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2016.11.12 (Sat)

トランプ大統領の政策=オーソドックスなアメリカ固有の保守主義思想?

トランプ大統領の公約、その後の経緯などから、私は、トランプ政権は、極めてオーソドックスなアメリカ固有の保守主義思想に基づく政権運営を行うと予想する。

在日米軍トップは「誰が大統領でも日米同盟は強固」であると発言した。現場は、日米安保の意味を理解しているのだ。

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161110/k10010763931000.html

在日米軍トップ「誰が大統領でも日米同盟は強固」

11月10日 18時44分


在日米軍トップ「誰が大統領でも日米同盟は強固」

在日アメリカ軍トップのマルティネス司令官が、山口県にあるアメリカ軍岩国基地で記者会見し、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利したことに関連して、「誰が大統領になっても日米同盟は強固に存在していく」と述べ、今後も強い同盟関係が維持されるという考えを強調しました。

在日アメリカ軍トップのマルティネス司令官は、自衛隊とアメリカ軍の共同演習が行われているのに合わせて、山口県のアメリカ軍岩国基地で記者会見しました。

この中で、マルティネス司令官は、日米同盟の在り方を見直すような発言を繰り返したトランプ氏がアメリカ大統領選挙で勝利したことに関連して、質問が出されたのを受けて、「誰が大統領になっても日米同盟は何十年にわたって築き上げてきたもので、変わることはないと信じている」と述べました。

また、マルティネス司令官は「現在日本で展開しているアメリカ軍がこれまでと同じように力強く展開を続けていくと思っている。日米同盟は強固に存在していくと自信を持っている」と述べ、今後も強い同盟関係が維持されるという考えを強調しました。

一方、自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は「日米同盟の重要性は日米両国間で共通の認識であると確信している」と述べました。

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http://hosyusokuhou.jp/archives/48775933.html

46. 名無しさん@ほしゅそく   2016年11月10日 20:30:41  ID:Q4MTYwNTA このコメントへ返信
選挙向けパフォーマンスは終わり。これからは、共和党の政策綱領とさほど変わらん政策を取って行くだろう。
自分がど素人であることくらい理解しているからな。
これなんか、共和党の綱領そのものだしな。
【9月8日 AFP】米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は7日、自身が大統領に就任した暁には、米国の軍事力を大幅に増強し、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」打倒に向けた計画を軍幹部に直ちに策定させると宣言した。
 ペンシルベニア州フィラデルフィアで開いた選挙集会で演説したトランプ氏は、大統領就任後、軍幹部に対し、IS撲滅に向けた行程表を30日以内に策定するよう要請すると述べた。
 また、現在の軍は「とても弱体化している」と指摘。
大幅な軍拡が必要だとして、陸軍兵士の数を54万人に、空軍の戦闘機を少なくとも1200機に、海兵隊の大隊を36部隊に、海軍の水上艦や潜水艦を350隻に増強する案を打ち出した。・・・
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3100136


65. 名無しさん@ほしゅそく   2016年11月10日 20:40:03  ID:Q4MTYwNTA このコメントへ返信
トランプの外交顧問を務めるマイケル・フリンが10月11日に来日して
自民党で講演してるんだぞ。
自民党と共和党はパイプが太いから、現職の民主党大統領オバマの手前、目立たないようにトランプ側とは接触して来ている。
防衛政策に関しては、トランプは共和党の綱領通りにやって行くだろうし、
TPPについては、共和党はあくまでもオバマ政権下での承認はせず、トランプが大統領になってから議会で審議すると言う方針。元々、共和党は自由貿易主義だからな。
トランプが選挙運動中に止めるとか言ってたNAFTA(北米自由貿易協定)も、ジョージ・ブッシュが必死で奔走してまとめたんだし。ま、トランプがメキシコとの間に本当に壁を作り、イスラム教徒の入国を禁じたら、NAFTAも止めるかもしれんが。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

また、トランプ自身は、選挙中の発言について、少しずつ軌道修正を試みている。


そう考えると、100年に一度出現するくらいの奇人、トランプ大統領は、政治家としての実績がほとんどないがために、共和党の敷いた路線、セオリー重視、すなわち、アメリカ固有の保守主義思想に沿った政権運営となるだろうと予想するのである。

