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2018.10.11 (Thu)

憲法9条の文言  そもそも字数不足・説明不足だった

本稿は、

―― 参考情報 ――――――――――

憲法9条  本当はこう書かれるべきだった?
http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-1149.html

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の追記の位置づけ。

前項では、憲法9条は、国際法、大西洋憲章、国連憲章を引用していることを注記することを含め、もっと長い文章で書かれるべきだったとした。

本稿の目的は、視点を変え、9条の文言が字数不足であるとする見解、護憲派憲法学者が好む字面解釈だけでは説明がつかない事案が存在することを示すことにある。


■論点1 共産党議員が9条の条項について字数が不足していると指摘した事実

大田区議会議員犬伏秀一はこう指摘している。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

https://blog.goo.ne.jp/inuhide/e/c585f907ddb1d953bc7db999c2982500
終戦後、昭和21年2月3日所謂マッカ-サ-三原則の指示により、たった10日間で憲法の素人である米国軍人が英文で作成したものが日本国憲法原文であります。衆議院憲法審査会事務局が平成28年11月に作成した資料には(押し付け憲法!?)とまで書かれているのです。このまさに「日本を骨抜」にした米国製憲法を後生大事に70年以上も使っていることは屈辱的ですらあります。ここで、昭和21年第90回帝国議会衆議院本会議におけるある議員の発言をご紹介いたします。

 「戦争には我々の考えでは二つの種類の戦争がある。1つは不正の戦争で他国征服、侵略の戦争である。これは正しくない。同時に侵略された国が自国を守るための戦争は、われわれは正しい戦争といってさしつかえないと思う。いったい、この憲法草案に戦争一般抛棄という形ではなしに、これを侵略戦争の抛棄、こうするのがもっと的確ではないか。(中略)要するに、当憲法第二章(第9条)は我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故わが党は民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」

と、この議員は述べているのです。まことにもっともな意見であります。これは、実は日本共産党を代表して質疑にたった野坂参三氏の言葉であります。私は常々、日本共産党諸君の深い見識に敬意を表しているのでありますが、特にこの質疑は特筆すべきであり、野坂氏を含む社会党など8名が現日本国憲法案に反対票を投じながら、昨今は護憲を表明しているのはどう理解したらいいのでしょうか。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


■論点2 Suica割さんが指摘する道理(在日米軍が駐留している以上、日本国政府には命令権がない⇒命令権がない国家の自衛隊は戦力の保持にあたるわけがない⇒自衛隊が違憲である訳がない)


Suica割さんは、こう述べている。


||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

http://sokokuwanihon.blog.fc2.com/blog-entry-1149.html#comment1626

伊達裁判について

私は、これは、九条を字面のまま読んでも、在日米軍の駐留は違憲になるとは思いませんでしたね。
ましてや、統治行為説を出すまでもないと思ってました。
自衛隊が違憲という立場を前提に考えてみても、在日米軍はそう思わなかったのには訳があって、他国の軍隊や戦力を置いてはいけないと書いてないのがひとつ。
米軍に資金、資材、駐屯地の便宜を図っても、日本国政府には命令権が無いのがひとつです。
日本を守るかは、アメリカ次第。
例え、守るという確約があっても、条約や協定を破棄されたら、守らなくても良くなるのが現実。
防衛してくれる確約があっても、それは、アメリカ政府の合意のもとに、規範的な命令を軍に下したのと同じ。
武力行使をされても、米軍が自発的に動いてくれるか、アメリカ政府に頼んで動かしてもらうしかないのならば、日本国政府の命令権があるとは到底言えません。
命令権が無い国家組織なぞ、ナンセンスなものがあるわけ無いのですから、戦力の保持にあたるわけがありません。

こういう常識が無さそうなのが、護憲派にいた(今もいるのでは?)というのが、何なのだろうと思いますね。

Suica割 |  2018.10.09(火) 22:10 | URL |

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

違憲判断そのものの間違いの指摘である。


■論点3 9条の字面中心の解釈にて自衛隊違憲と解釈するなら(新憲法制定前から駐留している)在日米軍も違憲なのか?


篠田英朗の「ほんとうの憲法」からの転載。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

56頁

確かに、憲法9条2項にもとづいて、一切の軍隊を保持しない状態を維持したのであれば、日本は世界でも非常に希有な国家として知られることになっただろう。ただそれは発生しなかった。自衛隊が問題視されることが多いのだが、実は在日米軍によって先に、憲法制定当時から、9条2項が純粋に一切の戦力の存在を禁止する規定ではなかったことが証明されている。在日米軍は、憲法成立よりも前から日本に存在し、現在でも5万人規模で駐留している。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


これら三つの論点について、護憲派憲法学者たちはどのような見解なのか、知りたいところである。
憲法学を専門で学ばない私でさえ、憲法9条の条文が、字数不足かつ説明不足であることを知ってしまった。
よって、「憲法9条の字面中心の視点で違憲だと判断する研究態度」は、憲法学者失格を意味する。
9条の字面を根拠とする、学説的にオリジナルでない護憲学説を継承する憲法学者が全国に仮に500人いて、憲法に改正条項があるにもかかわらず護憲を主張しているのであれば、495人くらいはリストラして差し支えないだろう。

―― 参考情報 ――――――――――

Category:憲法学者
https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E6%86%B2%E6%B3%95%E5%AD%A6%E8%80%85

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字数不足に気づかない憲法学者の存在価値はないのである。


以上の検討を踏まえ、政権は、自衛隊違憲状態を解消、かつ憲法における自衛権解釈の強化のために、「自衛隊条項」追記を目指していると考えるのである。

以上

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