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2016.09.29 (Thu)

何が人を動かすのか?

最近、直接政治と関係ないことで、おやっ、と思うようなことが続いている。
それはある観光地を訪問して気がついたことなのである。
私は、分類上は、観光客に過ぎないのだが、普通の観光地、外国人が殺到するようなところは、ビジネスライクに私を扱う。観光地のラーメン店の中には、一見の客に、市中の店なら決してやらないような露骨な手抜きをやるところもある。建物の老朽化、人材の高齢化に伴い、その地域自体の観光業そのものが劣化しつつあるのだ。

これに対し、個人単位で意識せず、観光客に親切に対応する地区が存在する。全国的に有名な観光地に挟まれ、いわゆる素通りされる地区なのであるが、その地区の関係者たちは、自然に温かく人にやさしいのである。あたかも親戚の人か同じ町内会の知り合いに接するような態度なのである。集団で意識せずそうできているようなのである。
その中の一人に、ある旅館業の女将さんがいるのだが、この女将さん、ちょっと変わり者なのだが、昔なじみの人たちは、家族ぐるみの付き合いを続けている。
そういう私は、この女将さん含めて、何度か、おやっ、と思うようなことがあった。その気持ちに動かされ、その地区をなんとかしたいと考え、ある陳情を試みた。事情を知る陳情先の方もその地区の方について似たような経験をされているようであった。

つまり、私は、人に動かされてあることを実現しようと思い立ったことになる。




話題を変えたい。

この事件はどう見るべきか?

連続殺人の可能性 混入タイミング、動機…多い謎 専門家「病院に不満の内部犯も」
http://www.sankei.com/affairs/news/160926/afr1609260026-n1.html

病院に不満の内部犯説が有力である。

では、何に不満なのか?
個人に対してだけなのか?というと実はそうではなさそうである。

これを読んでみたい。

【ダヤン氏緊急寄稿】病院の闇?Hellow Darkness&Goodbye Darkness
http://blog.goo.ne.jp/duque21/e/5967266a15ca67fd16d7b7e98035a9bb

病院のヒエラルキー構造に不満を持つ人による犯行であろうと推理がなされている。

私は、医療関係者でないため、詳しくは知らないが、大きな病院になればなるほど厳格なヒエラルキー構造による支配が行われているそうである。

ヒエラルキー構造とは、立場が上の人間には絶対服従、薬剤師や看護婦による病院長への直訴等は不可、患者が治療・診断について文句を言うことも不可と受け取れる。
私は、患者として医者と喧嘩をしたことはないが、こういうヒエラルキー構造となっている大病院だらけであるならば、大病院に入院すれば、誤診はもみ消され、いわゆる代替療法の相談など論外と思うに至った。

実際、病院窓口で対応を求める民間会社に対する、病院の対応はぞんざいで高圧的だ。
ちょっとした名医だと思っていた開業医でもそうだった。その高慢ちきで鼻もちならない一瞬の出来事のために、その病院に通う気がしなくなり、病院を変えた。

なぜ、そう思うか?彼らは大半が、受験マニアそのままのエリート意識で、医療界以外のことを知らずに、勤務医から開業医を経て病院長、最終的には医療法人化した病院理事長としてヒエラルキーの頂点に君臨することが規定路線になっているからだ。

事件が起きた病院のヒエラルキー構造は、どうなっているだろう。東大医学部閥でないにせよ、上述で似たようなヒエラルキー構造になっていないか、内部でどういう不満を抱えている階層が存在するか、調べてみる価値はあるだろう。


私は、すべての医療関係者の精神構造、性格について反発を表明しているのではない。何か誤りを指摘されると、激昂する高慢な雰囲気が問題であると書いているに過ぎない。

ここで、頭が良すぎる医療界の人たちが支配するヒエラルキー構造が組織内部の人間にもたらす悪影響について言及したい。

ヒエラルキー構造が目標とするものは何か?
まず言えることは、利潤である。利益の極大化である。金にならないことはすべて切り捨てられるとみていい。
そこでは、患者はベルトコンベアに乗せられた工業部品の如く扱われ、症状的に利潤を生まない状況になると、退院をさせられる。保険行政も長い入院は認めない。
その中で働く人たちに、冒頭で紹介したような人たちに見る、温かさややさしさを見出すことは難しい。

私は、ヒエラルキー支配がそうさせているとみている。


この視点から、政治活動参加者の階層について4ケース比較を試みる。

・桜井誠の演説会に集った人たち
・設置直後のJ-NSCの会合に参加した人たち
・(田母神を告発した団体関係者が支配する)イベントに参加した人たち
・日本会議のイベントに参加した人たち