そのための道標となりそうな一冊に、中川八洋の「保守主義の哲学 知の巨星たちは何を語ったか」があると思う。
この手の本を読むのは正直疲れるかもしれないが、アメリカの保守政治思想の流れを知る避けては通れない良書と思う。

前稿では、アメリカ保守思想についての国内の学界、出版界が、どの程度無様な状態にあるかについて、中川八洋の「保守主義の哲学 知の巨星たちは何を語ったか」のまえがきから紹介させていただいた。

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トランプ大統領の政治哲学? そもそも日本の学者はアメリカ固有の保守主義的政治思想を知らない
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-197.html

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今回は、アメリカ保守主義の概要、流れについて、「保守主義の哲学 知の巨星たちは何を語ったか」の第1部保守主義の父祖たちの冒頭にある、『第一章「米国保守主義の父」アレグザンダ・ハミルトン』からポイントとなりそうな箇所(政治史的な流れとハミルトンの歴史的評価に係わる部分)について引用、転載させていただく。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

第一章「米国保守主義の父」アレグザンダ・ハミルトン

米国とは保守主義を基層として、その上に築かれた国家である。「ネオ保守主義(ネオコン)」とか「伝統保守主義(伝統コン)」とか、その名を冠した知識人グループが、二十一世紀にあっても米国政治にそれなりの影響力をもっているように、米国ほど保守主義のイデオロギーが活気を持続して、棲息している国は、その先輩国の英国が足下に及ばないなど、世界的に類をみない。
この理由は、米国とは、「国父」ジョージ・ワシントンをはじめとして保守主義者が建国した国家だからである。一七八九年四月の建国時よりさらに百五十年ほど昔の、旧い、”十七世紀初頭英国の保守主義”を基に、つくられた新しい国家だからである。

しかし、米国についての、この最も重要な事実が、なぜか日本では無視され誤解されている。理由はいくつもあろうが、まずは保守主義とはほど遠い、むしろそれとは逆の大衆社会ぶりやフェニミズムなどの過激な左翼イデオロギーの暴走などのほうが表面的には活躍しているかに見えるからである。この意味で、米国社会の表面のみを日本に伝えた「アメリカ研究」の学者やマスメデイアの罪は大きい。

実際に、東京大学を中心とする日本の「アメリカ研究」の学者たちは、米国についてむしろ積極的に歪んだ像にして日本に伝えてきた。とりわけ、米国の政治思想・憲法思想については、その根幹が、”英国の伝統的保守主義”であることを知りながら、これをあたかも存在していないかのように抹殺する情報操作を「学問」の形において組織的に行ったふしがある。米国憲法の最高無比のコメンタリーである『ザ・フェデラリスト』の全訳出版はやっと一九九一年であり、米国占領軍の日本施政から四十六年もたっている。『ザ・フェデラリスト』の解説書や入門書は世界中に無数にあるが、その翻訳も一冊として日本にはいまだない。東大法学部でも過去数十年にわたって、米国憲法をまじめに授業したことは一度もない。
かくして日本では、「建国の父たち」のほぼすべてが、コークに代表される”十七世紀英国の保守主義”を継承していたことや、彼らが米国の建国という世界史的偉業をトマス・ジェファーソンらのいわゆる「デモクラシー派」を拒絶的に排除して仕上げたことなど、ありきたりの初歩的史実すら語られることが決してない。

そればかりか、一七七六~八三年の十三邦の独立に至る過程と、それとは時期がまったく異なる一七八七~八九年の米国の建国とを混同させるトリックによって、米国が保守主義のイデオロギーを前面に出して建国されたという歴史が、日本の常識から完全に消し去られてしまった。一七八三年の「アメリカの独立」とは北米大陸に”十三の邦々”がそれぞれ主権国家となったことをいう。そこには、”統一国家の米国”などというものは影も形もなかった。一七八七年の(主としてハミルトンの汗の結晶で開催された)フィラデルフィアの憲法制定会議で統一国家に路線が決まり、あっという間に憲法が起草され(同年九月)、翌年一七八九年四月に”米国”は単一国家として誕生したのである。つまり、アメリカ十三邦の独立史と、米国という名の統一国家の建国しは連続していない。その間、約六年間の空隙がある。また、一七七六年の「独立宣言」に表象される十三邦独立の思想と、一七八八年制定の米国憲法の思想とは、水と油ほどではないが、紅茶とコーヒーほどの大きな乖離や相違がある。

