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2018.02.10 (Sat)

中共外交官を追い詰める方法 河野外務大臣に期待していること

第二次安倍政権にて外交力が飛躍的にアップしたことは間違いないところだが、当事者だったはずの岸田外務大臣からは、その痕跡を見出すことは難しかった。
岸田大臣は何を遠慮しているのか、当時、何度もそう思った。



後任の河野太郎外務大臣は違った。

とにかく、タイムリー、そして歯切れよく、ズバズバ言う。
外務大臣がここまで振る舞えるのか?正直驚いた。

ただ、日本にとって鬼門みたいな外交官とどう渡り合うか、気になっていた。

かつて駐日大使だった王毅である。


さて、「『こんな日本に誰がした』ー日本の危機と希望ー」という本にて、渡部昇一は王毅とのやりとりについてかく記述している。

||||| ここから引用開始 |||||||||||||||||||||||||||||||||||

101~102頁

渡部昇一

日本にシナ事変改変の責任はない

実は先週の日曜日、われわれのつくる研究仲間六人ぐらいのところに、中国大使の王毅さんをお招きして、食事をふくめて三時間ぐらいお話と討議をしました。その時、王毅さんは「とにかく小泉さんは靖国神社に参拝しないでください。参拝さえしなければ、もう中国と日本のわだかまりは何もなくなる」と言うのです。そんなことは何度も聞いた話ですから、こちらはのらない。天皇陛下の訪中のときも同じことでした。私は「清瀬弁護人が言ったよううにポツダム宣言は、どこの先進国の法律にも国際法にもなかったことです。だからA旧戦犯はその意味でも存在しないし、それを東京裁判が認めて無理やりやったけれども、それはあとでないことになりました」と言ったのです。それでも彼は「小泉さんが参拝をやらないと言ってくれれば、中国はなにも言わないのです」。聞いているうちに、「この人、かわいそうだな」と思ったのです。胡錦濤から「それだけを言え」と言われているのがありありとわかるからです。
ついでだから王毅さんと話をした時のことで、ぜひ知っておいていただきたいことをご紹介します。「中国の大陸で戦争があって、犠牲があったのです」ということを王さんはおっしゃる。それに対して日本ではみんな「悪うございました」と言うのですが、私は言いません。というのは、盧溝橋事件の時、日本兵は鉄兜をかぶっていないのです。だから、鉄兜をかぶっていない軍隊のほうから戦争を仕掛けることはありえないのです。戦火はすぐ上海に飛び火しますけれども、上海には日本の陸軍は一人もいませんでした。そこに三万五千とか五万とかいわれる中国正規軍が押しかけてきたのです。そこにいる日本人は皆殺しにされるおそれがありました。それで日本は出兵したのです。それから盧溝橋のほうでは、現地で話がついて、戦争は終わったはずなのにそれから二、三週間後に日本の一般市民が通州で二二〇人殺されました。いまアメリカ人の市民を二百人殺したら、アメリカはすぐ攻めます。同じことです。しかしシナ事変の開戦責任については、東京裁判は日本を裁くための裁判ですから、日本にその開戦責任を問おうとした。そして関係者もみな裁判所に呼び出されているのです。しかしすぐ帰されました。調べ始めたら、向こうが仕掛けたという事実がわかったからです。「シナ事変の開戦責任は日本にはないのです。東京裁判でもそうはできなかったのです」と言ったら、王毅さんは反論しませんでした。このことはよく覚えておいてください。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

渡部昇一が、「王毅さんは反論しませんでした。このことはよく覚えておいてください」と書いた理由、お気づきであろう。

日本政府に対し、一事が万事指図調で語る王毅に対し、あなたはあの時こう言いましたね!ということを我々が記録し、王毅対応メモとして共有化しておき、王毅が指図調で語った時、反論するのである。

デイベート的切り返しとして、こういう論法が考えられるのである。

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尖閣問題に関して、中共が領海、領空侵犯行為をやめないことについて、王毅に対し、王毅さんあなたは「とにかく小泉さんは靖国神社に参拝しないでください。参拝さえしなければ、もう中国と日本のわだかまりは何もなくなる」と言ったではありませんか?

今や、領海侵犯、領空侵犯をくりかえして日中のわだかまりをつくりだしているのは中共ではありませんか?

その後、日本の首相が、靖国参拝することは控えています。つまり、あなたの言ったとおり日本の首相が対応した期間があったので、わだかまりはないはずなのです。違いますか?王毅さん、あなたは、嘘をついているのですか?

それともあなたは、常に身勝手、常に自己中心的な主張をしたがる外交官なのですか?

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なぜ、こう具体的に書くのか?

王毅は、駐日大使時代から、一事が万事指図調で日中友好を語る、傲慢な外交官という印象があった関係で、過去の発言を記録しておいて論争をふっかけ、あの時こういいましたね式の情報を拡散させ、失脚に追い込めば、中共の外交力を低下させることにつながるからである。

王毅さん、あの時、あなたはこう言いましたね!式で追い詰める手法を提言しているのである。

ここで、日中外相会談時の河野太郎外相と王毅との写真を参照したい。

―― 参考情報 ――――――――――

王毅外相に潜水艦潜航で抗議 対北安保理決議を完全履行で一致 李氏に早期来日を要請
http://www.sankei.com/politics/news/180128/plt1801280011-n1.html

河野太郎王毅

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河野太郎大臣は、例によって、ズバズバ言ったようである。

河野太郎の目線がしっかりとしたカメラ目線であるのに対し、王毅の方は隠居じいさんみたいな雰囲気が漂っている。
王毅は現実を直視したくないのかもしれない。
たかが、外交対応上の写真に過ぎないことであるが、日本の政府首脳が相手国よりもカッコ良く映ることはとても大切なことだ。

私は河野太郎をハンサムと思ったことはない。
が、一生懸命やっていれば、多少不細工でもカッコ良く映ることがあるのだ。河野太郎にとっては一生の記念となる写真だろう。

以上

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テーマ : 尖閣・沖縄防衛 - ジャンル : 政治・経済

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