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2016.12.07 (Wed)

安倍首相真珠湾訪問 日系人はどう扱われ評価されているのか? 

拙ブログは、新聞社の海外特派員が現地日系社会のことを報道しない問題点を指摘した。

―― 参考情報 ――――――――――

新聞社海外特派員への提言
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-233.html

提言

・新聞社海外支局員は、現地の日系社会の状況を定期的・定例的に記事にすべきである。
・紙面で採用されないなら、現地特派員ブログという形で、発表すべきである。

―――――――――――――――――

その効果があったかどうか、根拠は定かではないが、12月6日の読売の1面と6面に、安倍首相が年末真珠湾訪問に際して、ハワイの日系社会がどう受け止めているのかについて記事が載った。

12月6日読売1面

20161206日米の絆読売


私は、新婚旅行でハワイに行ったことがある。当時のハワイは、日本人を見つけて、親し気に話しかけてくる日系人の陽気なおじさんがたくさんいた。今はわからない。
日系人たちはかつて辛酸をなめ、苦労したであろうが、そのようなことはおくびにも出さず、陽気に振る舞っていた。

年老いたらこうありたい、と当時は思ったものだ。


さて、上述の読売記事に登場される日系人、想像以上の好人物の印象がある。
顔つきが違うのである。サムライらしいのである!
人格、行動力もありそうだ。日本の政界で活動されれば、一躍人気者になるだろう。それくらい、戦後日本の政界は人材難ではある。(特に野党)
この記事に出てくる方々の存在を知っただけでも、各国に住む日系人について、勤勉、正直という評価となるのはわかるような気がする。


見方を変えたい。

かつて、戦国時代、日本に来た、キリスト教宣教師たちは、布教は口実、植民地支配の尖兵として日本の諸情勢を観察、本国に見聞した記録を書き綴って送ったとされる。一部は、翻訳され出版化(ルイス・フロイスなど)されているようだが、相当部分、翻訳されないまま放置されていると私はみている。

何を言いたいか。翻訳されていない部分に、キリスト教宣教師の本音があるとみているのである。(スペイン語、ポルトガル語ができる方、是非チャレンジいただきたい)

対して、日本人移民はどうか?
今や移民は世界的に嫌悪される状況にある。それは仕方がない。その国の秩序を乱す一大勢力となってしまったケースが多いからだ、中国人、韓国人が移民先でそういう扱われ方をされるのは彼ら自身がそう振る舞った結果でもある。

では、日系移民たちはどうだったか?
日系移民たちは、苦労し、努力し、移民先の地で骨をうずめ、どの国においてもその国の発展の礎となり、戦争にも参加し激戦地を生き残り、戦後は一部の方は政治家になり(たとえばダニエル・イノウエ)、世代を越えて、日本人というアイデンテイテイを継承しようとしている。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

ダニエル・イノウエ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%82%A6%E3%82%A8

2012年12月、ワシントンD.C.郊外のメリーランド州ベセスダにあるジョージ・ワシントン大学附属病院(英語版)に入院し、酸素吸入の処置を受けていたが、同月17日17時過ぎ、呼吸器合併症のため死去[4]。88歳没。死去の前、「ハワイと国家のために力の限り誠実に勤めた。まあまあ、できたと思う」と述べ、最後の言葉は「アロハ(さようなら)」だった。
死去に際して、オバマ大統領は「真の英雄を失った」「彼が示した勇気は万人の尊敬を集めた」との声明を発表したのに続き、パネッタ国防長官、クリントン国務長官、上下両院の軍事委員長らが相次いで功績を称えた[5]。同月20日、遺体を納めた棺がアメリカ合衆国議会議事堂中央にある大広間に安置され、追悼式典が開かれた。大広間に遺体が安置されるのは、エイブラハム・リンカーン、ジョン・F・ケネディなど一部大統領や、ごく少数の議員に限られており、イノウエ議員は全体でも32人目、かつアジア系の人物としては初めて大広間に遺体が安置された人物ととなった[6]。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

ダニエル・イノウエはハワイ生まれ、「アメリカの英雄」として生涯を終えた。日系人ダニエル・イノウエの追悼式典がかように行われたことを知れば、日米の「和解の儀式」はアメリカにとって難しい問題でなくなりつつあることをこの時点で気づくべきだったが、日本は如何せん、民主党政権末期で、そこまで考える余裕はなかった方が大部分だろう。振り返れば、この追悼式典は、アメリカ政府が日系社会に示した、「和解のシグナル」だったのかもしれない。