米国建国を代表するリーダーは、輝ける軍歴をもつ二人の政治家、「国父」ジョージ・ワシントンと不世出の転載アレグザンダ・ハミルトンである。ともに保守主義者である。ハミルトンとは、「コーク→ブラックストーン→ハミルトン→ジョン・マーシャル」という系譜でも輝いている、「米国保守主義の父」の一人である。ハミルトンなしに、十三邦の統一はなかったかもしれないし、仮に統一国家の米国が船出していても、ハミルトンなしではあっという間に空中分解していた可能性がきわめて高い。米国が建国されているその”産みの難事業”も、そしてそれ以上に、誕生したばかりの新生国家を一歩一歩時を刻んで成長させていく”育ての難事業”も、ほぼハミルトンという天才政治家の双肩においてなしとげられたのである。そのようなハミルトンはまた、単に米国史に名を遺した偉大な政治家(英雄)というだけではなく、世界史上に不朽の偉大な哲学思想家であった。バーク哲学とハミルトン哲学は、保守主義の二大双璧である。

第一節 米国を創った「バーク以上の転載」(アクトン卿)

米国の”新しい国体”を英国の”古い国体”に「発見」した
「保守主義の父」は英国のエドマンド・バークであるが、このバークに匹敵する保守主義の哲人は、米国のアレグザンダ・ハミルトンだけしかいない。近代保守主義の哲学は、バーク哲学とハミルトン哲学に二分される。バークを尊敬すること十九世紀を通じて英国随一であったアクトン卿は、このハミルトンについて次のように評している。
「米国という偉大な政治社会(国家)を想像していくその指導において、≪天才≫ハミルトンに匹敵する哲人はいない。バークやモンテスキューも及ぶまい。またこの新生国家の初期の成長をあれほどに美事に育てあげたその聡明さにおいて、ハミルトンに及ぶとは思えない」

そのとおりであって、ハミルトンを知らずして今日の米国も理解することはできないと言い切れるのは、ハミルトンこそ建国に当たって米国を”設計”し、”製作”し、”運転”した人物だからである。むろん、デカルト的な設計主義の「設計」ではなく。英国のコーク/ブラックストーンを継承する英国保守主義の法思想に基づく、過去の相続を根幹とする”設計”であるが故に、二百余年を経て、今日の米国がハミルトンの計画どおりの超大国として発展しつづけているのである。タレーランが(当時の)世界に傑出した人物としてあげたのはナポレオンとビットとハミルトンであったが、タレーランは、この三名のなかでも、ハミルトンこそがナンバー・ワンだと絶賛していた。

さてハミルトンの天才性を知るには、建国後の二百年を下手米国と今日のフランスや英国を比較すればよいだろう。当時「英仏の十分の一の小国」だったアメリカは、今日では英仏に対して経済力では数倍、軍事力では数百倍の超大国もしくは超々大国となった。ハミルトンの天才性は、その政治哲学だけでなく、新生国家の国づくりにおいても存分に発揮されたことになる。

中略

ハミルトンの政治哲学の功績の一つは、その統治機構論(憲法思想)において、世界史的なものを残したことにあろう。バークは英国に古来から現存する英国の”国体”を保守する精神と論理を大成したが、ハミルトンは英国の”国体”を参考にしつつそこから米国の”新しい国体”を創造するという偉業をなした。米国には君主(王様)が不在であり、貴族も不在であった。つまり、「王なし、貴族なし」という不利な条件下で、英国以上に”自由”が顕現された、かつ未来に永続する生命源豊かな新生国家を創ったのである。

