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2016.12.03 (Sat)

今国会の政権側の狙い 不公平是正だった?

目玉法案らしい法案がなかった今国会であるが、情報を分析してみると、不公平是正目的の事案が多いような気がする。
直近で、拙ブログは、プーチンとの領土交渉に深入りせず、内政重視に切り替えるべきだとスタンス変更を提言したが、安倍政権は、極めて短時間にそれを実現したことになる。

―― 参考情報 ――――――――――

11月23日出稿

http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-220.html

安倍政権 内政そっちのけで外交にのめり込み過ぎではありませんか?

トランプ就任し、動きだすまでの後1ヵ月半、

年明けに解散総選挙を予定しているならともかく
その予定がないのであれば

当面は外交面で出過ぎたことはせず、内政面での綻びを処理
時期が来るまで待ち、求められる局面で果敢に世界をリード
ヒット&アウエイ作戦でいいだろうと考えるのである。

プーチンの動きを観察し、トランプとの係わりを分析してから行動する外交手法を取り入れるのがいいと考えるのである。

いつもいつも目立つ牽引役をやる必要はない。
余力を持って対処する、それでいいのでなかろうか?

日露交渉もそうだ。
無理に成果を出そうとしても、今のロシアは渋い。
今急いでも焦っても大した成果にはならない。食い逃げされるくらいなら、あと1年待ってみるのも選択肢に入るのではなかろうか?と考えるのである。

えんだんじさんが言うように、のめり込み過ぎはよくない。

いささか、指図調の文章となってしまったが、どこかの社説を書いているような論説主幹みたいな感覚で書いているのではない、単に、安倍首相が内政そっちのけで外交にのめり込んでいるのではないかと、心配して書いていること、ご理解賜りたい。

―――――――――――――――――

また、直近では、プーチンは岸田外務大臣を2時間待たせるという非礼をやったそうだ。

―― 参考情報 ――――――――――

岸田外相とプーチン大統領の会談 プーチン2時間遅刻
http://hosyusokuhou.jp/archives/48778710.html

35. 名無しさん@ほしゅそく 2016年12月03日 05:05:29 ID:M1MzE2NTE このコメントへ返信
だ~か~ら~~
北方領土はロシア側からすると”アメリカ”への外交カードなんだってば。
アメリカが入らないと何も進まないんだって。
ヤルタ会談とか過程とこれまでのロシアの主張を見ればわかるでしょ。
返還されたとしてその後どこがその島を守るって思ってるの?
自衛隊?ロシア軍が入るの?アメリカ軍が安保で守るの?ロシアが嫌がるけど、どう考えてるの?
・・・・問題大ありでしょ?
だからアメリカとの交渉がない限りダメなんだってば。
初めから今回話が付かないことは明白だよ。
逆に今返還されたら、その後の北方領土をどうするつもりなのか、考えると怖い。

―――――――――――――――――

実力がない外務大臣?だから、こういう扱いを受けるのである。プーチンは外務大臣交代を望んでいるかもしれない?

かくいう私は、日中友好という言葉で何回も乾杯する宴会で、ホスト側として30分遅刻し、相手を怒らせたことがある。
相手にとってのみ都合の良い「友好」などクソくらえと言いたい。
民間人の私でも敢えてやったことがあるくらいだから、日露関係の親善においてもやろうと思えばできるはずだ。ワザとに間違う、ワザとに遅れる、くらいの演技を職務的に平然とできずして、どうするのか?

少し脱線してしまった。


とりあえず、不公平感是正等を意識した5つの施策、(どれもこの数日間に報道されたものばかりである)、以下に簡単に解説させていただく。
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■不公平是正その1 高額医療の高齢者負担を69歳以下と同水準に見直し

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/161129/ecc1611292131001-n1.htm

高額療養費、高所得高齢者も上限引き上げへ 外来医療費の上限額を5万7600万円に

2016.11.29 21:31

 厚生労働省は29日、毎月の患者負担に上限を設ける「高額療養費制度」について、70歳以上の中所得者に加え現役並みの収入がある高所得者の上限額も引き上げる方向で検討に入った。30日の社会保障審議会の医療保険部会で提案する。

 高額療養費制度では、70歳以上について、年収370万円以上の「現役並み所得者」は特例で設定している外来医療費の月ごとの上限額4万4400円を平成29年8月から5万7600円に引き上げる。30年8月からはこの外来特例を廃止し、入院などを含めた世帯全体の上限を69歳以下の現役世代の水準に合わせる形で引き上げたい考えだ。

 住民税が課税される370万円未満の「一般所得者」は29年8月に外来を1万2千円から2万4600円にし、入院を含めた上限も4万4400円から5万7600円に引き上げる。

 75歳以上の後期高齢者医療制度の保険料については、74歳まで専業主婦ら扶養家族だった人の定額部分の「均等割」の9割軽減措置を29年度に5割軽減とし、30年度には77歳以上で廃止。所得に応じて支払う「所得割」は現在徴収していないが、30年度から77歳以上は支払うよう見直す。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



■不公平是正その2 年金制度改革 世代間の公平確保

若者世代にとっては、自民党支持を表明するきっかけとなりそうな制度改革である。
80歳以上の人たちは、掛け金に対してもらい過ぎていると思っている関係で、これを改悪だと言うべきではないと思う。公共交通機関の無料パス、健康保険料の支払い額、高額医療など、今の高齢者は恵まれていると私は思う。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

12月2日配信のJSCメールからの転載

「年金カット法案」などと批判をうけていますが、内容と目的を理解していないまったく誤ったレッテル貼りです。

今回の改正は「世代間の公平を確保し」「将来世代の基礎年金の水準を確保する」観点でルールを見直す取り組みです。
J-NSCのみなさんには正しく理解をいただき、ぜひご家族や知人・友人にご説明いただけると幸いです。
------------------------
どうなる年金?年金制度改革関連法案Q&A
------------------------
Q 若い世代の将来の年金を守るためって本当?
Q 年金額はすぐに下がらないって本当?

