったであろうか!

なお、私個人は、活動論的にみて敗北するような結末だけは、手法的に絶対に避けるべきであるというスタンスである。
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