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2018.10.09 (Tue)

憲法9条  本当はこう書かれるべきだった?

篠田英朗の「ほんとうの憲法」の憲法解釈を軸に据えると

―― 参考情報 ――――――――――

憲法9条改正  「自衛隊条項追加」が妥当だとする二つの説
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-1144.html

―――――――――――――――――

「憲法9条の条文の用語、文言についての歴史的経緯、解説、解釈の明文化」(法律文書化)が必要な気がしてきた。

方法論としては、

・憲法に条文追記する方法(Suica割さんが指摘)
・衆参の国会決議という形で記録文書化する方法
・憲法解釈として閣議決定する方法

などがあるように思う。

以下に、Suica割さんの提言内容を転載させていただく。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-1144.html#comment1607

本質的にいうなら、二項削除や自衛隊の明記よりも、このような修正の方がよいのでは

現実に出来ればいいのですが、
第二章 違法な戦争の放棄

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国連憲章により違法とされる戦争、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2 前項の目的に反する、陸海空軍その他の戦力は保持しない。国連憲章に反する交戦権は、保持しない。

こちらの方がすっきりとしますし、様々な問題も解決出来そうな気がします。

二項は、国連憲章に認められた行動を行う組織の保持を認める。
でも良いと考える。

Suica割 |  2018.10.06(土) 11:25 | URL |

続きです。

その解釈のし直しによる成果として、交戦権を国連憲章に反する武力の使用と定義することは、間違った解釈の明文化とはならないと考える。

国連憲章に反しない武力の使用を侵略とすることは素人目から見ると、不可能なので、それについて、軍国主義を目指すのかという批判も浴びせにくい。

それらを会わせると、このように九条を書き直すのが、私は一番いいように思う。

Suica割 |  2018.10.06(土) 19:31 | URL |

歴史的には、大西洋憲章から形作られはじめた国連憲章を基礎においた国際秩序と国際平和を尊重し、国連憲章により認められた自衛権と集団安全保障に反する交戦権を放棄する。
交戦権を行使する組織の保有は行わない。

とするのがベストであると考えます。

まず、中露仏、とくに中露に関しては、大西洋憲章により、結成された同盟に救われているので、歴史を見つめ直せという、いつもの表現が使えない。
さらに、その主軸の米英、とくに米国に頼るところが大きかった(まさか、レッドリースや援蒋ルートについて忘れるはずはないでしょう。)ことと、その一番の主役が作った憲章から始まる秩序に逆らわず、それに沿った発言のため、ダメ出しが素人目から見ると、不可能。
日本国憲法制定過程における歴史を汲んだ形で憲法解釈の適正化を実施できる。
日本国憲法は自主憲法ではない。
なぜなら、日本国政府の出した案を占領軍は突き返したことがあったからである。
かといって、押し付け憲法というわけでもない。
占領軍の試案を使ったとはいえ、それをそのまま流すように命令したことはなく、日本国政府と協議は行ってはいるからだ。
日本国憲法とは、アメリカサイドが強いとはいえ、日米合作憲法といえる。
となれば、大陸法解釈(日本側)も米英法解釈(アメリカ側)も成り立つ憲法といえる。
ならば、アメリカ側の解釈で憲法を解釈し直してもよいことになる。

Suica割 |  2018.10.06(土) 19:25 | URL |

続きです。

その解釈のし直しによる成果として、交戦権を国連憲章に反する武力の使用と定義することは、間違った解釈の明文化とはならないと考える。

国連憲章に反しない武力の使用を侵略とすることは素人目から見ると、不可能なので、それについて、軍国主義を目指すのかという批判も浴びせにくい。

それらを会わせると、このように九条を書き直すのが、私は一番いいように思う。

Suica割 |  2018.10.06(土) 19:31 | URL |


||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


篠田英朗の「ほんとうの憲法」の解釈に沿うと、制定時の9条の条文は、Suica割さんが書いたような文章であるべきだったのではないか?