そして、現アメリカ大統領オバマの出身地は、ハワイ。

この二人は、当然、面識はあったはずだ。


そのハワイで、オバマは、大統領としての最後のイベント、日米最大の棘でもある真珠湾で「日米の和解儀式」を執り行おうとしている。

それもこれも、オバマが黒人大統領であったこと、開戦当時のアメリカ黒人は総じて日本びいきであったこと(「人種戦争」という本にそういう趣旨のことが書いていある)、併合される前のハワイ王朝は日本との連帯を希望していたこと、山本五十六が強行に主張し実施した真珠湾攻撃によって(アメリカの世論が戦争反対だったのに!)日本憎しでアメリカ参戦の根拠となったこと、アメリカによって消滅させられたハワイ王朝への配慮?(日本はハワイに軍艦を派遣)を含め、一連の和解はオバマ大統領だからなし得る「偉業」という見方ができるのである。

真珠湾での日米の和解は、かように根が深いのである。
場所がハワイとなる関係で、一次的には日米開戦に違いないのであるが、
アメリカ人、日本人、日系人、そしてハワイ先住民も含めた、人類愛的な包括的和解のシナリオが準備されているかもしれないのである。
なぜなら、安倍談話の最初の一節に「百年以上前の世界には、西洋諸国を中心とした国々の広大な植民地が、広がっていました。」とあるからだ。

そういう前提で、ハワイ生まれのアメリカの英雄で政治家だった「ダニエル・イノウエ」のことを我々は心に留めなくてはならない。
「ダニエル・イノウエ」は、拙ブログが分析する、一連の「和解の儀式」に気づいていたら、必ずや、オバマ大統領に進言するのではないかと予想する。


それゆえ、真珠湾での日米の和解は、日本人、アメリカ人だけでなく、日系人においても歴史的意味を持つのである。
「ダニエル・イノウエ」の生涯を知り、言えることだが、彼ら日系移民は、「日本人のDNA」に誇りを持ち、戦後の日本人が失った「日本人としての誇り」を維持し続けているような気がするのである!
戦後社会の人の評価は、金や地位に基づくものが目立つが、日系社会に在る「絆」が何であるのか、私は実態を知らないが興味がある。

ダニエル・イノウエの最期の言葉にあるように、(キリスト教宣教師の如く、その国を侵略しようなどという危険な企てを持たず)、彼ら日系人の大半は、その国の安寧のために誠心誠意尽くして一生を終えたのだ。(反対に、中国人、韓国人は、どの国においても政治的に危険な勢力とみなされつつある)

そう考えると、各国の日系人の存在は、言い方は悪いかもしれないが、「日本外交のリトマス試験紙」みたい存在でもある。
それゆえ、日本に住む日本人と各国の日系人との連帯は欠かせないし、日系人の主張を通して、「日本外交のとるべき道」が見えてくるのではないか。

直近で、安倍首相が訪問した、アルゼンチンとペルーの日系社会は、安倍首相を大歓迎したことはご存じであったであろうか?

―― 参考情報 ――――――――――

首相同行記者は無能? 海外特派員はブラブラして遊んでいる?
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-228.html

―――――――――――――――――

上記記事では、マスコミが報道しなかった、日系社会の心のこもった歓迎ぶりを紹介した。

新聞社の現地特派員が、現地の日系人情報を含め、現地情報を発信しないのは、何事か!ブラブラ遊んでいる特派員だらけでいいのか?と言いたくなったのである。


見方を変えたい。

捏造慰安婦像の各国の設置の動きがあった。日本の外務省や現地大使館の対応は総じて及び腰に見えた。しかし、現地日系社会の動きを現地特派員が報道し、日本と日系人の絆が強靭であれば、もっと早く各国の日本大使館を動かし得たのではないか、とみている。

我々にとって各国の日系人の存在は、大使館と同等かそれ以上の意味を持つ存在ではないのか!

半島勢力においては、朝鮮総連が国内でそうやって来たではないのか!!!

いささか、戦術的な視点からの情勢分析となったが、

時系列的にみて日本と日系人の絆が消滅させないようにすべく、新聞社の海外特派員の方におかれては、海外駐在という破格の給与・待遇等に安住せず、(自分を磨くつもりで)自発的な情報発信に努められるべきであることをお願いし、本稿を終える。

以上
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