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2019.01.27 (Sun)

「陸軍中野学校の精神」に学ぶべき点はないのか?

本稿は、政治活動上、かつての陸軍中野学校の精神に学ぶべきものがあると考え出稿するもの。

まず、「国家情報戦略」という対談本の中から、佐藤優のコメントを引用・転載させていただく。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

国家情報戦略

佐藤優、高永喆

118頁
佐藤優
「謀略は誠なり」の精神
陸軍中野学校は、「謀略は誠なり」という精神で貫かれていました。それは要するに、真心から発する誠を貫くことができなければ大事をなすことはできないということで、「現地の人々に受け入れされないような謀略工作は、絶対に成功しない」とされていました。

119頁
佐藤優
陸軍中野学校では、「功は語らず、語られず」を鉄則にしていたし、「地位も、金も、名誉もいらぬ。国と国民の捨て石となって野末に果てる」といっていました。
明石元二郎の工作にしても、当時ロシアの植民地だったシリヤスクという民族運動家に協力するという行動自体、シリヤスクとフィンランド人のために誠心から協力したものです。日本と協力することによって、フィンランド人が独立できる、つまりフインランドの民族のためにやっているんですね。もちろん、シリヤスクに協力すれば日本の勝利に貢献することになる、こうして「勝利の連立方程式」ができるわけです。


120頁
佐藤優
日本のために動いたゾルゲ
中野学校の教えの基本は、本当の意味での「謀略」以外の方法でやってはダメということです。女で脅したり、金で買収するようなやり方では、本当の謀略はできないと。謀略は真剣勝負なのだからこそ、「謀略は誠なり」でないと通用しないということです。

121頁
佐藤優
優れたソ連のスパイだったリヒャルト・ゾルゲもまた、同じ動きをしています。ドイツと戦争するとき、日本がソ連と戦端を開かないということと同時に、日本の平和をも考えた。そうすれば、日本の政治エリートが本気で協力してくれると見込んだのでしょう。戦争を回避するためにという名目で、内閣総理大臣のブレーンだった尾崎秀実を味方にしていったわけです。


||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

佐藤優はあまり好きな言論人ではないが、こういう見方があることについて、納得しつつ読まさせていただいた。


ルバング島で極秘?任務を遂行し続け、発見・救出・帰還された、小野田寛郎少尉から見れば、国家の異常事態においてさえ、言論人たちが総じて自著や講演のPRに熱中する行為は、陸軍中野学校のレベルと比較し、随分幼稚に見えて仕方がなかったのではないか。
当時はわからなかったが、小野田寛郎氏が帰国後、ブラジル移住を決断したのは、ブラジルの日系社会の思想的健全性(戦前の健全な日本精神が残っていたこと)を認めたからではないか。
でないとすれば、探られたくない極秘任務について日本社会の関心を向けさせず風化させたい目的があったのかもしれない。


以上

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