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2016.12.23 (Fri)

生前譲位特例法 厳格な条件設定が必要?

本日は天皇誕生日。
天皇陛下は、生前譲位について「親身に考えてくれ、深く感謝している」とご発言された。ここに来て生前譲位事案、ややトーンダウンした?印象を持っている。
周辺事情を察し、かようにご発言されたかどうか知る由はない。
私は、この日をメインターゲットに何か特別なことをおっしゃられるのではないかと予想していた。が、何事もなく終わりそうである。

何はともあれ、謹んで天皇陛下のお誕生日をお祝い申し上げます。


さて、本稿、企業マニュアル作成感覚で作文したものである。
有識者会議関係者が生前譲位に係わる特例法について言及している関係で、特例法の適用の順位付け、どういう条件設定ならお言葉会見の趣旨に沿うのか、法案作成者の視点で検討を行った。

よって、本稿で書かれていること、不敬だと指摘されても、法案的な位置づけ、法案の骨子に係わる実務的視点での検討なので、不敬か否かについての論争の対象にはなり得ないこと、御承知いただきたい。


本題に入りたい。


「生前譲位特例法」の扱いについては、識者の意見が分かれている。違憲だとする主張もある。
(詳細説明は省く。)

まず、特例法の位置づけについて、当たり前のことだが以下の順位付けとなることは明らかだ。

―――――――――――――――――

■優先順位第一位 「即位の礼」以降、摂政を配置せず、生涯天皇であり続ける(皇室典範ベース)
■優先順位第二位 皇室典範の規定により摂政を配置し、生涯天皇であり続ける(皇室典範ベース)
■優先順位第三位 特例法にて例外的措置として生前譲位を規定

―――――――――――――――――

特例法なのだから、優先順位的に最後の選択肢となることは致し方ない。

ただ、こうして並べてみると、特例法は、条件設定が難しく、違憲であるとの指摘もある関係で、仮に法律として成立したにせよ、執行されない可能性が強い性格のものと位置付けられるべきだろう。

悪くとらえると、政府が言及する特例法とは、実現を想定しない前提での形づくり、お言葉会見に対するガス抜きの可能性が予見されるのである。

私は、ふざけて書いているのではない。

確かに、今上陛下は、生前譲位についてお言葉会見なされた。私は尊重すべきとのスタンスである。

が、特例法として「一代限り認めること」には、理屈的に無理があると考えざるを得ない。

文案的にかつ論理的な条件設定が難しいのである。

見方を変えたい。

私は、そもそも特例法というアイデアに無関心な方なのだ。
それでも、発想をアクテイブモードに切り替え、積極的に特例法の適用を可能とするケースを想定する。

たとえば

「例外的措置として、即位時あるいは、(年齢的に80歳を越え)退位予定10年前に、生前譲位予定時期を宣言、皇室会議にて詳細譲位条件を確認し譲位対象者が公務・宮中祭祀を適切に行える場合に限定」した生前譲位の場合、はどうだろうか?

また、「例外的措置として、歴史的な国家的公務、宮中祭祀等」続出により、摂政で対応するのが適切でないと皇室会議が判断した場合、という条件設定も可能な気はする。が、それは文案でそう書いたにせよ「現実での適用判断が難しい」と考える。

どう転んでも、もともとの「『一代限り』の扱いでの単純な『生前譲位』に係わるご要望を満たすこと」は条件設定的に、無理があると考えるのだ。

それならば、「厳格な条件設定を明記した特例法」とした方が、特例法の趣旨からして合理的な気がする。

皆様はどう考えられるであろうか?

この特例法、どう厳格に条件設定するかが、最大のポイントとなりそうな気がするのである。

それゆえ、有識者会議が、特例法法制化に傾いたにせよ、どう条件設定するかについて、さらに半年くらい?時間をかけて議論することを予見するのである。

一方で、特例法においては、一代限りとすることに着目、秋篠宮家支持派なら、以下のニケースについて条件設定として検討すべきかもしれない。

―――――――――――――――――

・生前譲位とセットで一代飛び越しで秋篠宮家に生前譲位する場合(皇族内の無用な争いを避けるという大義名分が発生?)
・生前譲位と廃太子をセットとする場合(皇族内の無用な争いを避けるという大義名分が発生?)

―――――――――――――――――

これら二ケースは、皇室典範の規定で対応可能な気がするのであるが、このニケースが条件設定されることで、生前譲位が、東宮即位を意図したものでないことを印象づけることにはなろう。
ただ、屁理屈をこね廻し、議論を混乱させる意図は私にはない。
秋篠宮家支持派は、生前譲位にどういう立ち位置をとるのか、どうするのが最善なのか。文章化し、共有化するタイミングのように思う。

大勢が決してから文句を言うくらいなら、今ここで、先手番を握る必要性を指摘するのである。

最後に、本稿は、特例法という法案の位置づけなどから、(お言葉発言を受けた処置が「摂政」で対応可能と判断する)保守層が納得しそうな屁理屈を見出し、企業マニュアル作文感覚でアイデアとして書いたに過ぎないこと、ご理解賜りたい。

以上
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