実は、私は大学で「憲法」を受講し、副読本もきちんと読んだ。が、どれにも、国際法、大西洋憲章、国連憲章と関連付けた解説はなかったと記憶する。
憲法、それ自体が強制されるべきものではない、という原則論があったことも当時は知らなかった。

篠田英朗は、著書「ほんとうの憲法」にて、「憲法学界が封印、広く国民に憲法学界が知らしむべきとしてきた、憲法9条の用語、文言」について、国際法、大西洋憲章、国連憲章と関連付けた解説を試みた。

この解釈は、国際法の常識が変化する前提で考えると、完成状態ではなく、発展途上の解釈という位置づけでとなる。つまり、この考え方、解釈を基点とするという意味。

字面を追う、文言主義の護憲派憲法学者たちの、どちらかというと観念論的な解説よりも、篠田英朗の方が穏当な解釈であるように思う。もっとも、憲法に改正条項があるにもかかわらず、現実に護憲を主張することは学者の行為として滑稽ではある。

第二次安倍政権は、集団的自衛権の解釈見直しを進め、憲法9条に自衛隊条項追加しようとしている。(進化する?)国際法との関係で、解釈の積み重ねで憲法9条をいじるとした場合、諸外国憲法の安全保障条文と比較して他にどういう文言追加が必要なのか、までは詳しくはわからない。
ただ、言えそうなことは、制定時における9条の文言は、簡素過ぎて不親切。護憲派憲法学者たちに、憲法条文を字面中心で判断させてしまう事態(解釈上の流行)を招き、職と権威を得るのに一役買ってしまった。(ようだ)

国際法等、関連分野を学ぼうとしない、視野狭窄の護憲派憲法学者のリストラをより一層進め、歳出削減するためにも、Suica割さんの提言は、意義があるように思う。

学説的にオリジナルでない、同じ学説を継承する憲法学者が全国に仮に500人いて、憲法に改正条項があるにもかかわらず護憲を主張しているのであれば、495人くらいはリストラ可能とする考え方もあるだろう。

―― 参考情報 ――――――――――

Category:憲法学者
https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E6%86%B2%E6%B3%95%E5%AD%A6%E8%80%85

―――――――――――――――――

突き詰めて考えると、憲法学者だけで、補助金込みで、数十億規模の効率化は可能なような気がしてきた。

少なくとも、高校の教科書、副読本では、9条の用語は、国際法、大西洋憲章、国連憲章と関連あることぐらいは最低限の作法として書かれているべきことだ。

「憲法と国際法、国連憲章と関連付け」、「憲法が強制されないものである」という憲法解釈の常識を理解するならば、「(開戦がアメリカから、けしかけられた可能性があることに目を瞑り)戦争を起こした反省としての9条の制定」という広く流布されてきた「自虐的な包括解釈」は、中高の反日教師程度の戯言レベルであると言わざるを得ない。


以上

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Comment

Re: 吉田首相は交戦権の説明や再軍備交渉の発言はこうするべきだった

> 吉田首相の交戦権の国会での説明も篠田教授ラインに沿った回答をすべきであったと考えます。
>
> その上で、アメリカに対して、旧軍人の登用は、頭の中身を戦前の軍国主義軍人としてのそれ、ドイツ的軍事思想のそれから、民主主義の軍人としてのそれ、米英流軍事思想のそれに書き換えなくてはならない。
> 書き換えも原則、若ければ若いほど、階級も低ければ低いほど望みがある。老人や将軍クラスに考え方を変えられる人間が居ないとは言わないが、常識としてはそうだろう。最善は、軍国主義を知らない子供たちから日本国の軍人を育成することだと再軍備の交渉の場で説明すべきでしたね。
> 意志的にアメリカの敵にならない軍隊の育成なら、人員育成に時間がかかるため、安保ただ乗り批判も薄かったと思われます。


