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2017.01.02 (Mon)

「不敬」問題 「皇室用語集」をどうするか考えるべきだ

本稿、朝日、毎日などに蔓延する皇室「不敬」報道に係わる是正について、宮内庁職員、日本会議などの保守系団体の立場から、どう取り扱うべきか、(用語使用面に限定した)一般論的視点からの原稿である。


皇室関係に詳しい方なら、宮内庁HPにて用語集のコーナーがあることをご存じのことと思う。

http://www.kunaicho.go.jp/word/index_ind.html

ただ、ここに載っているものは、そもそも少なすぎる。

実は、数年前に、「皇室関係放送用語集」なるものが存在していることを知った。

詳細、このサイトで初めて見ることができる。

||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.tanken.com/koshituyogo/

本サイトは、皇室関係で使われる言葉を一覧にした用語集です。
出典はNHK(日本放送協会)の放送文化研究所が、1954年(昭和29年)12月に刊行した『皇室関係放送用語集』で、すでに著作権が消滅しているため、ここに復刻することにしました。

||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

ただし、国会図書館のデジタルライブラリーにおいては、「この資料は、著作権の保護期間中であるか、著作権の確認が済んでいない資料のためインターネット公開をしていません。 閲覧を希望される場合は、国立国会図書館または図書館送信参加館へご来館ください。」という表示になっている。

従って、本当に著作権切れなのかどうか、私は上記サイトの見解を留保する。

これとは別に、皇室関係用語集 (1975年) 毎日放送 もあるのだそうだ。
これら二冊が同一のものなのか、そうでないのか、手にとって確認はしていない。

さて、経緯までは確認していないが、錦正社という出版社から、平成28年7月に「一般敬語と皇室敬語がわかる本」という本が出版された。

概要を紹介させていただく。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

一般敬語と皇室敬語がわかる本 中澤伸弘著
http://kinseisha.jp/book/ippannkeigo/

皇室に対する親愛の情を育て、美しく麗しい国語を守るために

 二千年以上の間に培ってきた皇室と国民との親愛の情の表れである「皇室敬語」。今、改めて敬語や皇室敬語・皇室用語を学び、その折々に適宜な敬語を使いましょう。
目次

まへがき
一 敬語を知る
 敬語とはなにか
 敬語は美しいことば
 言霊と敬語
 実名敬避といふ敬語
 平明・簡素な敬語とは
 接頭語「お」「ご」は敬語
 口語表現と文語表現
 欠画、擡頭、平出、欠字 書き方による敬語表記
 敬語は生きてゐる
二 尊敬語編
 尊敬語とはなにか
 「れる」「られる」は汚いことば
 お前 貴様 殿
 特別な尊敬語がある語
 「たま(給)ふ」は便利な尊敬語
 尊敬語における和語表現と漢語表現
三 謙譲語編
 謙譲語とはなにか
 他の語の謙譲語があるもの
 人間には「あげる」 動物には「やる」
 「をられます」は大誤用
 「まつ(奉)る」「まゐ(参)る」は便利な謙譲語
 謙譲語における文語表現と漢語表現
四 丁寧語編
 丁寧語とはなにか
 はべり(侍り)とさぶらふ(候ふ)
 候文
五 皇室敬語編
 皇室敬語を学ぶ前に
 皇室敬語の現状
 天皇、皇族方に関する特別な敬語
 「昭憲皇太后」は誤りの表記
 「大婚」の語の行方
 皇太子に関する敬称
 皇太子妃に関する敬称
 皇族に関する敬称
 御歴代に関する敬称
六 皇室関係の用語と敬称
 皇室全般に関する主な用語、敬称
 国民から申し上げる主な敬語
 使用範囲が限られる主な敬語
あとがき

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

著者は、おそらく神道の専門家でおられる方と私は推定する。

http://www4.kokugakuin.ac.jp/syllabus2001.nsf/76bba6f70d75dc16492568a8003e83b7/5f9ea0137164e38549256a1e004140bc

入門書はこれでいいと思う。

が、「不敬」問題の専門家だと自認するなら、この程度では話にならない。

昨今、産経、読売、朝日、毎日、その他地方紙での敬語表現の違いが常態化している。私の記憶では、朝日、毎日、共同に、常識を弁えない表現が多いように思う。
「コネ入社、在日枠入社の偏差値50の記者」だらけの弊害であろうと私は思う。日本を代表する記者クラブ、宮内庁記者会が、劣化した記者だらけであると言いたいのである。
「コネ入社、在日枠入社の偏差値50の記者」が書いたものを馬鹿馬鹿しくて読む必要を感じないのである。

昨今、かような報道実態を深刻に受け止める不敬問題にこだわりある方におかれては、各紙読み比べされ、特に日本会議などの団体においては、この種の話題で持ち切りであろうと思う。
当然、不敬問題について専門家であると自称されている方におかれても、各紙読み比べくらいはされているはずだ。
私は、どちらの団体にも関係していないので、具体的にどういう意見を有力者の方々がお持ちなのかまでは知らない。