中略

ハミルトンの師匠たち

コーク → 権利の章典 → ブラックストーン →l
       ヒューム/アダム・スミス            →l→ハミルトン
       モンテスキュー         →l
(備考)バークの影響は皆無


中略


表2 二大哲人の相違する目的

バーク
・英国民の美徳ある自由の擁護
・英国全体の保守
・全体主義イデオロギーの排除(平等の否定、人権の否定、デモクラシーの危険視、国民主権・人民主義の排除、国家権力の肥大化の防止)
・ヨーロッパ(キリスト教諸国)の歴史・伝統・慣習の擁護

ハミルトン
・米国民の美徳ある自由の擁護
・米国全体の創造
・無政府状態の排除(協力な中央政府権力機構づくり、デモクラシーの排除)
・米国をして大国家に発展させる基盤づくり


||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

私は、トランプ大統領は、多かれ少なかれ建国の理念に近づいた国づくりを指向するとみている。インフラ投資を重視することについては、西部開拓時代と重ね併せればいいだろう。アメリカ第一主義と言われるが、どの国だってその国が第一であるべきで、富国強兵を目指していることに変わりなく、余計なことに係わらない、当たり前のことだと思う。要するに、余計な戦争に首を突っ込み過ぎ、国力の低下を招いたという認識はあるだろう。

あとは、個別の文献を読むことになる。
それによって、トランプ大統領とその側近の政治的主張の背景を初めて理解できることになる。

トランプ大統領の発言
政治的に素人であるとみなせば、より権威ある政治思想を拠り所にすると予想するのである。

まとめに入りたい。

中川八洋の主張は簡単に書くとこうなる。
イギリスにはイギリス伝統の保守主義思想がある。アメリカには、アメリカ固有の保守主義思想が建国時に育まれた…………

ただ、中川八洋説によれば、現状、アメリカ固有の政治思想に係わる、研究者も文献も限られている。同盟国の政治哲学について未発掘の(日本語に翻訳されていない)文献が多数あることは、研究者にとって、致命的だ。

同盟国の保守政治思想のウンチクを知らない、大半の政治学者を税金で養う必要が果たしてあるのだろうか?



各論部分は難解であることは確かだが、志ある方なら独学で学習可能な分野いうこと、一度読んでわからなくても、間を置いて読み進めれば意図していることがわかるのではないかと思いつつある。

日本のこの分野の政治学者がほんの一握りしかいない現状、そして、安倍政権だけでなく、国家として未曽有の外交的困難に直面していると受け止めるのであれば、また、大半の政治学者がニセモノであることを知るならば、アメリカ固有の保守主義思想を一人でも多くの方が理解することは、これらニセモノの学者たち(テレビ出演機会が多い3流学者)の影響を排するばかりでなく、マスコミの偏向捏造・ラベリング報道を打破するうえで、大きな力となるであろうことを指摘し、本稿を終える。


―― 参考情報 ――――――――――

独学のすすめ

世界の哲学・思想のすべて 湯浅赳男

あとがき

これまで私は学校教育のかたわら一連の学術書を書いてきたが、市民の生涯学習にも正面から協力してきた。そのために学校での講義以上の準備をしたものだが、本書はこうした活動のためのメモを利用して、一気に書いたものである。
おそらく読者はあまりに多くの分野が取り上げられているのを見てびっくりされ、うさん臭く思われよう。しかし、すべて私なりに独学し、納得いくまで消化した成果である。実は私は独学の達人なのである。例えば、大学は仏文科に入学したが、フランス語は独学である(卒業した旧制広島高校にはフランス語の授業はなかった)。大学院の経済学研究科に入学したが、経済学は独学である。

本書をお読みの読者はどうか独学のコツを会得されて、さまざま分野に挑戦され、必要を感じたら学校教育に進まれるようおすすめする。学ぶとは記憶、頭の中に溜めこむことではない。それまで見えなかったものが見える眼を手に入れることで、独学のみならず学ぶことのコツはこの姿勢を身につけるところにある。この姿勢を身につければ学ぶことが苦行ではなく楽しくなる。学べば見えてくるものがたくさんあるのである。

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