●年金改革法案Q&A
https://www.jimin.jp/news/policy/133728.html

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



■不公平是正その3 配偶者控除見直し

女性の働き方見直しという視点から眺めると、中途半端という評価となるが、夫婦合算での所属税という視点でみれば、納得できる施策である。
夫婦合算での所得税という視点での施策、特に1000万以下の中間所得者にとって減税となる施策は、無党派層受けすると思われ、選挙にプラスに作用するような気がする。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.yomiuri.co.jp/economy/20161202-OYT1T50006.html?from=ytop_main1

配偶者控除


300万世帯が減税に…配偶者控除見直し
2016年12月02日 07時55分
 2018年1月から配偶者控除の妻の年収制限が現在の「103万円以下」から「150万円以下」に拡大される見通しだ。

 配偶者控除の見直しによって、家計に生じる税負担の変化をまとめた。

 減税になるのは、夫の年収が1120万円以下で、妻の年収が103万~201万円の世帯などだ。これまで控除の対象外だった世帯が控除を受けられるようになったり、控除の額が増えたりして、約300万世帯が減税となる。

 財務省の試算では、妻の年収が141万~150万円で、子ども2人(高校生と大学生)の世帯の場合、夫の年収が500万円なら所得税や住民税の負担が現在よりも年間で5・2万円、夫の年収が1000万円なら10・9万円、それぞれ軽くなる。

 夫の年収が1120万円を超え、妻が専業主婦か、年収103万円以下といった約100万世帯は増税になる。財務省の試算では、夫の年収が1500万円で妻が専業主婦の場合、年間15・8万円の増税となる。

(ここまで405文字 / 残り241文字)
2016年12月02日 07時55分

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



■不公平是正その4 給付型奨学金の創設

外国人留学生に年間400万円前後、給付していたことと比較し、若干ではあるが、やらないよりはマシ。こういう施策は、学生にとっては有り難いと思う。
が、過去、この種の給付型奨学金で、私の世代、デイスコ&居酒屋通いで使い果たした馬鹿がたくさんいたが、そんなことのない様、宜しくお願いしたい。(使い道は勉学用途にしていただきたいということ)

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS02H0N_S6A201C1MM0000/?dg=1&nf=1

給付型奨学金 月3万円 政府、18年度から2万人

2016/12/2 12:57
日本経済新聞 電子版

 低所得世帯の大学生に返済不要の資金を提供する「給付型奨学金」が2018年度から本格導入される。財務・文部科学両省は自民・公明両党の提言を踏まえ、住民税非課税世帯の学生を対象に月3万円を給付することを決めた。1学年あたり2万人程度を想定、財源規模は200億円程度とする。厳しい経済環境に置かれた学生にも進学の道を開き、格差の是正につなげる。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||



■不公平是正その5 リフォーム減税

一戸建てお住まいの方なら、10年に1度くらい何らかのリフォームを余儀なくされる。トタン屋根は、それくらいの頻度で塗装し直さないと雨漏りするのは常識である。
以下のニュースでは、耐久性向上のための工事とあるので、解釈的には塗装工事や外壁工事、ひょっとすると給湯設備?も該当する可能性があり、私個人にとっては非常に有り難い政策である。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO10057650Z21C16A1MM0000/?dg=1&nf=1

住宅リフォーム減税拡充 政府・与党、耐久工事も対象

2016/11/29 14:00
日本経済新聞 電子版

 政府・与党は29日、2017年度税制改正で住宅リフォーム減税を拡充する方針を固めた。これまでは省エネや耐震性を高める工事が減税対象だったが新たに耐久性向上のための工事を加える。確定拠出年金は60歳以降にほかの年金制度から移った場合に退職所得控除を受けやすくし利便性を高める。

 自民党税制調査会は29日、各省や業界団体が要望している税制改正項目に関して非公式幹部会でまとめた対応案を協議した。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


ざっと眺めて思うことだが、税、健康保険、年金などの不公平感を解消することで、政権への信頼が増すと私は思う。

ただ、こうした、微調整型の施策が表面化することは、解散総選挙を意識していることを意味し、その時期は、プーチンとの首脳会談あるいはトランプとの首脳会談、どちらかの会談での外交的成功を引っ提げて、国政選挙に臨むような気がしている。

世論調査によれば、内閣支持率が60%という数字が出ているそうだが、安倍政権は冒険をせず、こうしたチマチマしたことを面倒臭がらずに取り組んでいる。

外交で実績を出すのが難しいと悟ったせいなのか、一週間程度で矢継ぎ早に内政重視に切り替え、こうした施策を極めて短時間で、あっさりと実現の遡上に載せてくるあたりはさすがである。

中でも、配偶者控除見直しで示された切り口ならびに検討スタンス、常人にはなかなか思いつかない、玄人受けする秀逸な手口と評価したい。

以上
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