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2016.09.24 (Sat)

安倍首相のキューバ訪問の外交的意味

安倍首相のキューバ訪問の意味を分析する目的で出稿することとした。

安倍首相、キューバに到着…日本の首相初の訪問
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160923-OYT1T50011.html?from=ytop_top

さて、キューバ訪問を語る際に避けて通れないこと

それは

キューバとアメリカの外交関係
キューバと北朝鮮の外交関係

である。

ともすれば、キューバとアメリカの外交関係の復活によって、日本はアメリカのATMとしてキューバへの援助をしているとする見方がある。

それは果たしてそのとおりなのだろうか?

アメリカはビジネスチャンスを逃さないことを念頭に、キューバとの国交回復したようである。

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http://hbol.jp/52227

アメリカとキューバの国交回復は、両国と関係の深いロシア・中国に何をもたらすか

 オバマ大統領は大統領に就任した時にキューバとの関係改善を望んでいたという。

 その理由には、米国はキューバに対し半世紀の間制裁を続けて来たが、両国の関係に伸展はないということがある。またキューバ出身で米国に亡命して成功した企業家や米国の多くの企業もキューバとの取引再開を望む声が強くなってもいたという。

 同時に、中国を始め、ロシア、EUや更に米国と北米自由貿易協定(NAFTA)を構成しているカナダとメキシコさえもキューバとの取引を発展させているということから、米国の企業家の間で焦りも出始めていたのだ。

そんな中で、イニシアティブを取ったのが、米国で300万社の会員をもつ米国商工会議所のトーマス・ドノウエー会長だった。彼は昨年5月にキューバを訪問し、ラウル・カストロ評議会議長と会談もったのである。キューバ政府も米国との関係改善を望んでおり、同会長がキューバを訪問する前の4月には、キューバ出身で外国で在住する者が同国との取引及び投資が出来るように法を改正したのである。

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さて、中国にとってキューバは、軍事衛星上、重要な拠点であるようだ。

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http://hbol.jp/52227

 一方の中国とは、ラテンアメリカの国でキューバが最初に外交関係を結んだ。1960年の出来事である。以来、主に経済協力や貿易を主体に行っており、貿易取引においては、中国はキューバにとってベネズエラの次に取引額の多い国になっている。2012年の両国の取引額は16億9,500万ドル(2,120億円)であった。また、それだけではない。通信衛星での分野でキューバを基地に利用することにも両国は合意しており、軍事的にも中国はキューバと接近していることを米国は危険視しているという。

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ロシアにとっては、有望な投資先となった感がある。

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http://hbol.jp/52227

 また、米国とキューバとの国交正常化が世界に報道された後の今年2月には、まずアレクセーイェビッチ副外相がキューバを訪問して〈800メガワットの発電所の建設や石油開発を進めること〉などを表明している(『Progoreso Semanal』紙)。そして翌月3月にはラブロフ外相が訪問している。その訪問時に、キューバのガブリサス副議長は〈米国による半世紀も続いた包囲によって孤立した闘いの中で、ロシア(当時ソ連)が支援を続けてくれたことに感謝を表明している〉ことがキューバ国営機関紙『Granma』で報じられた。また〈ラブロフ外相は昨年プーチン大統領と合意した内容を実践に移す用意があることも伝えた〉と同紙は明らかにした。

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この記事を読んだ印象では、キューバのインフラ事業はロシアが押さえたということなのだろう。

では北朝鮮はどうだろう?

この記事を読むと、キューバは北朝鮮カードを捨てた訳ではなさそうだ。

【オピニオン】北朝鮮とキューバを結ぶ危険な点と線
http://jp.wsj.com/articles/SB12053837977855664124504581473250013381180

北朝鮮はミサイル発射実験を繰り返している。この記事では、北朝鮮のミサイル技術はスパイ行為によって得られたものであると暗示している。

キューバはかつてロシアのミサイル発射基地になりそうになった。
オバマは、キューバの軍港から北朝鮮の潜水艦がミサイル発射することを予見しているのであろうか?
また、キューバは軍事技術のスパイ行為に熱心な国だと言われている。


要するに、オバマは、キューバ筋の政治献金?を受け取り、キューバに対し大甘な対応をとっているということなのだろう。

これに対し、拉致問題を抱える日本は、キューバと北朝鮮との関係を断ち切り、キューバと中共との外交関係を脆弱化させるべく、なんらかの外交的成果を見出すべく、訪問するに至ったと考えることができる。

アメリカという国は、カネで動く、アメリカの国家安全保障という言葉は、支配者にとっては口実程度なのだろう。

ロイターは安倍首相のキューバ訪問目的を北朝鮮核抑制協議にあると、正攻法で報道した。

安倍首相がキューバ訪問、北朝鮮核抑制協議へ
http://jp.reuters.com/article/abe-arrives-at-cuba-idJPKCN11S2G5

あまり信用したくないが、朝日は訪問目的が北朝鮮事案対策だとしている。

首相、18日からキューバ訪問 対北朝鮮で協力要請も
http://www.asahi.com/articles/ASJ9G4GTHJ9GUTFK00Z.html

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直前に国連総会での演説もあった。

日米国連演説 連携して対北制裁を強化せよ 
2016年09月23日 06時05分
 新たな段階に入った北朝鮮の脅威に、どう対処するか。日米両国は、緊密に連携し、国連を効果的に活用すべきだ。