―――――――――――――――――

(ケース1)
4つのケースの中で、ヒエラルキー支配を意識しないのは、桜井誠が率いている組織である。組織なので肩書は存在するが、それぞれが自主的に処理する雰囲気がある。演説会に多くの若者が集まるのは、他の保守系団体のようなヒエラルキー支配を嫌うこと、桜井誠個人のこれまでの振る舞いというか魅力がそうさせているのだろう。


(ケース2)
設置直後の自民党のネットサポーターズ倶楽部について述べたい。
こちらは、当時みんなでやろうぜみたいなノリだった。当時は、谷垣さん、新藤さん、麻生さんがJ-NSCの中枢におられた。
この3人に共通する特徴は何であろうか?人に対する温かさ、やさしさではないだろうか?
生き馬の目を抜くと言われる、政治の世界、温かさ、やさしさだけで事が成就するはずはない。谷垣さんが自民党総裁の時代、自民党は不思議と各地の地方選で強かった。それは何故なのだろうか?
また、当時の自民党のJ-NSCのイベントに集った人たちが、20~30代の人たちが多く、中には全国各地のイベントに(追っかけで)顔を出していた方がおられたのはなぜだろうか?
かくいう私も、J-NSCのイベントに参加し、これら議員の人柄を初めて知った。事務所に電話もかけたこともあるが、事務所の方の対応は議員のお人柄そのものだった。




(ケース3)
田母神を告発した関係者が支配しているため、話題にしたくはないのだが、団体参加者は、寄付し同時に団体活動方針に賛同することを求められているようである。団体を維持するのであるから、金が必要となるという団体幹部の主張はもっともだ。
イベント参加者は、論客揃いであり、かつ50~60歳前後に集中している。陣容的には強力に見えるが、実は結果が伴っていないというか、無理筋での敗訴続きであるなど、運営に不満を持つ人たちが増えつつある。田母神告発への反発もあったようだ。田母神は、この団体幹部が管理する口座に選挙資金の余りの移管を持ちかけられたとされるが、寄付された金は勝手に流用されるべきではないだろう。
その一方で事務方は、事あるごとに寄付を呼びかけている。田母神への寄付金を告発したこともあり、過去の寄付の使途への説明が乏しいことへの反発が表面化しているようだ。この団体、年次総会、会計報告、支部役員の選出過程、今一つはっきりしない。ある日突然支部ができ、支部長が決まり、それ以降、同じ支部長のままみたいのようである。
世の常なのかもしれないが、相当額の寄付を以て支部が発足した可能性、この場合、ヒエラルキー構造が、金によって一瞬で出現することを意味する。
田母神を告発し、刑事裁判中でもなお、批判し続けている関係者のやり方を見ていて、二度と係わりたくないと思う人が増えても不思議はない。




(ケース4)
日本会議は、国会議員を頂点とするヒエラルキー構造が整った組織である。事務総局、各支部、そつなくイベント等をこなす。
機関決定されれば、関係者はその目標に向かって動く。会員も一時の倍以上35000人、凄い組織になったものだ。オピニオンリーダーを各方面に配置している関係で、市井のブロガー如きが入り込む余地はない。
が、安心感はある。発行、配布している資料等、どれも非常によくできている。私は、日本会議発行資料を子供の成人、就職、結婚に際し、(こういうことは今までは話さなかったが、ここに書いてあることは学校の教科書に記述がないが、テレビや新聞が報道しないことなので知らないかもしれないが、国家、国民として間違ってはいないと思うので)、何かの際に読んでおいて欲しいという意味で、箱に入れて渡した。子孫に語り継いでもらうためである。
だが、私は、この組織の関係者に対し、温かさややさしさを見出すことはない。求めるつもりはない。私が日本会議に求めるもの、それは日本会議が政権に対し一定の影響力を行使することである。
要するに、日本会議はブランド化指向の組織なのであるが、ともすればヒエラルキー的、やや権威主義的傾向はあるが、やっていることの方向性について大きな間違いはないので、つべこべ言わず会費を払って欲しいという印象の団体なのである。

―――――――――――――――――


政治活動に関して、何が人を動かすのか、4つのケースについて検証を試みた。

代表者の個性、人への温かさ・やさしさ、金、秩序ある組織力が、人を動かし、政治活動組織維持に繋がっている可能性を指摘した。


次は、番外編。

ある大学教授の話なのだが、学外の講演依頼に対し、講演料が破格な業種があるそうなのだ。それは医薬業界、医療法人主催の講演会なのだそうだ。講演料は、源泉徴収済のものと、申告しないでこっそり懐に入れておいてという意味で渡される封筒のものと二種類あるそうだ。

