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2018.04.07 (Sat)

嘘報告する自衛隊の問題≒文書管理は下っ端の仕事=日本社会に蔓延る悪しき慣行

防衛省批判をしたくはないと思ってきたが、なかったとされる日報があったという情報が表面化、一部防衛省職員が倒閣目的でそのような対応に関与したのではないかという視点から出稿を決断した。

日報照会について対応した担当課長(背広組?)のコメントを参照したい。

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http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180406-OYT1T50036.html?from=ytop_main3

日報照会に担当課長「稲田氏の指示と知らず」
 
2018年04月06日 09時07分

 イラクに派遣された陸上自衛隊の日報を巡る問題で、山崎幸二陸上幕僚ばくりょう長は5日、定例記者会見を行い、「防衛省・自衛隊全体に対する国民の信頼を揺るがす事態となってしまい、深くおわびする」と陳謝した。
  
 山崎氏は、陸自研究本部(現・教育訓練研究本部)の教訓課長が昨年3月に日報の存在を把握しながら防衛相らへの報告がなかった経緯を説明。教訓課長は、昨年2月に稲田朋美防衛相(当時)の指示でイラクの日報の照会が省内で行われていたことについて、「照会は、稲田氏の指示に基づくものだとは知らなかった」と話していることを明らかにした。
 
2018年04月06日 09時07分

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とぼけた見解としか思えない。

田母神俊雄は、ツイッターで一連の事態についての見解をツイッターで述べている。

https://twitter.com/toshio_tamogami?ref_src=twsrc%5Etfw

ツイッターで述べるべきこととは思えない。重大事案ととらえるなら、オフィシャルベースで文書として発表すべきことだ。

講演活動をしばらく中断、すなわち、防衛省内の倒閣の動きに歯止めをかけるべく注力いただきたい事案である。


航空自衛隊はどうだったか?

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http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180406-OYT1T50074.html?from=ytop_ylist

イラク派遣日報、「存在しない」空自でも保管
2018年04月06日 11時33分

 イラクに派遣された陸上自衛隊の日報問題に絡み、これまで「存在しない」としてきた航空自衛隊でも派遣当時の日報が保管されていたことがわかった。

 日報は航空幕僚監部で5日に見つかり、小野寺防衛相が6日、明らかにした。防衛省は、空自内でこれまで発見できなかった経緯を調べるとともに、ほかにも同様のケースがないか確認を進めている。

 同省によると、見つかったのは、空自が派遣された2003年12月~09年2月のうち、3日分で計3ページ。航空幕僚監部の運用支援・情報部に電子データで保管されていた。派遣部隊が作成したもので、部隊増強に関する内容だった。

 昨年2月、国会議員からの資料要求や国会質問を受け、空自も陸自同様、日報を探したが発見できなかった。当時の稲田朋美防衛相は「見つけることはできなかった」などと国会で答弁していた。その後、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の日報問題を受け、再度調査が行われたが、ここでも見つからなかった。当時は日報の保存について統一的な決まりがなく、多くは使用後に廃棄されていたとみられる。ところが、5日、国会議員からの資料要求を受けて空自内で改めて探した結果、存在が確認され、丸茂吉成航空幕僚長が6日朝、小野寺氏に報告した。

(ここまで526文字 / 残り276文字)
2018年04月06日 11時33分

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官庁や企業で勤務経験ある方ならわかっていることだが、日本のビジネス社会は、総じて文書管理を本務外と扱う傾向にある。文書管理を自分の仕事だと思わないのである。特に管理職。役員もである。

自衛隊が文書はあるとかないとか、報告が二転三転するのは、そのためであろうと推定する。



アメリカはどうかと言うと、アメリカンセンターあたりでアメリカ政府刊行物を漁った方ならご存じと思うが、文書管理と業務管理が一体化した状態で管理されている、データベース管理的な業務管理システムが構築されているという印象を持った。

―― 参考情報 ――――――――――

国務省出版物
https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/

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日本はどうであろうか?

確かに、陸自、航自の文書管理、ないと語られたものがあるとリークされ、政治問題化することはおかしい。しかし、それは、文書管理を下っ端の仕事だと決めてかかる日本的なビジネス慣行が原因となっている。

我が社もそうだった。管理職が、文書保存箱の棚卸を率先して対応することはなかった。
自衛隊だけの問題とは思えないのである。


日本のメーカーにおいては、品質管理システムが導入され文書管理がマニュアル的には履行されつつあるところにあるものの、文書管理をなおざりにするのは、その昔から続く、日本社会全体に蔓延る悪しき慣行だと言いたいのである。

以上

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