 安倍首相が国連総会で演説し、北朝鮮の核・ミサイル開発について「これまでと異なる次元に達した。計画をくじかなくてはならない」と非難した。

 北朝鮮は今年、核実験を2回強行した。20発以上の弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)にも着弾させた。

 首相が「航空機や船舶に被害がなかったのは全くの偶然に過ぎない」と指摘したのは当然だ。

 北朝鮮は国連安全保障理事会の再三の制裁決議を無視している。首相は「国連の存在意義が問われている」と力説した。核保有の野心を断念させるには、更なる制裁強化が不可欠である。

 首相は、安保理常任理事国である米国のオバマ大統領、英国のメイ首相らと意見交換した。新たな制裁決議の採択に向けて、協力を確認した意義は小さくない。

 新決議の採択と、制裁の実効性確保のカギは、追加制裁に消極的な中国の対応である。米国などとともに、中国に北朝鮮包囲網に加わるよう促すことが重要だ。

 今年12月、日本は国連加盟60年を迎える。安保理の非常任理事国を加盟国で最多の11回務めている。支払った国連分担金などの累計は200億ドルを上回る。

 日本は、安保理改革を実現し、常任理事国入りを目指すうえでも、今回の北朝鮮問題できちんと役割を果たしたい。

 オバマ氏も任期最後の国連演説で、核実験は「我々すべてを危険にさらす」と述べ、北朝鮮への圧力を強める必要性を強調した。

 見過ごせないのは、北朝鮮の5回の核実験のうち、4回がオバマ政権下で実施されたことだ。中国に制裁履行を徹底させられず、核・ミサイル開発の進行を結果的に許したのは痛恨である。

 オバマ氏は、中国の独善的な海洋進出やロシアのウクライナ介入を念頭に、「強国が国際法に挑んでいる」との危機感も示した。

 ブッシュ前政権によるイラク戦争の反省から、オバマ外交は国際協調を重視した。日韓との同盟強化で成果を上げたが、中東や対中露での影響力低下は否めない。

 「世界の警察官」として紛争に積極介入する役割を米国が回避した隙に、「力による現状変更」の動きが強まり、「イスラム国」などの過激派組織が台頭した側面もある。オバマ氏にも、忸怩じくじたる思いがあるのではないか。

2016年09月23日 06時05分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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どうやら、安倍首相は、国連の北朝鮮制裁を強化することを狙っているようだ。
国連加盟国に対し北朝鮮との貿易制限を課すことを狙っているかもしれない。


そして、直前に公明党がキューバを訪問している。

ディアスカネル国家評議会第1副議長と会談 投資呼び込み経済改革 副議長
発展の基盤づくり支援 山口代表 党訪問団
https://www.komei.or.jp/news/detail/20160908_21241

これは、首相訪問前に整理しておかなくてはならないことが存在していることを意味する、すなわち銀行口座の整理目的と解することができる。

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創価学会がマネーロンダリングしなければならなかった本当の理由とは?
http://saijosigokuuchudaiichi.hatenablog.com/entry/2016/04/29/141429

創価学会は日本最大の麻薬売買組織である。
http://rapt-neo.com/?p=10158

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臨時国会で共謀罪に代わる新法の審議が先送りされたのは、公明党が、例の資金?の処理でてんてこ舞いしている?という事情があるかもしれない。

どうやらキューバは国交回復前は、知る人ぞ知る租税回避地的存在であったようだ。キューバへの投資拡大がなされた場合、民間投資の中に、創価資金が相当部分紛れ込んでいるのかもしれない?!


政治的目的?で田母神長期拘留した東京地検は、国際的なマネーロンダリング実態解明の捜査をしているのであろうか?

少し脱線してしまった。

安倍首相は、1200億円の債務免除と引き換えに、国連での北朝鮮制裁強化を実現しようとしていると私は読んだ。

【国際】安倍首相、1200億円免除表明へ キューバ対日債務
http://karma.2ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1473608344/

既に国連総会でその趣旨の発言を行い、もし国連制裁強化を目指しているのであれば、キューバを落とすのは妙手である。

共謀罪に代わる新法の法案審議も臨時国会で見送られたそうだが、安倍首相は北朝鮮制裁に並々ならぬ覚悟で、できる(穏便な措置での)周辺事項の整理に取りかかっていると解することができる。

あまり外交に熱心でないと思われる公明党が、自主的に(首相訪問前に)キューバ訪問したのではなく、安倍首相からあることを要求され、させられた?かもしれないのだ!


この1年、拉致問題で、安倍政権が何もしていない、後ろ向き、一方で、パチンコ禁止、朝鮮総連解体、という趣旨の言論人の見解を何度か見かけたが、国連を舞台とする比較的穏便な措置が残っているうちは、それを先行させる方が現実的なのは言うまでもない。

また、国連制裁の強化とセットで日本独自の制裁に踏み切れば、日本独自の制裁に係わる反発や抵抗も少ないという予想もあるだろう。

最後に、記者会見で語った、日本とキューバの経済関係の深化という言葉の意味について述べたい。

日キューバの経済関係を深化させたい=安倍首相
http://jp.reuters.com/article/cuba-japan-abe-idJPKCN11T2D7

それは、キューバに対し北朝鮮を切り捨て日米陣営に入って欲しいという要請であり、国連制裁強化の要なのだ。

以上

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