ただ、「不敬」という問題にこだわるなら、まず、用語使用の統一と共有化に取り組まなくてはならない。

拙ブログ管理人の経験談をさせていただく。

立場は異なるが、ある目的のため、業界用語の統一化に取り組んだことがある。簡単に言うと、100万くらいの金額を予算措置し、用語集を作成し、業界傘下の各企業にばら撒いた。用語集さえあれば、日本語も外国語も統一標記となるため、当時は重宝された。

似たようなことは、不適切な用語使用に係わる、不敬問題についても言える。
ここでことわっておかなくてはならない。実は、私は、必ずしもこれら皇室関係用語には精通していない。なので、こういう方法があるという意味で受け止めていただきたい。

各紙の「用語使用」が不適切だと指摘するなら、自ら用語集を編纂、公開、どういう場面ならどういう用語使用が最適であるのか、「不適切な報道事例」を糺し、どういう表現が最適であることを示し、当該マスコミに追及、共有化しようとしなくては話にならない。

経験的にわかっている、ノウハウを書いていおきたい。

―――――――――――――――――

用語集のイメージ

・エクセルの表形式で作成
・表の縦行は各用語、横列は各項目。
・横列は左から、用語No、漢字、ひらかな(読み方)、用語の分類、簡単な意味、英訳、備考欄を設定。
・7列からなる辞書を作成することをイメージする
・用語総数は、1000前後を想定
・用語対象は、名詞、動詞等とする。必要であれば送り仮名も対象とする。
・パソコン辞書に登録可能な形式とする

※「ひらかな欄」は、あいうえお順で並べるために使用
―――――――――――――――――

個人的な見解で恐縮だが、おそらく、季刊雑誌「皇室」や、産経の宮内庁記者クラブ経験者は、各自皇室用語集を作成、同じ会社で継承しているのではないかと予想する。

であれば、宮内庁記者会、雑誌「皇室」などの関係者数人集まれば、1ヵ月もあればできる。
不適切な用語使用が広範囲に気になるのであれば、上記NHK編集分以外に用語を追加する必要があるだろう。

ちなみに、私が担当した業界用語集、初版の用語数は2000語にのぼった。皇室関係なら1000語もあれば十分かもしれない。その後、改定作業をやった。収集した用語数は最終的に6000語、絞り込み、集約、校正などに大体3カ月かかった。

問題は、インプット作業、これが結構面倒くさい。初版1000語だとしても、1日100語やったにしても精神的にきつい作業なのである。

最後に、以下にあるように、不敬罪法制化が必要と認識される方に申しあげたい。

―― 参考情報 ――――――――――

愛国保守が「不敬罪」復活を唱える矛盾  コメ欄へのお返事に変えて 《転載ご自由に》
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/a3396b7789fc3b606e8a929ff258a42f

―――――――――――――――――

用語使用上の不敬問題、ゆゆしきことであるが、問題だと言うのであれば、基準を示さなくてはならない。
基準や根拠を示さず、用語使用が不適切だと言っても、それは主観的判断に過ぎない。893がやる言いがかりの次元と変わりないかもしれない。基準を示していないからである。
そんなやり方で、朝日、毎日、共同、その他地方紙に見られる、とんでもない用語使用が是正されるのであろうか?
まして、用語集を作らず、基準を示さず、相手を一方的に不敬だと罵っても、不敬問題に正面から向き合っているとは言えまい。

こういう見方もある。「朝日」だけを目の敵にして、表現的な稚拙な地方紙での「不敬」表現を見過ごしていいのか、という問題もある。気にくわない相手だけに、「不敬」と繰り返す組織的行為は、恣意的活動と扱われかねない。恣意的に特定の集団のみを糾弾する行為は、正当に「不敬」問題を扱っていると言えるのであろうか?

また、「不敬」問題を語るのであれば、最低限、用語使用の適否について、客観的ポジションをとるべく、皇室関係用語集に精通するのは当然のことである。

辞書作成の目的は、明らかに「不敬」を働く宮内庁記者会の記者(特に劣化が激しい、朝日、毎日)に対し、基準となる表現方法を示すことにある。
「こういう場合の表現はこの用語」、という意味においてである。

これは、提言型ブログを指向する管理人としてみた場合の提言である。

また、本稿は、「不敬」問題については、用語使用に限定している。当然のことであるが、本稿の検討は問題提起の入口に過ぎず、
宮中祭祀等を放棄した皇族を「不敬」と扱うべきかどうか
皇族の犯罪行為の批判を「不敬」と扱うべきか
皇族の憲法違反行為の批判を「不敬」と扱うべきか
皇族の公務・宮中祭祀を放棄したことへの批判を「不敬」と扱うべきか
皇族の私事における浪費、過大な動員についての批判を「不敬」と扱うべきか
宮内庁が「不敬」について担当すべき範囲の議論・判断について除外していること、
あくまで一般論的視点での原稿であることを指摘し、本稿を終える。
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07:48  |  皇室  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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