実は、吉田茂については、不実な言動があるような気がしており、今回のコメントと最新の研究を合わせてセットで一旦原稿化してみようかと思っております。

管理人 |  2018.10.11(木) 07:32 | URL |  【編集】

吉田首相は交戦権の説明や再軍備交渉の発言はこうするべきだった

吉田首相の交戦権の国会での説明も篠田教授ラインに沿った回答をすべきであったと考えます。

その上で、アメリカに対して、旧軍人の登用は、頭の中身を戦前の軍国主義軍人としてのそれ、ドイツ的軍事思想のそれから、民主主義の軍人としてのそれ、米英流軍事思想のそれに書き換えなくてはならない。
書き換えも原則、若ければ若いほど、階級も低ければ低いほど望みがある。老人や将軍クラスに考え方を変えられる人間が居ないとは言わないが、常識としてはそうだろう。最善は、軍国主義を知らない子供たちから日本国の軍人を育成することだと再軍備の交渉の場で説明すべきでしたね。
意志的にアメリカの敵にならない軍隊の育成なら、人員育成に時間がかかるため、安保ただ乗り批判も薄かったと思われます。
Suica割 |  2018.10.10(水) 18:27 | URL |  【編集】

Re: 伊達裁判について

> 私は、これは、九条を字面のまま読んでも、在日米軍の駐留は違憲になるとは思いませんでしたね。
> ましてや、統治行為説を出すまでもないと思ってました。
> 自衛隊が違憲という立場を前提に考えてみても、在日米軍はそう思わなかったのには訳があって、他国の軍隊や戦力を置いてはいけないと書いてないのがひとつ。
> 米軍に資金、資材、駐屯地の便宜を図っても、日本国政府には命令権が無いのがひとつです。
> 日本を守るかは、アメリカ次第。
> 例え、守るという確約があっても、条約や協定を破棄されたら、守らなくても良くなるのが現実。
> 防衛してくれる確約があっても、それは、アメリカ政府の合意のもとに、規範的な命令を軍に下したのと同じ。
> 武力行使をされても、米軍が自発的に動いてくれるか、アメリカ政府に頼んで動かしてもらうしかないのならば、日本国政府の命令権があるとは到底言えません。
> 命令権が無い国家組織なぞ、ナンセンスなものがあるわけ無いのですから、戦力の保持にあたるわけがありません。
>
> こういう常識が無さそうなのが、護憲派にいた(今もいるのでは?)というのが、何なのだろうと思いますね。


非常に参考となる意見と思いましたので、近々、このテーマにて追加で出稿いたします。
ありがとうございました。
管理人 |  2018.10.10(水) 12:21 | URL |  【編集】

伊達裁判について

私は、これは、九条を字面のまま読んでも、在日米軍の駐留は違憲になるとは思いませんでしたね。
ましてや、統治行為説を出すまでもないと思ってました。
自衛隊が違憲という立場を前提に考えてみても、在日米軍はそう思わなかったのには訳があって、他国の軍隊や戦力を置いてはいけないと書いてないのがひとつ。
米軍に資金、資材、駐屯地の便宜を図っても、日本国政府には命令権が無いのがひとつです。
日本を守るかは、アメリカ次第。
例え、守るという確約があっても、条約や協定を破棄されたら、守らなくても良くなるのが現実。
防衛してくれる確約があっても、それは、アメリカ政府の合意のもとに、規範的な命令を軍に下したのと同じ。
武力行使をされても、米軍が自発的に動いてくれるか、アメリカ政府に頼んで動かしてもらうしかないのならば、日本国政府の命令権があるとは到底言えません。
命令権が無い国家組織なぞ、ナンセンスなものがあるわけ無いのですから、戦力の保持にあたるわけがありません。

こういう常識が無さそうなのが、護憲派にいた(今もいるのでは?)というのが、何なのだろうと思いますね。
Suica割 |  2018.10.09(火) 22:10 | URL |  【編集】

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