額的には、両方とも同額だったそうである。医療機関なので、使途不明金がつくりやすいのであろう。何せ、医療費は完全右肩上がり、病院経営は順風満帆、病院支配はヒエラルキー構造なので、何をやろうがやりたい放題である。

20年くらい前に、ある社会福祉法人の女性事務員から、盛り場で相談を受けたこともある。この社会福祉法人の理事長、経費でソープ通いをしていたそうだ。私は、証拠集めしない限り告発は難しいことを伝えた。

医療法人、社会福祉法人に対する、国税査察は甘過ぎるのではないかと私はみている。

なぜ、こういうダーテイなことを番外編にするのか?




実は、(ヒエラルキー支配好きな)医師がスポンサーとして、政治活動に係わることに付随する問題を知っているからなのだ。

―――――――――――――――――

(番外編 ケース1)

ある病院長がいたとしよう。この方、その街で知らぬ人がいない大病院の病院長、街の長者番付の常連、病院ヒエラルキーの頂点、自民党のその地域の有力者だった。明るい気さくな雰囲気の方だが、容姿的には今一つ。人格的にこの方のことを悪く言う方はいない。
実は、この方、選挙に出馬し、負け続けた。公務員主婦層の反発を受けたのである。
長者番付の常連、ヒエラルキーの頂点、(多額の寄付で)自民党の有力者となったにも関わらず、それがやっかみとなり、票は、金のない左翼の色男に流れたのである。

選挙とは残酷な人気投票である。
この病院長は首長選挙に出馬すべきだったのであろうか?
出馬する前に、理念を語り、理念に従い地域社会に対し実践すべきことが別にあったような気がしてならない。

―――――――――――――――――

別のケースを考えてみたい。

―――――――――――――――――

(番外編 ケース2)

全国各地で発生する可能性大という想定で書かせていただく。
ある病院の理事長がいたとしよう。仮に、真正保守だったとする。病院ヒエラルキー経営の中で、多額の使途不明金をひねりだし(やろうと思えば可能なはず)、それを保守系団体に継続的に寄付し続けていたとする。仕事柄何分ヒエラルキー的思考回路の方なので保守系団体幹部に要求し、保守系団体幹部は寄付者に言われた通りのことを実行するだろう。そのうちに、寄付者はそれでは物足りず、多額の寄付を以て、保守系団体の役員に登用することを申し出るだろう。(金のない)保守系団体は、この申し出を断れるはずはない。

私が言いたいのは
金で買われたポストで運営される保守系団体組織は果たして機能するのであろうか?
人々の賛同を得られ、政府機関等を動かし、政治目標を達成できるのであろうか?
という点である。

番外編ケース1にて、資金的に有力なスポンサーが候補者となって出馬したものの、選挙で負け続けたケースを知ると、スポンサーであるという理由で団体活動の実務を主導して大丈夫なのだろうか。
政治活動というもは、階層的にフラットでオープンな組織体であることが望ましいのは言うまでもない。

すなわち、ヒエラルキー支配の雰囲気をぷんぷん臭わせた時点で、(スポンサー出身)幹部は幹部失格ではないのかという問題提起なのである。

―――――――――――――――――




まとめに入りたい。

政治活動において、人を動かすものは、何であるのか?何であるべきなのか?

多額の寄付者たちは言うだろう。

自分は誰よりも愛国である!
寄付した者がしかるべきポストを得ることに何の問題があるのか!

しかし、多額の寄付者たちと思われる人たちによる、日本第一党並の、個別具体的な政策提言を私は知らない。(聞いたことがない。)


参考までに、日本第一党の政策を読んでおきたい、。

日本第一党 綱領 及び 政策
http://ameblo.jp/doronpa01/entry-12195780346.html

民団や総連は、寄付に際して、個別具体的政策要求を民進党あたりに提示していることと比較すれば対照的である。
保守のスポンサーも個別具体的政策要求を提示しなくていいのであろうか?
金でポストを買ったり、アクセサリーの如く肩書を見せびらかす前に、健全なスポンサーとしてやるべきことはないのか?
健全なスポンサーだという意識があるなら、なぜかように若者たちが、ヒエラルキー臭くない桜井誠支持になびくのか、考えなくてはならない。

かくいう私は、田母神の長期拘留を問題視しつつ、(ヒエラルキー臭くない)日本第一党が掲げる政策についてどういうシナリオ、手順であれば、それぞれが実現可能となるのか、ボランテイアで提言したい気持ちに傾いていることを告白し、本稿を終える。

以上

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